SNCFのOrient Express

先ごろ、フランスの通信社AFPの日本語サイトで、パリ東駅で2019年5月15日(水)に展示されたSNCF(フランス国鉄)のOrient Expressについての記事が掲載されました。


フランスのテレビ局BFMTVのサイトでも、SNCFがオリエント急行の客車を復元しパリ東駅で展示したという記事を掲載されております。

この記事内の動画では、復元された客車の展示の様子、オリエント急行の歴史なども紹介されております。


また、フランスの新聞Le Figaroのサイトでも、修復・復元に至る経緯が掲載されています。


これらの客車を復元した工場のあるフランス中央部のクレルモンフェランの地方紙La Montagneのサイトでも、これらの客車が修復・復元された経緯が掲載されております。

また、修復の模様など2つの動画もこの記事からご覧いただけます。
このYouTubeの動画は、その一つです。

Europe 2015 (2) – 予約

航空券を押さえた次は公式サイトでVSOEの予約です。
ロンドン-パリが食事つきで99,000円とユーロスターがビジネスプレミア料金で約45,000円ですので
2回の食事付ということを考えれば、お得感があります。
担当者からのリターンメールに食堂車はコートダジュールで食事をしたい旨をリクエストしました。
ホテルはHotels.comで予約
条件は、喫煙可 ★★★★
ロンドンは、予算とヴィクトリア駅へのアクセスを考えアールズ・コート周辺で検索し、K+K Hotel George Kensington に2泊
パリは、サン・ラザール駅周辺で検索し、Mercure Paris Opéra Garnier に3泊
ミシュラン★レストランの食事をいうことで、ミシュランのサイトでレストランを検索
2015年に★を取得したばかりのDavid Toutainをメールで予約
オペラ座では、蝶々夫人が上演されるということで、オペラ座のサイトより左サイドGalerie 3の席をオンライン予約
Seat_selection
と、1986年に訪欧した時は、航空券とユーレイルパスは旅行代理店、ホテルはFAXと郵便という手段だったのが、今回はインターネットを使い目の前のパソコンのキーを叩くだけで完結です。
30年の時代の流れを感じました。
確定したスケジュールはつぎの通りです。

月日 時刻 場所 内容 宿泊
1 9/18 09:20
12:20
14:35
20:30
KIX
HKG

LHR

CX567

CX253

K+K Hotel George Kensington

2 9/19 London K+K Hotel George Kensington
3 9/20 10:45
21:38
London Victoria St.
Paris Gare de l’Est
VSOE

Mercure Paris Opera Garnier

4 9/21 20:00 Paris David Toutain

Mercure Paris Opera Garnier

5 9/22 19:30 Paris The Opéra Bastille

Mercure Paris Opera Garnier

6 9/23 13:15 CDG CX260
7 9/24 06:45
07:55
12:45
HKG

KIX

CX594

Routemap

パスポートも再取得
前のパスポートは、1999年に顧問先の社内旅行に招待され、ソウルを訪れる際に取得したもので、
その後は、2000年の顧問先の上海工場訪問と、この2回で10年の有効期限が切れておりました。
今回も10年間有効のパスポートを取得しましたが、果たして次の使用はあるのでしょうか。

Europe 2015 (1) – プロローグ

前回の旅行から3年が経過してしまいました。
このブログでも一部アップしたり、SNSでも写真は紹介しておりますが、全体をまとめることも無かったので、旅行記としてまとめてみたいと思います
2015年9月の敬老の日・秋分の日を含む連休はシルバーウィークと呼ばれる大型連休となることを年初に知り、仮に海外旅行を出かけることができたらなぁと、航空会社のサイトにアクセスして、おおよそのプランと金額をEvernoteにメモして半年。
例年、9月中旬は業界団体の会議が多く開催されるので、海外旅行のプランニングもお遊びと諦めていたところ、6月に入り9月のスケジュールが確定し、シルバーウィークの間と前後に会議が開催しないことが判明したため、海外旅行の夢も一挙に現実化しました。
年初にいろいろとプランニングしていたものの、いざとなれば迷うもので、まずは行先から再検討。
ドイツ・ウィーン・プラハといったところがまず候補から落ちロンドン・パリ・ブルゴーニュをどう組わせるか思案しているうち、ブルゴーニュをあきらめ、ロンドン-パリの移動をユーロスターではなく、Venis Simplon Orient Express(VSOE)に乗車することにして旅程を組むことにしました。
また、相棒は以前AFでパリを往復した際、エコノミーのシートが辛い経験をしたため、今回は少し奮発してプレミアムエコノミークラスを利用することとしたわけですが、出発まで3か月を切っておりAFは直行便は満席ということで、乗継便を探します。
するとCXが香港乗継ですが関空から出発できるうえ、値段もお手ごろということで、旅程を組み立てます。
それでも、半月余り本当に出かける悩みに悩み、7月に入ってCXのサイトで残席がわずかと表示されてやっと決断。
パスポートは期限が切れて10年経過しておりますので、番号は空白でポチッ!
以下のeチケットが発行されました。

Cx_2
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ELECTRONIC TICKET
PASSENGER ITINERARY RECEIPT
CATHAY PACIFIC AIRWAYS LTD DATE: 08 JUL 2015
INTERNET BOOKING AGENT: 0001
NAME: *******/***** MR
TOKYO FQTV: *******
IATA : *** *****
ISSUING AIRLINE : CATHAY PACIFIC
TICKET NUMBER : ETKT *** **********-**
BOOKING REF : AMADEUS: 8LEAKA, AIRLINE: CX/8LEAKA
FROM /TO FLIGHT CL DATE DEP FARE BASIS NVB NVA BAG ST
OSAKA KANSAI CX 567 B 18SEP 0920 RHZPEY1Y 25K OK
INTERNATIONAL
TERMINAL:1
HONG KONG SEAT: 45H ARRIVAL TIME: 1220 ARRIVAL DATE: 18SEP
INTERNATIONAL
TERMINAL:1
HONG KONG CX 253 R 18SEP 1435 RHZPEY1Y 25K OK
INTERNATIONAL
TERMINAL:1
LONDON HEATHROW SEAT: 33E ARRIVAL TIME: 2030 ARRIVAL DATE: 18SEP
TERMINAL:3
PARIS CHARLES CX 260 R 23SEP 1315 RHZPEY1Y 25K OK
DE GAULLE
TERMINAL:2A
HONG KONG SEAT: 33E ARRIVAL TIME: 0645 ARRIVAL DATE: 24SEP
INTERNATIONAL
TERMINAL:1
HONG KONG CX 594 R 24SEP 0755 RHZPEY1Y 25K OK
INTERNATIONAL
TERMINAL:1
OSAKA KANSAI SEAT: 33E ARRIVAL TIME: 1245 ARRIVAL DATE: 24SEP
INTERNATIONAL
TERMINAL:1
AT CHECK-IN, PLEASE SHOW A PICTURE IDENTIFICATION AND THE DOCUMENT YOU GAVE
FOR REFERENCE AT RESERVATION TIME
ENDORSEMENTS : DATE CHG AT FOC NONREF/PEY
PAYMENT : CC JC XXXXXXXXXXXXXXXX/ExpXXXX ******* ******
FARE CALCULATION :OSA CX X/HKG CX LON Q5.80 1175.23/-PAR CX X/HKG CX OSA
Q5.80 1175.23NUC2362.06END ROE124.230000XT
310OI3950QX620IZ1080FR1730FR
AIR FARE : JPY 293500
TAX : JPY 2730SW JPY 310OI JPY 3950QX
JPY 620IZ JPY 1080FR JPY 1730FR
AIRLINE SURCHARGES : JPY 11000YR
TOTAL : JPY 314920

Gare de l’Opera (6) – background

実際の製作作業に移れないため、ストーリーを練っております。
Plan場所は、ラ・ファイエット通りとオスマン通りの間、タイブー通りに面しています。
プロヴァンス通りとラフィット通りが交差しながら線路を跨ぎます。

1889年のパリ万国博覧会を機に、北駅 東駅への国際列車を、パリ中心部へ乗り入れるため建設されました。
現在のRER E線とは、ほぼ重なっております。
プティト・サンチュール経由で、各方面からの列車も乗り入れも行われました。
蒸気機関車の入線や線路配置など矛盾はありますが、ご都合主義の設定です。
最寄のメトロの駅は
 地下鉄7 9号線 Chaussée d’Antin – La Fayette 
 地下鉄8 9号線 Richelieu – Drouot
です。
さて、オペラ駅が建設された頃の歴史背景を振り返ってみましょう。
パリの駅の開業の歴史は次の通りです。
 1837 サン・ラザール駅
 1840 モンパルナス駅
 1840 オステルリッツ駅
 1846 パリ北駅 (現駅舎は1865)
 1849 パリ東駅
 1855 リヨン駅 (時計台のある現駅舎は1900)
 1859 バスティーユ駅 (1969廃止)
また、1900年の万国博覧会にあわせてオルセー駅が開業しております。
1883.10.4には、オリエント急行の運行が開始されました。
ナポレオン3世の時代(1848-1870) ジョルジュ・オスマンによる パリ大改造が1853-1870 にかけてですが、
普仏戦争 1870-1871 を経て
 1874 オペラ座
 1865 オ・プランタン
 1893 ギャラリー・ラファイエット
が建設され、1889年の万国博覧会では、 エッフェル塔 が建設されました。
また、
 1889 サン・ラザール駅前の現 Hôtel Hilton Paris-Opéra
 1898 Hôtel Ritz 
 1909 Hôtel de Crillon (建築は1758)
 1927 オスマン通りの現 Paris Marriott Opera Ambassador Hotel
が開業しています。
印象派展が 1874-1886 にかけて8回開催され、
モネの サン・ラザール駅が描かれたのは 1877
音楽家では、
 ベルリオーズ 1803-1869
 グノー 1818-1893
 オッフェンバック 1819-1880
 サン=サーンス 1835-1921
 ビゼー 1838-1875
 マスネ 1842-1912
 ドビュッシー 1862-1918
 サティ 1866-1925
 ラヴェル 1875-1937
などが活躍しておりました。
この間、パリでのオペラの初演は次のとおりです
 1858 天国と地獄 オッフェンバック
 1867 ロメオとジュリエット グノー
 1868 ファウスト グノー
 1881 ホフマン物語 オッフェンバック
 1875 カルメン ビゼー
 1884 マノン マスネ
 1893 ウェルテル マスネ
 1892 サムソンとデリラ サン=サーンス
 1894 タイス マスネ
 1899 トロイアの人々 ベルリオーズ
 1902 ペレアスとメリザンド ドビュッシー
メトロは、
 地下鉄7号線 1910
 地下鉄8号線 1913
 地下鉄9号線 1922
に開業となっております。
Paris19101910年のパリの地図に配置してみました。
オスマン通りがまだイタリアン通りと繋がっておらず、タイブー通りとの交差点が、まるで駅前広場のようにぴたりと合います。

パリの人から見れば突っ込みどころ満載の設定ですが、架空鉄道ということでご容赦を。

Gare de l’Opera (2) – prototype

ヨーロッパには
1986年に、フランス・スイス・ドイツ
昨年、ロンドン・パリ
と2度訪問しました。
ヨーロッパの駅といえば、終端型で大きなドーム屋根に覆われている駅が多くあります。
初訪欧時の
パリ・リヨン駅パリ・リヨン駅

パリ・リヨン駅
フランクフルト中央駅フランクフルト中央駅

ドイツ・フランクフルト中央駅もそうでした。
昨年の
ロンドン・ウォータール駅
ロンドン・ウォータール駅
キングスクロス駅キングスクロス駅
キングスクロス駅
セント・パンクラス駅セント・パンクラス駅
セント・パンクラス駅
ヴィクトリア駅
ヴィクトリア駅
パリ・サン=ラザール駅パリ・サン=ラザール駅

パリ・サン=ラザール駅
パリ北駅パリ北駅
パリ北駅
パリ東駅パリ東駅
パリ東駅
もそういった駅です。
東京駅東京駅

そして日本では、出張の折、度々利用した東京駅。
終端式ではありませんが、オランダ・アムステルダム中央駅をモデルにしたとのことで、赤レンガで造られた駅舎が特徴的です。
これらの記憶をもとに、構想という名の妄想は膨らみます。