佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2024 蝶々夫人

佐渡裕芸術監督プロデュースオペラも2021年の「メリー・ウィドウ」、2022年の「ラ・ボエーム」、2023年の「ラ・ボエーム」に引き続き、今年は「蝶々夫人」

西宮北口駅からぺデストリアンデッキを渡り兵庫県立芸術文化センターに向います

今回も2階席最前列の席で。

第1幕が降りると、蝶々さん役の高野百合絵さんはじめ、アンサンブルの皆さんもカーテンコールに応じてくださいました。
海外でのオペラ公演ではよくあることですが、幕間のカーテンコールに応じていただいたのは初めてでした。
(引用したツイートは7月17日の公演より)

幕間の一杯もお愉しみのひとつ。白ワインとともに一息。

演出や舞台装置は、2006年・2008年と同じもののようですが、メインとなるキャストはもちろんですが、女衒のゴローや叔父のゴローの振る舞い、花嫁衣裳に蝶の刺繍、桜の木をはじめとした舞台装置など、歌舞伎の一場面を観ているようで、日本人の手により「蝶々夫人」が、いわば完成形に至ったのではと個人的な感想です。

公式サイトには、この日の出演者によるリハーサルの公演写真が掲載されています。

今年もカーテンコールは撮影可能と嬉しい配慮でした。

「蝶々夫人」は、2015年のパリ・バスティーユのオペラ座以来の2度目の鑑賞です。

この、Robert Wilsonによる演出は、黒と白を基調としたもので、私には馴染めないものでしたが、パリでは今シーズンも公演予定となっています。

このRobert Wilsonによる演出のDVDは、2003年の旧アムステルダム音楽劇場による公演のものが発売されております。日本語字幕はありませんが、ご興味のある方は下記リンクからどうぞ。


これまでですと、公演終了後は大阪に戻ってから食事という流れですが、今回は余韻に浸りながらということで、会場近くの野菜ビストロ legumesで。

ブルゴーニュの赤と鹿肉をいただき、ほろ酔い加減で帰ってきました。

来年は「さまよえるオランダ人」とのこと。

2020年の「ニュルンベルクのマイスタージンガー」がコロナでキャンセルとなりましたので、初ワーグナー。今から楽しみです。

オペラ「ウインザーの陽気な女房たち」-フェニーチェ堺

今年最初のオペラ鑑賞は、3月23日(土)フェニーチェ堺でのオットー・ニコライ作曲『ウインザーの陽気な女房たち』


昨年2月に「彩の国シェイクスピア・シリーズ『ジョン王』」梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで


昨年10月に「レイディマクベス」を京都劇場で
とシェイクスピア物を立て続けに観ており、今回はオペラで。

今回は、1階席での鑑賞。
主人公のファルスタッフと2人の夫人たち、そしてその夫たちのコミカルな掛け合い。ドイツ語での公演のため、リズムが少々硬く感じましたが、楽しく鑑賞しました。

舞台装置は見覚えのある形状をしております。2022年12月の「セビリアの理髪師」で観た2階構造のセット。「堺市民オペラ」ならではなものなのでしょう。

カーテンコールは撮影可ということで、拍手をしながらパチリ。

ファルスタッフといえば、ヴェルディ作のオペラでも有名です。

2013年7月に東京出張の折に、時間がありましたので、渋谷のBunkamuraの映画館 ル・シネマで、パリ・オペラ座へようこそ ライブビューイングのファルスタッフを観てまいりました。
「ウインザーの陽気な女房たち」同様、コミカルな内容ですが、ファルスタッフが洗濯籠に隠れたまま放り投げられるシーンは臨場感がありました。

さて話を戻して、オペラ鑑賞後は大阪市内に戻り心斎橋大丸にあるお茶屋バー 近江榮で天ぷらを

最近、アルコールがめっきり弱くなっており、ボトルドティーというジャンルがあるそうで、この日は、ロイヤルブルーティーのボトルドティーを堪能させていただきました。

新たなジャンルに目覚めた思いです。

 

佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2023 ドン・ジョヴァンニ

今年は、1月に「フィガロの結婚」、3月に「こうもり」、7月に「ドン・ジョヴァンニ」、12月に「天国と地獄」と4作を鑑賞し、年間過去最多数ではなかったでしょうか。

さて、その「佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2023 ドン・ジョヴァンニ」
SNSでは記事を投稿しておりましたが、このブログには、未投稿でしたので、遅ればせながら、今年を振り返ってを兼ねて投稿いたします。

佐渡裕芸術監督プロデュースオペラは、2021年の「メリー・ウィドウ」、2022年の「ラ・ボエーム」に引き続き、3回目の「ラ・ボエーム」。
会場の兵庫県立芸術文化センターには、「のだめカンタービレの音楽会」で毎年足を運んでいるのに、3作しか鑑賞していないとは、残念なことをしました。

毎回のことですが、西宮北口駅から兵庫県立芸術文化センターに向かってベデストリアンデッキを歩く度、ワクワクします。

今年は、ロビーにドン・ジョヴァンニの仮面が設置されていましたので、ちょっとポーズ。

今回も2階席最前列の席で。

動画では、何度も観ておりますが、劇場では初見。楽しみです。♪

ドン・ジョヴァンニのアリアはいろいろありますが、従者のレッポロが唄う「カタログの歌」も有名です。

本公演の動画ではありませんが、画面上の日本語訳とともにお聴きください。

こちらも本公演の動画ではありませんが、タイトルロールの大西宇宙さんの「お手をどうぞ」
少し上品な「ドン・ジョヴァンニ」です。

ホワイエではアルコールの提供も再開されており、幕間にはワインで一献

舞台の写真は公式サイトに掲載されていますので、次のカードをご覧ください。

ラストの地獄落ちの場面です。

カーテンコールは撮影可能と嬉しい配慮。

兵庫芸文センター オペラ公式Twitterより、カーテンコールの動画を

さて、来年の夏は、プッチーニの「蝶々夫人」

2015年のパリ・オペラ座以来の2度目の「蝶々夫人」となりますが、今から楽しみです。

オペラッタ「天国と地獄」-びわ湖ホール

2023年最後の劇場鑑賞は、12月23日(土)びわ湖ホールでのオッフェンバック作曲『天国と地獄』

前日から雪が予報されていたので、早めに到着をと思い、新快速のAシートを予約

e5489で2席並んで空いているなと思ったら、窓の無い席でした(^^ゞ
また、大阪駅では、9号車なので9番の扉位置で待っていたら、違ってホーム上を駆け足というドタバタでのスタート(・_・;)

大津駅で義姉夫婦と合流し、昼食の後会場へ。

びわ湖ホールの目前には、びわ湖が拡がっており、天気予報に反して好天で、比叡山はもちろん、正面には、びわ湖大橋が望まれました。

開演が午後2時から。

今回は中ホールでの公演ですが、折よくRB席を確保

ロビーには、神々相関図や「天国と地獄」のベースとなったギリシア神話の「オルフェとユリディス」のあらすじが掲示されていました。

日本語公演なので、ある程度の置き換えはあるだろうと予想はしておりましたが、まずは、狂言回しの「世論」は「字幕」と名前を変え、AIの女神の位置づけ。
その他の役名はそのままながらも、時代は現代日本風。
スマートフォンも小道具として使われたり、LINEの通知音が効果音に使われたり。
台詞の中には、現代世相を反映し、政治への風刺もチラリ。
びわ湖の名産品(スポンサー企業の商品を含む)も登場させ笑いを呼ぶというのもお約束の一つでしょうか。
ジュピターがハエ男として登場するシーンは、「天国と地獄」の中ではいつも楽しみにしてますが、今回は、なんと「仮面ライダー」。仮面ライダーのテーマソングととも登場し、しかも「ショッカー」も登場。

また、「天国と地獄」の音楽は聴きなれた曲も多く含まれていますが、開演前の演出家の岩田達宗氏が「どうぞ手拍子も」と話されており、「地獄のギャロップ」では会場一同手拍子で盛り上がり、フィナーレ後のカーテンコールも拍手が鳴りやみませんでした。

以下に主催のびわ湖ホールと演奏の大阪交響楽団のツィートを紹介します。

21日のキャストは、23日も出演

オペラ後の食事も楽しみの一つ。

義姉夫婦と一緒にお薦めのお店で、泡赤赤白とともに。

6時前から10時過ぎまで、話もはずみ、美味しいお料理・ワインとともに楽しいひとときでした。

オペラッタ「こうもり」-フェニーチェ堺

1月の「フィガロの結婚」に引き続き、3月19日(日)フェニーチェ堺でオペラッタ「こうもり」を観てきました。

開演は14:00。
主催は、堺シティオペラと大阪交響楽団

舞台には、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートのように、花飾りが施されています。

大阪交響楽団の公式ツイートの画像で、舞台の様子が良くわかります。

さて、今回の公演はセミステージ形式ですが、セリフは日本語のため解りやすく、またゲストとして出演のオペラ歌手の福原寿美枝さんと藤田卓也さんにはパーティに招かれたゲストとしてアリアを披露していただくという趣向も仮面舞踏会らしい演出でした。もう一人のゲスト出演の茂山千三郎さんは、看守のフロッシュ役で第3幕から登場ですが、ユーモアを交えた演技で楽しませてくれました。

予備知識もないままの観劇でしたが、こうもり序曲で開幕、口笛奏者の農澤明大さんによるワルツやポルカの演奏、シャンパンの歌の合唱、舞台の花飾りと二人のゲストによるアリアと、ウイーンフィル・ニューイヤーコンサートとNHKニューイヤーオペラコンサートを合わせたような中身の濃いひとときでした。

また、次のオペラ鑑賞が楽しみです。

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