くるみ割り人形 – キエフ・バレエ

数年前にバレエを始めた相棒とその先輩のお供で、フェスティバルホールへ。

今夏も、神戸文化ホールで、「キエフ・クラシック・バレエ チャイコフスキー夢の3大バレエ名場面集」を鑑賞しましたが、この日は、「くるみ割り人形」を全幕。

フェスティバルホールでのバレエ鑑賞は、2008年12月の旧フェスティバルホール取壊し前のボリショイ・バレエ「白鳥の湖」以来。
この時は日本人ダンサーの岩田守弘さんが出演ということで、チケットも取りにくく、席は2階席後方でした。

しかし今回は、最近お気に入りのRA席を確保
舞台も近いうえに、オケピを見下ろすことができ、この日もウクライナ国立歌劇場管弦楽団のフルート嬢の熱演も目の当たりにしました。

くるみ割り人形くるみ割り人形

大阪フェスティバル・ホール
ホワイエのビュッフェに近いのも魅力のひとつで、幕間には、シャンパンで一息。

2幕目に入り、スペインの踊り、アラビアの踊り、中国の踊り、ロシアの踊り、フランスの踊りとリズミカルな踊りが続き、客席も盛り上がってきます。

もちろん、主役の二人の踊りも見応え十分。私の稚拙な文章では表現できませんので、これは他の方に譲りましょう。
フィナーレを終えて、何度もカーテンコールに応えていただき、この日の舞台は幕を閉じました。

Osaka Classic 2018

今年も9月9日から15日にかけての1週間、大阪クラシックが開催されました。
2006年の第1回から数えて今年は第13回 全81公演
私が始めて聴いたのは、2010年の第1公演
2010

朝7時の大阪市役所前に並んで立見席の整理券を確保。
大阪東銀ビルのロビーで、大フィルと相愛大学オケとの混成により
ワーグナー/歌劇「ローエングリン」より第3幕への前奏曲
ビゼー/「アルルの女」組曲より 第1組曲より「前奏曲」「メヌエット」 第2組曲より「メヌエット」
ワーグナー/「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第1幕への前奏曲
を。
さて、有料公演のチケット売り出し日の7月28日。
朝10時にパソコンを叩いて、今年も初日の第1公演と最終日の第81公演のチケットを無事確保。
20180909_019月9日第1公演は中之島の大阪市中央公会堂
続々と来場者が押し寄せます。

20180909_02ローソンチケットで購入のため、席が選べないのですが、今年はなんと前方正面

指揮の大植さんが近い!です。
吉村大阪市長との掛け合い。
今年生誕100年を迎えたバーンスタインとの思い出と、大植節が炸裂
この日の演目は、
バースタイン/「キャンディード」序曲
ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲
バーンスタイン/「キャンディード」組曲
アンコールは
ドビュッシー/「海」
20180915_019月15日第81公演はフェスティバルホール

20180915_02フェスティバルホール・チケットセンターで予約しましたので、いつものRA席を確保。

19時からのプレトークもいつもの大植節
あの、噛み噛みの話し方はキャラを作っているためとのこと。
この日の演目は
チャイコフスキー/交響曲第4番ヘ短調宅品36
大フィルの皆さんも熱演でした。
アンコールは、
山本直純 編/「夕やけこやけ」「七つの子」「ふるさと」
田野倉コンマスの指揮で、会場の皆さん大合唱
その中を大植さんが1階から3階まで客席を駆け巡ります。
締めくくりは、
外山雄三/管弦楽のためのラプソディ より「八木節」
演奏終了後も拍手も止まずむ一般参賀状態で、今年の大阪クラシックも幕を閉じました。

ワーグナー 二人のテノール歌手

今年はヴェルディとともにワーグナーも生誕200年です。
先日の東京出張の帰りにCDショップに立ち寄ると、ワーグナーコーナーが設けられておりました。
その中で2枚の新譜が目に付きました。


Jonas Kaufmann/Wagner: Arias [4785189]

Klaus Florian Vogt/Klaus Florian Vogt – Wagner [88725471692]

Jonas Kaufmann (ヨナス・カウフマン)とKlaus Florian Vogt (クラウス・フロリアン・フォークト)
カウフマンは1969年ドイツ生まれ。
フォークトは年齢非公開ですがドイツ生まれでカウフマンとほぼ同年代と思われます。
二人とも21世紀に入りバイロイト音楽祭やニューヨーク・メトロポリタン歌劇場でワーグナーを歌い活躍中のテノール歌手。
往年の3大テノールと違い現代風のイケメンです。
カウフマンは既に多くのCDアルバムをリリースしておりましたが、フォークトは昨年「Helden」でアルバムデビューを果たし、注目株というところでしょうか。
というわけで、フォークトのほうを選択。
前作のHeldenはワーグナーだけでなく、モーツァルト ウェーバーなどの曲も収録されており、
また、ローエングリン マイスタージンガーでは前奏曲に引き続き歌があるという演出もあって凝った印象がありますが、
本作のほうは、フォークトの歌のみ。しかし、トリスタンとイゾルデ ワルキューレでは、ソプラノのCamilla Nylundとの絡みもあってこれはこれで面白い。
フォークトの澄んだ歌声と、一枚まるごとワーグナーでお腹いっぱい。


Klaus Florian Vogt/Helden – Weber, Wagner, Mozart, etc [88697988642]

この二人の曲を比較したサイトがありました。
ikely Impossibilities: [Tenor] + Wagner
フォークトは、「Wagner」と「Helden」
カウフマンも、「Wagner」と「Sehnsucht」
を比較紹介しております。
カウフマンの「Sehnsucht」も「Helden」同様、ワーグナーだけでなくモーツァルト シューベルト べートーヴェンの曲も収録されており、二人のアルバムの選曲も興味深いところです。


Jonas Kaufmann/Jonas Kaufmann – Wagner, Mozart, Schubert, Beethoven / Claudio Abbado, Mahler Chamber Orchestra [4781463]

KARAJAN 70

Karajan70a一昨年のKarajan 60に引き続きKarajan 70がリリースされました。

Karajan70b韓国ユニバーサルミュージックからカラヤンのドイツ・グラモフォンからリリースされた1970年代のLPレコードを Karajan60同様、1枚のレコードをそのまま1枚のCDに収録し、ジャケットのオリジナルジャケットも再現。今回は、CDのレーベル面をLPレコードをCDサイズに縮小しレコードの溝もデザインされている芸の細かさ。

296ページの解説本も、英語・韓国語・日本語の3ヶ国語対応と、日本を市場として意識しているのがうかがえます。
トータル88枚のCDは聴き応えがありそうです。


Herbert Von Karajan/Karajan 70 – 1970 DG Recordings [88CD+BOOK] [DN0020]

カラヤン (1908-1989)/Karajan 70-the Complete Orchestral Recordings On Dg 1970’s

プラハ国立歌劇場「アイーダ」 2009/11/07

今年はヴェルディ生誕200年ということで、多くのオペラが日本でも公演されるとことだと思います。
連休中の11日未明にはNHKBSでプレミアムシアター ヴェローナ野外オペラ・フェスティバル2012「アイーダ」が放映されておりました。
劇場で初めて見たオペラも2009年のヴェルディのプラハ国立歌劇場「アイーダ」でした。
大阪厚生年金会館場所は大阪厚生年金会館 大ホール


アイーダ家人が旅行で留守をするということで、チケットは3日前に購入したところ、席はなんと7列目


お決まりの「凱旋の場」のダンスは見ごたえがありましたし、アイーダトランペットも目の前で聴くことが出来ました。

lこの動画は、オーロラオペラハウスの公演ですが、凱旋の場を通しでご覧いただけます。
劇団四季の「アイーダ」とはかなり違うんですね。(本家はオペラなので当然かもしれませんが)
また、ヒロインのアイーダが貫禄充分なのもお約束なんでしょうね。
対するアムネリスの悲恋がしみじみ感じさせられました。
(NHK-BSでのアムネリスでは堂々とした王女様で、役者・演出により受け止め方の変わるのも面白いところです。)
指揮:ジョルジョ・クローチ
演出:マッシモ・ガスパロン
プラハ国立歌劇場管弦楽団・合唱団・バレエ団
アイーダ:ディミトラ・テオドッシュウ
ラダメス:マリオ・マラニーニ/エフェ・キスラリ/ジャンルカ・ザンピエーリ
アムネリス:ガリア・イブラギモヴァ ほか
アモナスロ:マルティン・バールタ/ミゲランジェロ・カヴァルカンティ
エジプト国王およびランフィス:オレグ・コロトコフ/ルカーシュ・ヒネック・クレマー/ラディスラフ・ムレイネク
使者:ルボミール・ハヴラーク
巫女の長:ダグマル・ヴァニュカトヴァー
アイーダを演じたテオドッシュウは、今年のハンガリー国立歌劇場「椿姫」で来日し、ヴィオレッタを演じるとのことです。