わが街中之島

京阪中之島線が開業し、職場までの通勤時間がDoor to Doorで30分を切った。
10月19日の開業時の喧騒も醒め、時差通勤途上の渡辺橋は静かなものだ。
Watanabebashi
Heisei
平成の京阪大鳥瞰図より
我がマンションは、鰻料理店の中之島竹葉亭の跡に建っている。
転居早々、この中之島の歴史等を知りたくて2冊の古書を買い求めた。
「中之島 よみがえれ わが都市」
1974年刊で、当時は大阪市役所の建て替えが問題となっていた。
Book01Showa01
あれから、30有余年 大阪市役所の建物も今では中之島になじんでいる。
昭和40年代は、ダイビル辺りはまだ宗是町と呼ばれていた。
もう1冊は「中之島誌」 厚さ5cm以上もある大作だ。
Book02Showa02
昭和11年 大阪国税局の前身「大阪税務監督署」は今の市立科学館の並びに在ったようだ。
ジュンク堂書店で古地図の復刻版が販売されていたので、2点買い求めた。
「大阪市街新地図」大正13年駸々堂旅行案内書発行
Taisho
昭和戦前と大きな変化はないが、蜆川に出入橋、浄正橋といった今は交差点に名前を留めるのみの橋が健在である。
弘化二年大阪細見図
Koka
中之島は蔵屋敷の島だ。我がマンションも豊後森藩及び豊後日出藩の蔵屋敷の敷地であったようだ。
豊後森藩といえば、佐伯泰英の時代小説「 酔いどれ小籐次留書」の主人公の籍を置いた藩である。
また、豊後日出藩は、同じく「居眠り磐音」・NHK時代劇「陽炎の辻」の主人公、坂崎磐音の関を置いた豊後関前藩(架空)のモデルとなった藩であり、城下カレイでも有名で、親しみを感じている。

“わが街中之島” への2件の返信

  1. おはようございます。
    私も堂島のジュンク堂で弘化2年の大阪細見図買いました。
    見ていて飽きませんね。
    戦前ものは昭和15年のわらじや製のオリジナルをもってます。

  2. コメントありがとうございます。
    レスが遅くなり失礼いたしました。m(__)m
    ファジーさんもですか。
    大正13年の地図も画風はわらじやと似ておりますが、市電の停留所の表現が少し異なるようです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です