Venice Simplon Orient Express 方向転換

2015年にロンドン・パリを旅行しましたが、旅行記を投稿しようと思いながら、途中で中断し、7年も経過してしまいました。
当時の状況から変化して情報としては古いものとなってしまいましたが、Venice Simplon Orient Express(VSOE)は、カレーからパリへ向かう本線はパリ北駅に向かう線でありながら、どのようなルートを通てパリ東駅に向かうかを詳しく記した情報について接していませんでした。

出発前に、オリエント急行について、乗車体験記のブログをいろいろと調べてみました。


すると、上記のブログ記事でオリエント急行が、カレーからパリ東駅に到着する際に、方向転換することが初めて知りました。

実際、どういうルートを通るのか検証しようと、オリエント急行乗車時に、GPSロガーをセットしていたのですが、バッテリー交換の際にロガーがオフになっていたことに気づかずにおりました。
また、下車間際の慌ただしさと夜間の暗闇のため、どこをどのように走行しているのか、まったく見当がつきませんでした。
ただ、パリ到着間際に、操車場のようなところでしばし停車し、列車の進行方向が変わったことは記憶しておりました。 帰国後、記事を作成しようと、方向転換の英文”change of direction”と”orient express” で検索すると、下記のサイトで、Noisy-Le-Sec(ノワジー=ル=セック)というところで方向転換することが判明しました。
Taable Note :: Venice Simplon-Orient-Express Photo 2015-09-30 09:04
残念ながら、このサイトは閉鎖されており、該当の記事はご覧いただけません。

そこで、”Noisy Le Sec” “orient express” で検索すると、方向転換中の画像を見つけることができました。
Voies Ferrées de France :: Les nantis se promènent à Bobigny
残念ながら、このサイトも閉鎖されており、該当の記事はご覧いただけません。

この画像から、GoogleMapのサテライトビューとストリートビューを探してみますと、撮影地点を見つけることが出来ました。

先ほどのサイトの文章に、”tête-à-queue” という言葉がありましたので、 “orient express” と組み合わせて再検索しますと、パリ東駅発カレー行の便ですが、Noisy-Le-Secで停車中の画像を見つけることができました。


 

これらの情報をもとに、Googleマップに方向転換のルートをトレースしてみました。


また、Forums LR PRESSEの同じスレッドには、乗車日のカレー行の走行写真を見つけることができました。

今回、記事をまとめるにあたり、Noisy-le Secでの方向転換について、検索してみました。

Enthusiast’s Guide to Travelling the Railways of Europe というサイトに、パリ近郊(イル・ド・フランス)の回送線についての記事を見つけました。


Garges-Sarcelles (Bifurcation Pierrefitte Sud) – Noisy le Sec
(ERA-E 24A3-B4; ERA-R 66C4-66C3; S+W 31B:A1-B2) FR152

This is a section of the Grande Ceinture circular freight route round Paris, linking the Paris Nord and Paris Est main lines. It is used only by the VSOE train between Paris Est and Calais Ville on Sunday mornings, instead of route FR151. Visit the VSOE website for dates and times.

Enthusiast’s Guide to Travelling the Railways of Europe

YouTubeに、Noisy-le-Secに到着するVSOEの動画が投稿されていましたので、シェアします。


上の動画のうp主様のブログの記事には、Noisy-le-Secに停車中のVSOEの画像がいくつか掲載されています。

また、TwitterにもNoisy le secに停車中のVSOEの画像が投稿されていましたので、シェアします。

Noisy-le-SecからGrande Ceintureを経てカレーに向かう画像をシェアします。

同じく、Grande Ceintureを北向するVSOEの動画です。

VSOEがパリ東駅に進入するあたり、途中で方向転換しなくても直接向かうルートはいくつかあるのでしょうが、何故、手間と時間をかけて方向転換を行うのか不思議なところです。

方向転換のルートを探している折に検索で見つけた、フランスのトレインスポッターのブログ記事の中から、私達が乗車した2015年9月20日のVSOEの記事を紹介します。

BB 26007 / Morbecque
こちらは、Flickerに投稿されていた2015年9月20日のVSOEです。
西日を浴びてBB27000型電気機関車に牽かれてパリに向かう姿は、乗車中の印象と重なります。

旅行時には、気が付いておりませんでしたが、帰国後数年経って、Googleマップにタイムラインという、移動履歴がマップ上に記録される機能があることを知り、当時のタイムラインを辿ってみましたところ、無事2015年9月20日の記録が保存されておりました。


VSOEの乗車記は改めて投稿する予定です。ご期待ください。

VSOE Istanbul to Paris 2022

8月26日から31日にかけてされた、Venice Simplon Orient Express (VSOE)のパリ-イスタンブール便については、先に記事にまとめさせていただきました。

さて、復路便についても往路便同様、SNSに投稿された記事を追いかけたものを記事としてまとめました。

旅行代理店のサイトでは、下記のとおりのスケジュールが発表されていました。
9/2 Istanbul Dep.15:00
9/3 Bucharest Arr.13:36
9/4 Bucharest Dep.10:15)
Sinaia 12:01 / 17:35
9/5 Budapest Arr.10:02
9/6 Budapest Dep.10:26
9/7 Paris Arr.15:00

往路の3年ぶりのイスタンブール到着というニュースに比べて投稿が少なく、サロンカーの向きからおそらくイスタンブルール発の便であろうという動画をYouTubeからシェアします。
9月3日、ルーマニアとの国境近くのブルガリアのルセ(Pcye)にClass44型とClass80型の2両の電気機関車に牽かれて到着しました。
ルセ(Pyce)でルーマニアのClass640型とClass66型ディーゼル機関車に交換し、ブカレストに向かいました。
ドナウ川を渡り国境を越えてルーマニアのジュルジュ(Giurgiu)に到着しました。
ブカレスト駅に到着です。線路上にもVSOEを撮影しようとする人たちが立ち入っています。
9月4日、ブカレスト北駅を出発しました。 地元の人たちもスマホで撮影しながら見送っていました。
VSOEがシナヤ(Sinaia)に到着しました。当ブログに埋め込めませんでしたので、YouTubeからご覧ください。
シナヤの北、ブラショフ(Brasov)をVSOEが通過しました。
夜のトランシルヴァニア地方を西に横断し、シギショアラ(Sighişoara)を通過しました。
続いて、メディア(Medias)を通過です。
9月5日、夜が明け、VSOEは、ハンガリーのベーケーシュチャバ(Békéscsaba)に到着し、ハンガリー国鉄(MAV)の480型電気機関車に交換しました。
9月6日、パリに向かうため、VSOEはM62型ディーゼル機関車に牽かれて、ブダペスト西駅に回送されてきました。
ブダペスト西駅を出発したVSOEは、ドナウ川を渡りブダ地区のケレンフェルド(Kelenföld)地区を走ります。
VSOEの運行会社、Belmond社のPVです。
パリに向かう途中、シャンパーニュ地方のエペルネー(Epernay)を通るコースのようです。
VSOEの乗客の投稿をInstagramからシェアします。
車内では、モエ・エ・シャンドンもサーブされたようです。
Belmond社の公式サイトでのルート案内です。
”早朝、有名なシャンパーニュ ハウスを散歩するために下車します。”との記述があります。
モエ・エ・シャンドン(Moët & Chandon)社は、エペルネーに本社を置きBelmond社と同じLVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン グループに属しています。
VSOEならではのプランです。


去る6月5日には、ヴーヴ・クリコ250周年を記念し、ランスからベネチアまで、VSOEの特別列車が運行されましたが、今回のイスタンブール便の途中だけでなく、シャンパーニュ地方を訪れることが出来れば良いしょうね。

余談となりますが、レギュラーコースのベネチア便の再開となる、9月8日のカレー駅
イスタンブール便では外されていたFS(イタリア国鉄)所有のサービスカーが再度連結されました。
8月12日に、クレルモン フェラン(Clermont Ferrand)でメンテナンスを受けた3912号 Ytb型寝台車のサービスカーが回送されてきましたが、次は3915号のサービスカーがメンテナンスを受けるのでしょうか。

VSOE Paris to Istanbul 2022

パリからイスタンブールまで年に一度運行されている、Venice Simplon Orient Express (VSOE)ですが、2020年・2021年は新型コロナウイルス感染症の影響によりキャンセルとなりましたが、今年は8月26日から31日にかけて無事運行されました。

6日間にSNSに投稿された記事を追いかけてきましたが、ここにブログ記事としてまとめさせていただきます。

旅行代理店のサイトでは、8月26日出発の案内とともに、下記のとおりのスケジュールが発表されていました。
8/26 Paris(Gare de l’Est) Dep.15:53
8/27 Budapest Arr.15:42
8/28 Budapest Dep.18:08
8/29 Sinaia Arr.08:52 Dep.12:20
   Bucharest Arr.14:16
8/30 Bucharest Dep.09:05
8/31 Istanbul Arr.15:18

ところが実際には、パリ・リヨン駅(Gare de Lyon)を11:33発
Gare de Lyonでは、レッドカーペットが敷かれ、特別感を感じます。
ディジョン(Dijon)経由で、バーゼル(Bâle)からスイスに向かったとのことです。
イタリア国鉄のUIC-Xタイプのサービスカーは外され、CWIL 15両の美しい編成でした。
翌日27日、ハンガリー国鉄480 型電気機関車です牽かれてオーストリアのウィーン中央駅(Wien Hbf.)を通過する動画をFacebookからシェアします。
ハンガリーのブダペスト西(Budapest Nyugati)駅に到着したVSOEは、方向転換のため、クーバーニャ キシュペシュト(Kőbánya-Kispest)駅に向かい、再度方向転換して、M41型ディーゼル機関車に牽かれ、鉄道博物館の構内の留置線に向かいました。
翌8月28日ブカレストに向かうため、留置線よりブダペスト西駅まで、M41型ディーゼル機関車に牽かれて回送されてきました。
ブダペスト西駅を480型電気機関車に牽かれてVSOEは、ルーマニアのクルティチ(Curtici)駅に到着し、477型電気機関車と40型電気機関車2両の電気機関車に牽かれてブカレストに向かったのをドローンで空撮した動画です。
テイウシュ(Teiuș)駅に到着です。この駅で方向転換して、トランシルバニア地方を東に向かいます。
8月29日、シナヤ(Sinaia)駅に到着しました。8:52~12:20停車し、シナヤ修道院などを観光しました。
EA 40-0799-0 RO-SNTFC + EA 477-689-0 RO-SNTFC
プラホヴァ(Prahova)川の石橋を渡る画像をFlickeからシェアします。
テイウシュ(Teiuș)駅で方向転換しましたので、クルティチ(Curtici)駅を出発時には赤色の機関車が先頭でしたが、青色の機関車が先頭になっています。
1:01頃から、プラホヴァ川の石橋を渡る様子がご覧いただけます。
ブカレスト北駅(Gara de Nord)に到着しました。
8月30日 イスタンブールに向けてブカレスト北駅で、出発準備中のVSOEの画像をインスタグラムからシェアします。
ルーマニア国鉄の2両の電気機関車に牽かれてドナウ川を渡り、ブルガリアのルセ(Pyce)に到着し、ブルガリア国鉄のSmartronディーゼル機関車に交換し、黒海沿い都市ヴァルナ(Ва̀рна)に向かいました。
30分と長いドローン空撮動画ですがYouTubeからシェアします。
黒海沿岸のヴァルナ(Ва̀рна)駅に停車中VSOEの画像をインスタグラムからシェアします。 17:40に到着し21:15に出発しましたが、地元の方々が日が暮れて「映え」する画像を数多く投稿されています。
8月31日、Hyndai-Rotem製のE68000型電気機関車に牽かれてイスタンブール駅に到着しました。
トルコの民族衣装を着た人たちの歓迎を受けている様子がYouTubeに投稿されましたのでシェアします。
Belmond社公式サイトから、パリ―イスタンブール便の案内を紹介します。

日本では、まだまだマスクが外せない日常ですが、VSOEの車内でも車外でもマスクを外して行動されているのが驚きです。
復路もSNSで追いかけながら、また記事をまとめたいと思います。

Venice Simplon Orient Express via Côte d’Azur

ベニス・シンプロン・オリエント急行(Venice Simplon Orient Express)は、様々なバリエーションコースがあり、今年の5月にもディオールのプロモーションによるチャーター列車がカンヌまで運行されました。

 

さて、Facebookに、VSOEがパリからカンヌ・ニースを経由して、イタリア・リグーリア州(Liguria)の4つの駅に停車し、ベニスに向かう旨の投稿がありました。
パリからのVSOEがリヨン・パールデュー駅 (Gare de Lyon PartDieu)を、カンヌ経由でベネチアまで向かいました。
 
 
 
 
 
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夜が明け、地中海に沿って走ります。

[F-SNCF] | BB126004 | Anthéor | 12/08/2022

カンヌの手前、有名なアンテオール高架橋(Viaduct of Anthéor)を渡るVSOEの画像をFlickrからシェアします。

ニース駅に到着した動画がFacebookにアップロードされていましたので、紹介します。

 
 
 
 
 
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ニース駅のドームの下、明るい南仏の雰囲気が醸し出されています。

[F-SNCF] | BB126004 | Latte | 12/08/2022

コート・ダジュールの海岸沿いを走るVSOEの画像をFlickrからシェアします。
まさに、紺碧海岸を走るという画像ですね。

続いて、アラッシオ(Alassio)に到着です。
E402b 165 と E402b 139 の2両の電気機関車に挟まれ、ジェノバ・サンピエルダレナ(Genova Sampierdarena)駅を通過していきました。
 
 
 
 
 
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ジェノバ・ピアッツァ・プリンチペ駅(Stazione di Genova Piazza Principe)に到着しました。

VSOEを運行するベルモンド社では、下記のように、カンヌへのコースをホームぺージで紹介しております。

今後のスケジュールは未定ですが、次の運行も期待したいところです。

さて、昨年はキャンセルとなったVSOEのイスタンブール便。今年は8月26日の出発予定です。

無事運行されるでしょうか。

スペインのブルートレイン Tren Azul

豪華駅舎の廃墟として有名な、スペイン-フランス国境のカンフランク国際駅は1928年7月18日に開設されましたが、2022年7月18日に94年目を祝うセレモニーが開催されました。

カンフランク国際駅はスペインのサラゴサとフランスのボルドーを結ぶ途中にありましたが、1970年3月にピレネー山脈のフランス側にある鉄橋が列車の脱線により破壊され、財政上の理由により以後国境を超える列車の運行は中止されました。

長期間の運行中止により、駅周辺は荒れ果てておりましたが、近年観光資源として活用するため、カンフランク国際駅の駅舎をホテルとして利用するため復元工事が行われ、まもなく開業するとのことです。

カンフランク国際駅の復元プロジェクトはこちらをご覧ください。

復元工事中のカンフランク国際駅のドローン映像です。
7月16日には、旧ワゴン・リ客車を含む列車が、カンフランク駅に向けて運行されました。
この列車はTren Azul(ブルートレイン)と呼ばれています。
復路 カンフランク駅を発つ様子です。
Tren Azulは、La Asociación Zaragozana de Amigos del Ferrocarril y Tranvías (AZAFT)という公益団体によって2008年から運行されています。

いつか、カンフランク国際駅のホテルに泊まり、ピレネー山脈を越えてスペイン・フランス両国を巡ってみたいものです。