鉄オタ クラシック

先日「鉄オタ クラシック オーケストラ曲編」と名付けられたCDが発売になった。
最近、「のだめカンタービレ」の影響か、クラシックに嵌りだしたσ(^_^)にとってうってつけのCDだ。
早速、梅田のタワーレコードに初めて足を踏み入れ買い求めて来た。
Railroad Rrhythms

このCDはもともと「Railroad Rhythms」として2006年にドイツで発売されたものに、日本語のジャケットと解説文を追加したもの。
演奏は、カイザースラウテルン南西ドイツ放送管弦楽団
指揮は、イジー・スターレク
カイザースラウテルンといえば、2006年にドイツで開催されたワールドカップ一次予選グループFの初戦 オーストラリアと対戦した会場がある都市だ。
曲目は
・ロンビ:コペンハーゲン蒸気鉄道ギャロップ (1847)
・コープランド:ジョン・ヘンリー、鉄道のバラード (1940)
・パッヒャーネグ:出発進行!列車は通過した
・イベール:地下鉄 ~交響組曲『パリ』より (1931)
・ダンディ:緑の水平線、ファルコナーラ ~交響組曲『海辺の詩』より (1921)
・E.シュトラウス:テープは切られた!
・ドヴォルザーク/ボフスラフ・レオポルト編:ユモレスク
・ヴィラ=ロボス:カイピラの小さな列車 (1930)
・E.シュトラウス:蒸気をあげて! (1872)
・レブエルタス:鉄道敷設 (1938)
・ルーセンベリ:鉄道のフーガ ~抒情劇『アメリカ旅行』より (1932)
・J.シュトラウス:観光列車 (1864)
・バーンスタイン:地下鉄乗車と空想のコニー・アイランド ~ミュージカル『オン・ザ・タウン』より(1944)
・オネゲル:交響的運動 第1番『パシフィック231』 (1923)
の14曲
コペンハーゲン蒸気鉄道ギャロップは、緩やかな出だしから蒸気機関車の鐘と車掌の笛の音に続いて軽快なリズムが旅にいざなうようだ。
どの曲も、そのリズムは列車の響きを思い起こさせるものであるが、中でもパシフィック231は、「交響的運動」とも題されているが、蒸気機関車のドラフト音を管楽器・弦楽器でそれぞれ巧妙に表現されている。
ところで、「パシフィック231」という題名だが、「パシフィック」とは、先輪-動輪-従輪の車軸配置が2-3-1軸である蒸気機関車あるいは車軸配置のアメリカ式の呼び名でフランス式には「231」
ETAT231
ところで、オリエント急行を牽引していたのは、フランスの東部鉄道会社(ETAT)の231型蒸気機関車。
以前の記事でも紹介したが、改めてここでも紹介しよう。
少し画像が暗いが、2-3-1の車軸配置がお分りいただけただろうか。

 ちなみに、ラインゴルトを牽引したドイツのBR18形蒸気機関車や、「貴婦人」の愛称で知られる日本のC57形蒸気機関車も、この2-3-1の車軸配置で、日独両国では2C1型車軸配置と呼ばれている。

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