88720+87720 V08.5 ワールドカップ列車

2006年はワールドカップ ドイツ退会大会が開催された年だが、
1954年のスイス大会で、ドイツチームは優勝し、優勝チームが帰国するための特別列車がV08.5形ディーゼルカーで運行された。
メルクリンでは、この特別列車を2006年にインサイダークラブモデルMHI限定モデルとして発売した。
88720
付属セットの中間車側面に”Fussball-Weltmeister 1954”(サッカーワールドカップ1954)と白くペイントされている。


さて、このVT08.5形は、ハンブルク-チューリッヒ、ドルトムンド-パリ、ブレーメン-バーゼル間などの国際急行列車として運行され、
ヨーロッパ国際特急TEEの運行開始時にも、チューリッヒ – ハンブルク間のHelvetiaとしても運行された。

鉄オタ クラシック

先日「鉄オタ クラシック オーケストラ曲編」と名付けられたCDが発売になった。
最近、「のだめカンタービレ」の影響か、クラシックに嵌りだしたσ(^_^)にとってうってつけのCDだ。
早速、梅田のタワーレコードに初めて足を踏み入れ買い求めて来た。
Railroad Rrhythms

このCDはもともと「Railroad Rhythms」として2006年にドイツで発売されたものに、日本語のジャケットと解説文を追加したもの。
演奏は、カイザースラウテルン南西ドイツ放送管弦楽団
指揮は、イジー・スターレク
カイザースラウテルンといえば、2006年にドイツで開催されたワールドカップ一次予選グループFの初戦 オーストラリアと対戦した会場がある都市だ。
曲目は
・ロンビ:コペンハーゲン蒸気鉄道ギャロップ (1847)
・コープランド:ジョン・ヘンリー、鉄道のバラード (1940)
・パッヒャーネグ:出発進行!列車は通過した
・イベール:地下鉄 ~交響組曲『パリ』より (1931)
・ダンディ:緑の水平線、ファルコナーラ ~交響組曲『海辺の詩』より (1921)
・E.シュトラウス:テープは切られた!
・ドヴォルザーク/ボフスラフ・レオポルト編:ユモレスク
・ヴィラ=ロボス:カイピラの小さな列車 (1930)
・E.シュトラウス:蒸気をあげて! (1872)
・レブエルタス:鉄道敷設 (1938)
・ルーセンベリ:鉄道のフーガ ~抒情劇『アメリカ旅行』より (1932)
・J.シュトラウス:観光列車 (1864)
・バーンスタイン:地下鉄乗車と空想のコニー・アイランド ~ミュージカル『オン・ザ・タウン』より(1944)
・オネゲル:交響的運動 第1番『パシフィック231』 (1923)
の14曲
コペンハーゲン蒸気鉄道ギャロップは、緩やかな出だしから蒸気機関車の鐘と車掌の笛の音に続いて軽快なリズムが旅にいざなうようだ。
どの曲も、そのリズムは列車の響きを思い起こさせるものであるが、中でもパシフィック231は、「交響的運動」とも題されているが、蒸気機関車のドラフト音を管楽器・弦楽器でそれぞれ巧妙に表現されている。
ところで、「パシフィック231」という題名だが、「パシフィック」とは、先輪-動輪-従輪の車軸配置が2-3-1軸である蒸気機関車あるいは車軸配置のアメリカ式の呼び名でフランス式には「231」
ETAT231
ところで、オリエント急行を牽引していたのは、フランスの東部鉄道会社(ETAT)の231型蒸気機関車。
以前の記事でも紹介したが、改めてここでも紹介しよう。
少し画像が暗いが、2-3-1の車軸配置がお分りいただけただろうか。

 ちなみに、ラインゴルトを牽引したドイツのBR18形蒸気機関車や、「貴婦人」の愛称で知られる日本のC57形蒸気機関車も、この2-3-1の車軸配置で、日独両国では2C1型車軸配置と呼ばれている。

メルクリン社150年広告塗装のBR120型電気機関車

メルクリン社は昨年創業150周年を迎えた。
ドイツ国鉄は、”Das Original gibt’s bei Maerklin”(オリジナルはメルクリンにある)というキャッチフレーズのメルクリン社150年広告塗装のBR120型電気機関車を走らせ、InterCityやCity Night Lineを運行しているようだ。

当然、この広告塗装の機関車は模型として発売される訳で、2009年のインサイダークラブ限定モデルとして、H0ゲージとZゲージの2種類が発表となり、H0ゲージのモデルは早々とリリースされたが、Zゲージのほうは、ご多聞にもれず遅れ、ようやく連休前に出荷され、先日届いた次第だ。
88530実車の通り、InterCity用の白い客車を数両繋げて走らせたいところだが、”Ich bin dabei!”貨車を牽かせよう。
この”Ich bin dabei!”貨車は既述だが、昨年のメルクリン社の破綻に際し、メルクリン再生を願って発売された貨車で、Mit Volldampf in die Zukunft”(全力で未来へ進む) と、”Ich bin dabei!”(私は一緒)と記載され、コンテナの両サイドは異なった図柄のため、2両買い求めたものだ。
東京の某氏のように、もっと繋げて走らせ大いにメルクリンを応援したいところだ。

なお、Akiraさんによると、メルクリン広告塗装を施された実車のBR120 159-9号機は、現在ドイツ国鉄175周年塗装に塗り替えられているそうだ。

復活祭・昇天祭

この前の日曜日は、キリスト教の昇天祭だったそうだ。
昇天祭とは、処刑されたイエス・キリストが復活した後、天に召されたことを記念するキリスト教の祭日で、復活祭の39日後をいうのだが、その直後の日曜日というわけで、2010年5月16日が、今年の昇天祭であった。
復活祭は、そのキリストが復活したことを記念するキリスト教の祭日で、春分の日の後の最初の満月の日の次の日曜日で、2010年4月2日が、今年の昇天祭であった。
復活祭は、イースターとも呼ばれ、欧米ではクリスマスと同様、ちょっとしたイベントで、クリスマスが冬至を祝いこの日から陽が長くなることを喜ぶに対して、イースターは、春分:春の到来を祝うことに由来しているとも考えられているそうだ。
Marklin
さて、メルクリンでもクリスマスだけでなく、イースターにも記念貨車が2001年・2002年・2003年・2004年に発売されている。
(画像は前列2両目の貨車から右に2001年 S230・2002年 S259・2003年 S290・2004年 S314)
イースターでは、イースター・エッグと云って、卵の殻を装飾したするなどの習慣があり、
また、これをイースター・バニーが運んでくるともされている。
というわけで、メルクリンのイースター貨車も、彩られた卵型のケースやウサギの形(2004年)のケースに入れられている。

以前紹介した、2000/2001のディーラー向け年始年末貨車には、バッハのクリスマス・オラトリオを収録したCDがおまけについていると紹介したが、バッハはクリスマスのほかに、復活祭と昇天祭に向けてもオラトリオを書いている。
Bach
鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパンの6大宗教曲ボックス
3つのオラトリオとマタイ・ヨハネ受難曲、ミサ曲ロ短調の6曲10枚のセット


男の隠れ家 5月場所は休場

今回の 男の隠れ家(baden-tani9) GWミーティングは所用により不参加。
仄聞によると、新メンバーを加え、昼夜盛況だったとか。
次回は都合をつけて参加したいと思う。
しかし、GW前の4月24日には番外企画 「京都でカメラとD51」が催された。
角屋
第1会場は梅小路蒸気機関車館
大阪からJRを乗り継いで丹波口駅で下車し徒歩で。
途中、史跡案内らしき看板があり、路地を入ると
島原跡であった。
坂本龍馬もこの地を踏んだかと思うと感慨深いものが。

角屋を後に梅小路へ。
正面では、静山さんが、ドイツの戦前のカメラ”Patent Etui”を三脚に据えて準備中。
コンパクトな躯体と蛇腹が特徴的
程なく鈍愚狸さんが、到着。
鈍愚狸さんは、静山さんの「ゼンザブロニカ」を借り受け、中判カメラ体験。
くまどんさんは1本後の新快速で京都入
噂のマジック・パールを試食させていただく。
さて、本日のテーマのひとつは、この中判カメラ体験。
しかしσ(^_^)は、それを横目にデジカメで扇形庫内をブラブラ
8620型蒸気機関車が、SLスチーム号として展示運転中
汽笛・ドラフト音を響かせ動く姿は、スチルでは表せないと、動画モードで撮影

だが、石炭の匂いまでは記録することが出来ない。
展示走行の後、転写台で一度給炭線で給炭し、再度転車台で方向転換して扇形庫に入庫
C551
蒸気機関車の動く姿を眺めた後だが、扇形庫で保存されている、機関車も力強さを表現しようと、モノクロモードで切り取ってみる。
いかがでしょう。

第二部は、ジオラマ カフェ&バー 鉄道SL倶楽部 デゴイチ
家庭サービスに帰阪するくまどんさんと別れ車で祇園へ。
σ(^_^)は2回目の訪問。前回とは反対側のコーナー。
ここでコンさんが合流
コンさん自慢のDL4重連がカリフォルニアゼファー号の客車12両を牽引。
プラ客車の1両目が、12両の客車の重みを耐えきれず脱輪しまうことが判明し、補重してリベンジとのこと