2024年度 全国共同制作オペラ [兵庫] プッチーニ 歌劇『ラ・ボエーム』

2021年10月フェニーチェ堺、2022年7月兵庫県立芸術文化センターに続いて3度目の「ラ・ボエーム」

井上道義マエストロが2024年末での引退を宣言し、この「ラ・ボエーム」が最後に取り組むオペラとのこと。東京、名取、京都、兵庫、熊本、金沢、川崎と巡回し、それぞれの地でのオケとの共演。
この日はご当地 兵庫芸術文化センター管弦楽団の演奏でした。

この日は、3階席でしたので、幕間の混雑を見込んで開演前に一献

公演の様子は、兵庫芸文センター オペラ公式Insutagramアカウントより、フォトギャラリーを紹介しましょう。

第1幕・第2幕

 
 
 
 
 
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第3幕・第4幕

 
 
 
 
 
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ロドルフォ達の部屋ですが、第1幕では小船でも良かったのですが、第4幕のミミの亡くなるシーンは、寒さと貧しさを感じさせる昨年のような屋根裏部屋のほうが合っていたなと思うのは欲張りでしょうか。

と、上記のように、2022年の公演について生意気な投稿をしましたが、今回、第1幕と第4幕では、屋根裏部屋での舞台。2021年の堺公演では寂しかった第3幕のカフェ・モミュスも雰囲気も出ていました。

 

そして、カーテンコール

 
 
 
 
 
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井上マエストロも兵庫県立芸術文化センターでは最後の指揮ということで、兵庫芸術文化センター管弦楽団とも名残を惜しみながら幕を閉じました。

参考までに2021年、2022年の公演について投稿した記事を下記に。

イタリア 三題

先日、いつもランチで通っているイタリアンのお店で、仕事帰りに白ワインをお願いしたところリースリングを選べば、イタリアチロル地方の産とのこと。

珍しいなとGoogle先生のお世話になりましたところ、トレンティーノ・アルト・アディジェ地方北部のKellerei Eisacktal というワイナリーのものとのこと。

ワイン自体は、普通にリースリングでしたが、地図をそのワイナリーの西へと目を移すと「メラン」という地名が。Zゲージの鉄道模型を愉しんでいる方にはご存じの地名で、NOCHの最新のトランクレイアウトの商品名にもなっています。

メランの駅は、NOCHのレイアウトよりも立派な駅で、ブドウ畑も周囲にあり、トランクレイアウトを購入し手を加えてみたくなります。

また、トレンティーノ・アルト・アディジェ地方は、Venice Simplon Orient Express がインスブルックからブレンナー峠を越えてベネチアに向かう経路上でもあります。


photo @belmond.com

Kellerei Eisacktalの最寄りのキウーザ(Chiusa)駅もオリエント急行が駆け抜けたことでしょう。



そんな旅情に思いを馳せながら夕餉の時を過ごしました。


続いては、

イタリア国鉄の客車が夜の雪の駅に停車中のジャケットに惹かれて、ルトスワフスキの管弦楽作品集2を購入しました。

ずいぶん前から気になっていましたが、現代曲は苦手意識があり時宜を逸して入手困難となっていましたが、折よくアマゾンで見つけイギリスから1ケ月以上かかって受領。

曲のほうは、中盤「パガニーニの主題による変奏曲(ピアノと管弦楽編)」は馴染みのある曲で、その勢いに牽き付けられ、最後の交響曲第4番まで聴きとおすことが出来ました。
しかし、苦手な作曲家の一人であることには変わりはなさそうです。(^^ゞ

さて、この駅は何処だろうとブックレットのcover:Going to Polandを頼りのまずグーグルマップでルート検索です。

航空写真をアドリア海からウィーンに向けて線路を辿りましたが、トンネルに阻まれ幾度かルートをロストしましたが、ついに見つけました。アルプス山中に跨線橋らしきものがある駅を。

Tarviso Boscverde(タルヴィージオ ボスベルデ)駅です。

グーグルマップに共有されている画像を眺めていますと、ガラス張りの跨線橋と、斜めの階段の形がジャケットと同じです。
ナイトジェットの画像もありましたが、ローマとウィーンを結ぶナイトジェットも運行されているそうで、この駅で間違いなさそうです。


長くなりましたが、もう一題

ヨーロッパには1986年と2015年の2度訪れましたが、イタリアにはまだ訪れておりません。

1986年9月にスイスのツェルマットからロープウェイを乗り継いでクライン・マッターホルン(Klein Matterhorn 3,883m)まで上った時のことです。

西側を遠くモンブランを望む手前に、イタリア側の谷の集落が見えます。

訪れたい場所は数々ありますが、一度はイタリアにも訪れたいものです。

佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2024 蝶々夫人

佐渡裕芸術監督プロデュースオペラも2021年の「メリー・ウィドウ」、2022年の「ラ・ボエーム」、2023年の「ラ・ボエーム」に引き続き、今年は「蝶々夫人」

西宮北口駅からぺデストリアンデッキを渡り兵庫県立芸術文化センターに向います

今回も2階席最前列の席で。

第1幕が降りると、蝶々さん役の高野百合絵さんはじめ、アンサンブルの皆さんもカーテンコールに応じてくださいました。
海外でのオペラ公演ではよくあることですが、幕間のカーテンコールに応じていただいたのは初めてでした。
(引用したツイートは7月17日の公演より)

幕間の一杯もお愉しみのひとつ。白ワインとともに一息。

演出や舞台装置は、2006年・2008年と同じもののようですが、メインとなるキャストはもちろんですが、女衒のゴローや叔父のゴローの振る舞い、花嫁衣裳に蝶の刺繍、桜の木をはじめとした舞台装置など、歌舞伎の一場面を観ているようで、日本人の手により「蝶々夫人」が、いわば完成形に至ったのではと個人的な感想です。

公式サイトには、この日の出演者によるリハーサルの公演写真が掲載されています。

今年もカーテンコールは撮影可能と嬉しい配慮でした。

「蝶々夫人」は、2015年のパリ・バスティーユのオペラ座以来の2度目の鑑賞です。

この、Robert Wilsonによる演出は、黒と白を基調としたもので、私には馴染めないものでしたが、パリでは今シーズンも公演予定となっています。

このRobert Wilsonによる演出のDVDは、2003年の旧アムステルダム音楽劇場による公演のものが発売されております。日本語字幕はありませんが、ご興味のある方は下記リンクからどうぞ。


これまでですと、公演終了後は大阪に戻ってから食事という流れですが、今回は余韻に浸りながらということで、会場近くの野菜ビストロ legumesで。

ブルゴーニュの赤と鹿肉をいただき、ほろ酔い加減で帰ってきました。

来年は「さまよえるオランダ人」とのこと。

2020年の「ニュルンベルクのマイスタージンガー」がコロナでキャンセルとなりましたので、初ワーグナー。今から楽しみです。

オペラ「ウインザーの陽気な女房たち」-フェニーチェ堺

今年最初のオペラ鑑賞は、3月23日(土)フェニーチェ堺でのオットー・ニコライ作曲『ウインザーの陽気な女房たち』


昨年2月に「彩の国シェイクスピア・シリーズ『ジョン王』」梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで


昨年10月に「レイディマクベス」を京都劇場で
とシェイクスピア物を立て続けに観ており、今回はオペラで。

今回は、1階席での鑑賞。
主人公のファルスタッフと2人の夫人たち、そしてその夫たちのコミカルな掛け合い。ドイツ語での公演のため、リズムが少々硬く感じましたが、楽しく鑑賞しました。

舞台装置は見覚えのある形状をしております。2022年12月の「セビリアの理髪師」で観た2階構造のセット。「堺市民オペラ」ならではなものなのでしょう。

カーテンコールは撮影可ということで、拍手をしながらパチリ。

ファルスタッフといえば、ヴェルディ作のオペラでも有名です。

2013年7月に東京出張の折に、時間がありましたので、渋谷のBunkamuraの映画館 ル・シネマで、パリ・オペラ座へようこそ ライブビューイングのファルスタッフを観てまいりました。
「ウインザーの陽気な女房たち」同様、コミカルな内容ですが、ファルスタッフが洗濯籠に隠れたまま放り投げられるシーンは臨場感がありました。

さて話を戻して、オペラ鑑賞後は大阪市内に戻り心斎橋大丸にあるお茶屋バー 近江榮で天ぷらを

最近、アルコールがめっきり弱くなっており、ボトルドティーというジャンルがあるそうで、この日は、ロイヤルブルーティーのボトルドティーを堪能させていただきました。

新たなジャンルに目覚めた思いです。

 

佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2023 ドン・ジョヴァンニ

今年は、1月に「フィガロの結婚」、3月に「こうもり」、7月に「ドン・ジョヴァンニ」、12月に「天国と地獄」と4作を鑑賞し、年間過去最多数ではなかったでしょうか。

さて、その「佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2023 ドン・ジョヴァンニ」
SNSでは記事を投稿しておりましたが、このブログには、未投稿でしたので、遅ればせながら、今年を振り返ってを兼ねて投稿いたします。

佐渡裕芸術監督プロデュースオペラは、2021年の「メリー・ウィドウ」、2022年の「ラ・ボエーム」に引き続き、3回目の「ラ・ボエーム」。
会場の兵庫県立芸術文化センターには、「のだめカンタービレの音楽会」で毎年足を運んでいるのに、3作しか鑑賞していないとは、残念なことをしました。

毎回のことですが、西宮北口駅から兵庫県立芸術文化センターに向かってベデストリアンデッキを歩く度、ワクワクします。

今年は、ロビーにドン・ジョヴァンニの仮面が設置されていましたので、ちょっとポーズ。

今回も2階席最前列の席で。

動画では、何度も観ておりますが、劇場では初見。楽しみです。♪

ドン・ジョヴァンニのアリアはいろいろありますが、従者のレッポロが唄う「カタログの歌」も有名です。

本公演の動画ではありませんが、画面上の日本語訳とともにお聴きください。

こちらも本公演の動画ではありませんが、タイトルロールの大西宇宙さんの「お手をどうぞ」
少し上品な「ドン・ジョヴァンニ」です。

ホワイエではアルコールの提供も再開されており、幕間にはワインで一献

舞台の写真は公式サイトに掲載されていますので、次のカードをご覧ください。

ラストの地獄落ちの場面です。

カーテンコールは撮影可能と嬉しい配慮。

兵庫芸文センター オペラ公式Twitterより、カーテンコールの動画を

さて、来年の夏は、プッチーニの「蝶々夫人」

2015年のパリ・オペラ座以来の2度目の「蝶々夫人」となりますが、今から楽しみです。

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