さぁ、準備OK
とはいうものの、日々追われてなかなかレイアウト着工に手をつけられない。
Spur Z Roomの関西オフミで新潟のヨロレイさんから、「まず作ってみようですよ」と肩を押されミニトランクレイアウトを習作として作り始めたもののこれも中途半端。年末にはクリスマスケーキレイアウトにまで手を拡げる始末。
Spur Z Roomでは、先述のA5パネルを規格化して220モジュールとして頒布することになった。私も一組購入したのだったが、レイアウトをモジュール式で作成すれば、部分部分で作成していうことが出来、また、作業スペースもとらずに手軽じゃないかなと、もう一組購入。
ななつぼし☆さんの「欲張りブチ切れシーン」ではないが、無謀にもライン河を作り背後の山にはワイン畑(^^ゞと古城をと、この狭いスペースに欲張った構想を描いていたのを、渡り線も引込み線もなし。拡張用のポイントだけ設けるというプランに変更。
大学時代、写真部に属していたが、先輩からは、「写真は引き算だ」と言われ続けてきたものだ。鉄道模型レイアウトも引き算の賜物と皆さんのレイアウトを拝見し、そう感じ始めだした頃であった。
しかし、実際の作業にかかったのは、2006年の関西オフミを控えた盆休みだった。
まずは円周部分の作成。購入したパネルは高さが不足しているのでスチレンボードで高さを補正。KATOのユニトラックをネジ止めし、線路敷設部分はこちらこスチレンボードで嵩上げる。
次にノッホのスタイロプラストを貼り付ける。このスタイロプラストは、スチロールで出来た道床に、線路の型抜きをした状態でバラストを撒いてあるという優れものだ。しかし、路肩部分は自分で成型しないといけないので、なかなかコツが必要だ。
そして、ユニトラックとジョイントと線路の配線。もともと不器用な私にとってはんだ付けは苦手な作業のひとつ。鏝をあて過ぎてプラスチック部分を溶かすこともしばしば。
また接続部分の精度の問題も。220モジュールがユニットラックとレジンの道床で構成されているのもこの精度をしっかり保つためであるのをすっかり頭から抜け落ちていた。スタイロプラストとユニトラックの接着もユニトラックの裏面が平面でないので精度を保ちにくい。また、スタイロプラストと220モジュールの道床の高さの差も調整しなければならない。
なんだかんだで、ここから1年以上も放置されてしまうことになった。