Zゲージ車両模型の制作

オリエント急行やラインゴルトを走らせたくてZゲージ鉄道模型を始めたのですが、製品として発売されている車両だけでは飽き足らず、自分の乗車した列車や名列車と呼ばれる列車の模型も走らせたいと思うこともしばしばありました。

いきなりスクラッチビルドに挑戦するのは技術もなく、折よく発売されたディスプレイモデルや3Dプリント出力サービスの車体、インターネットで公開されているペーパークラフトの走行化に取り組んでまいりました。

私が所属するZゲージ鉄道模型を愉しむグループ「Baden谷九」が2017年10月28日に開催したオープンイベント Osaka Z Day 2017 では、これまでに制作した車両を交えて、「特別企画:ヨーロッパの名列車」の中で紹介させていただきました。

この時展示したEF58をはじめ3Dプリントの車体については、一応走行可能となったものの、一向にに改造の進捗が進まず、「仕掛り大魔王」と某ブログで呼ばれてしまっておりました。

その後、2020年及び2021年開催のオンラインイベント Osaka Z Day オンラインにおいて、Zゲージの車両制作について発表する機会を得ました。
まずは、これまでに制作した車両の記事を再編集のうえ順次追加していくとともに、制作途上の車両について、仕掛りのまま終わらせず、順次制作を再開し、完成次第記事を投稿する予定です。

現在 Googleで「Zゲージ」をキーワードで検索しますと、私のサイトの中では、このページが一番最初に表示されます。車両制作については、本格的に行えているわけではないのですが、お手軽車両制作の一例として、参考にしていただければ幸いです。

2023.01.25


まず、これまで自作・改造した車両(制作中を含む)を動画で紹介します。ご覧になりたい動画のサムネイルをクリックしますと、動画が再生が始まります。


以下に、これまで自作・改造した車両の制作記事を紹介します。
各項目のブログカードから記事をご覧ください。


24系寝台客車「北斗星」

2007年秋に北斗星に乗車して北海道を訪れたことから、この北斗星を模型で走らせてみたいと思ったところ、2005年にタカラから「マイクロゲージ」という電池式の模型が食玩として発売されており、2007年には、アキアから北斗星の牽引機であるEF81がZJゲージとして発売されたことから、マイクロゲージの客車にアキアから食玩として発売されていた485系特急電車の模型の下回りを組み合わせて、このEF81に牽かせたものです。


近鉄電車

2009年3月に近鉄百貨店が鉄道ジオラマ「名勝地シリーズ」として、近鉄沿線の名勝地をZゲージサイズのミニジオラマを企画販売し、ジオラマを飾る6種類の近鉄電車もZゲージサイズで2009年8月に発売されました。
そこで、近鉄鶴橋駅構内にあった 鉄道グッズショップ「GatanGoton」で通勤型の1230系と特急型の12200系を2両づつ買い求め、下回りをZJゲージの485系のものと置き換え、パンタグラフはTOMIXの新幹線用を使用し、Zゲージ化改造したものです。


Le Mistral

パートワーク雑誌の出版社のデアゴスティーニ・グループの1社であるAtlas出版より2012年にAtlas Minitrainsとして世界の名列車がZゲージサイズで発売され、ドイツ等のZゲージコミュニティでは、Zゲージ化について賑わっておりました。

Atlas社はフランスの出版社で、フランス国内をターゲットにTRAIN BLEUとLe Mistralが販売されており、フランスのZゲージコミュニティLe Z forumで、機関車のCC7100はメルクリンのBR103の下回りで、客車もメルクリン客車の下回りを利用して改造した記事が投稿されており、それを参考にCC7100はBR103より、客車はちょうど3D出力サービスのShapewaysで走行化改造用の床板と台車が発売されましたので、これらを組み合わせて走行化改造したものです。


TGV

TGV (Train à Grande Vitesse テジェヴェ) いわゆる、フランス国鉄 (SNCF) 新幹線です。
1986年に初めて海外旅行した折にパリからローザンヌまで乗車しました。
以前からZゲージでも走らせたい思って、TGV-Webで公開されているペーパークラフト素材を用意しておりました。
Osaka Z Days 2017 の開催が決まり、特別企画「ヨーロッパの名列車」にふさわしい列車と思い、初の自作への挑戦ですが、思い腰を上げた次第です。


Settebello

パートワーク雑誌の出版社のデアゴスティーニ・グループの1社であるAtlas出版より2012年にAtlas Minitrainsとして世界の名列車シリーズがZゲージサイズで発売されました。
これまでに、フランスのパリとニースを結ぶ特急「ミストラル(Le Mistral)」の走行化改造を行いましたが、この度 私が参加している、関西を中心としたZゲージ鉄道模型の愛好者のグループ「Baden谷九」によるオープンイベント「Osaka Z Day 2018」に、イタリアからゲストを迎えることとなり、歓迎の意を表して、シリーズの中の、イタリアのローマとミラノを結ぶ特急列車「セッテベロ(Settebello)」をロクハンから発売されているZショーティシリーズの動力ユニットを組み合わせて走行化改造を行いました。


EF58

2006年2月に発売された、「鉄道ファン VOL.3 ゴハチ」を同じ2C-C2の軸配置のペンシルバニア鉄道GG1型電気機関車の下回りと組み合わせせて走行化改造を行いました。


Shapeways等の3Dプリント製品

Zゲージ鉄道模型のボディが3DプリントサービスのShapewaysから発売されているのを知り、CNLのボディを購入して以来、BR627,BR426,BR628,BB7200,キハ58系といった車両の走行化に取り組んできました。 といっても、下回りを組み込んだだけで、塗装やディテールアップはこれからです。


Osaka Z Day 2020 オンライン – 「Z進化形としての私の楽しみ方」車両自作編

2020年12月5~6日に開催した、オンラインイベント「Osaka Z Day 2020 オンライン」において、「『Z進化形としての私の楽しみ方』車両自作編」のテーマで、発表を行う機会を得ました。

発表の内容は、これまでの制作した車両の紹介ということで、このページの内容に沿って、実際に制作・加工した車両をご覧いただきながら紹介する予定でしたが、パワーポイントの準備が整わずライブ配信ではgdgdになってしまいました。

発表の模様は、ライブ配信したものを、Baden谷九のYouTubeチャンネルでご覧いただけます。


Osaka Z Day 2021 オンライン – ワークショップ「車両自作の楽しみ」

2021年12月25日に開催した、オンラインイベント「Osaka Z Day 2021 オンライン」において、「ワークショップ『車両自作の楽しみ』」のテーマで、発表を行いました。

発表と言いましても、私自身の作品の発表ではなく、Zファミリーの渡辺進氏の既製品改造及びNゲージ製品を縮小カラーコピーしたペーパーボディによる自作方法について、ご本人からご教示いただいた内容を基に、パワーポイントにまとめて発表したものです。

パワーポイントでの発表の模様は、ライブ配信した動画を編集し、Baden谷九のYouTubeチャンネルでご覧いただけますが、当日使用したパワーポイントのドキュメントについては、こちらからダウンロードいただけます。よろしければご覧ください。

また、渡辺氏の車両やレイアウトについて撮影した動画をYouTubeの再生リストに登録しております。ご覧になりたい動画のサムネイルをクリックしますと、動画が再生が始まります。