早いもので、今日から4月。今年も3ヶ月が過ぎてしまいました。
手はほとんど動いておりませんので、もう少し、妄想にお付き合いください。
(6)では、Gare de l’Operaの開業時の設定を記しましたが、今回は、この駅の現在の設定です。
エクセルで作った構内図です。
南から北に向かってプラットホームは1~4番線です。
1番線は国際列車
2・3番線は長距離列車
4番線は近距離列車
のホームです。
現在はEp.6ですが、Ep.6のフランスの車両は、発売されておりませんので、時代や国籍を跨いで、フランスを走ったZゲージ車両ということで、
ミストラル Ep.3
オリエント急行 Ep.3
DB VT11.5 Ep.4
ICE3 Ep.5
といったところが乗り入れてます。
先日の仕掛品の記事では挙げませんでしたが、フランス型の車両も計画しております。
それまでは、日本型を含めて、国籍・時代を問わずに楽しめれはと思っています。
さて、駅構内ですが、駅舎の正面1階両翼は、出札窓口、2階両翼は レストランとバーを。
レストランは L’Oiseau Bleu(ロワゾ・ブルー/青い鳥)
バーは Étoile du Nord(エトワール・ド・ノール/北極星)
と名付けましょう。
ドームの両翼には、南側から、待合室 トイレ キオスク 両替 鉄道模型店 オリエント急行待合室
北側は、待合室 コーヒーショップ 薬局 花屋 ブックスタンド ブラッセリー 駅員詰所
というのはどうでしょうか。
先日到着のBahnhoefe – Vorbild und Modellが参考になります。
一昨年の旅行に際して購入したパリの地図を眺めているとメトロ7号線、9号線それぞれホーム東側に出入り口を設けると、ちょうどこの駅の正面になりそうです。
アールヌーボー風のメトロの出入口が良いですね。
正面と南面の出入口には、タクシー乗り場とバス乗り場をどのように設けましょうか。
山ちゃん(千早さん)の終端駅セクションのように、駅内部まで作りこみたいところですが果たして…
自分の技術を棚に上げての、妄想に近いくらいの構想ですが、楽しいひと時です。
Gare de l’Opera (8) – terminus
まだ、製作に取りかかれないので、レファレンス探しは続きます。
日本のほうでも、ターミナル駅の模型が記事になっていないかと、バックナンバーを探すと、
RM MODELS 232号(2014年12月号)
http://rail.hobidas.com/blog/rmm/archives/2014/10/21/
では、西鉄福岡駅や上野駅をモデルとしたジオラマが紹介されています。
昨年夏の出張の折、横浜の原鉄道模型博物館を訪問し、1番ゲージの大レイアウトを堪能してきました。
手前の駅舎は内部まで作り込めれていて、切符を買おうとしている乗客のフィギュアも配置されていました。
この時、7月6日から10月31日まで、Zゲージのジオラマが展示されると予告されていましたが、
Gare de l’Opera (3) – kitで紹介したレイアウト 鉄道模型ジオラマ日記 が展示されていたことが、
箱根模型工房 クラフトのブログで紹介されていました。
このレイアウトがクラフトさんの手による製作だったとは驚きです。
駅のドームに照明を灯すときれいですね。
話はそれますが、スペイン在住の日本人Zゲージャーのルイスさんが紹介されている、セヴィリアの旧プラサ・デ・アルマス駅も気になるところです。
男の隠れ家 – 共同レイアウトの製作
Gare de l’Opera-(7) – Réseaus
実物だけではなく、模型の世界でも、レファレンスを求めてネットを彷徨っております。
2015年のOsaka Z Daysで、山ちゃん(千早さん)の終端駅セクション
を拝見し、猛烈に自分もターミナル駅を作りたくなり、WEB上で検索しまくりました。
そこで、見つけたのがこの1冊
早速、昨年を今頃買い求めました。
Le Trains Les Sopper-Réseaus Tome 8 : Le Paris des années 1930
André Helluin氏による1930年代のモンパルナス駅が、1冊のうち、半分を占めております。
レイアウトのことをフランス語では「Réseaus」と解り、検索も拡がってきました。
ランブイエの博物館にある、1/43のパリ東駅のレイアウト
パリ北西郊外 ラ・フレット= シュル=セーヌで活動しているAARP : Association des Amis du Rail du Parisisの
パリ北駅のレイアウトのExpoTrain Goussainville 2015での展示
パリ郊外のセルジー=ポントワーズで開催されたRail Expo 2015 でのNゲージのパリ・リヨン駅のレイアウト
http://franzitrains62.skyrock.com/3273343116-Ma-visite-a-RailExpo-les-27-28-29-novembre-2015-a-Cergy-Pontoise-La.html
http://franzitrains62.skyrock.com/3273343260-Ma-visite-a-RailExpo-les-27-28-29-novembre-2015-a-Cergy-Pontoise-La.html
を検索することができました。
これらのレイアウトは、YouTubeで観ることができます。
こうして、模型の動画や画像を観ていると、早く手を動かしたくなってきました。
あとしばらくの辛抱です。
Gare de l’Opera (6) – background
実際の製作作業に移れないため、ストーリーを練っております。
場所は、ラ・ファイエット通りとオスマン通りの間、タイブー通りに面しています。
プロヴァンス通りとラフィット通りが交差しながら線路を跨ぎます。
1889年のパリ万国博覧会を機に、北駅 東駅への国際列車を、パリ中心部へ乗り入れるため建設されました。
現在のRER E線とは、ほぼ重なっております。
プティト・サンチュール経由で、各方面からの列車も乗り入れも行われました。
蒸気機関車の入線や線路配置など矛盾はありますが、ご都合主義の設定です。
最寄のメトロの駅は
地下鉄7 9号線 Chaussée d’Antin – La Fayette
地下鉄8 9号線 Richelieu – Drouot
です。
さて、オペラ駅が建設された頃の歴史背景を振り返ってみましょう。
パリの駅の開業の歴史は次の通りです。
1837 サン・ラザール駅
1840 モンパルナス駅
1840 オステルリッツ駅
1846 パリ北駅 (現駅舎は1865)
1849 パリ東駅
1855 リヨン駅 (時計台のある現駅舎は1900)
1859 バスティーユ駅 (1969廃止)
また、1900年の万国博覧会にあわせてオルセー駅が開業しております。
1883.10.4には、オリエント急行の運行が開始されました。
ナポレオン3世の時代(1848-1870) ジョルジュ・オスマンによる パリ大改造が1853-1870 にかけてですが、
普仏戦争 1870-1871 を経て
1874 オペラ座
1865 オ・プランタン
1893 ギャラリー・ラファイエット
が建設され、1889年の万国博覧会では、 エッフェル塔 が建設されました。
また、
1889 サン・ラザール駅前の現 Hôtel Hilton Paris-Opéra
1898 Hôtel Ritz
1909 Hôtel de Crillon (建築は1758)
1927 オスマン通りの現 Paris Marriott Opera Ambassador Hotel
が開業しています。
印象派展が 1874-1886 にかけて8回開催され、
モネの サン・ラザール駅が描かれたのは 1877
音楽家では、
ベルリオーズ 1803-1869
グノー 1818-1893
オッフェンバック 1819-1880
サン=サーンス 1835-1921
ビゼー 1838-1875
マスネ 1842-1912
ドビュッシー 1862-1918
サティ 1866-1925
ラヴェル 1875-1937
などが活躍しておりました。
この間、パリでのオペラの初演は次のとおりです
1858 天国と地獄 オッフェンバック
1867 ロメオとジュリエット グノー
1868 ファウスト グノー
1881 ホフマン物語 オッフェンバック
1875 カルメン ビゼー
1884 マノン マスネ
1893 ウェルテル マスネ
1892 サムソンとデリラ サン=サーンス
1894 タイス マスネ
1899 トロイアの人々 ベルリオーズ
1902 ペレアスとメリザンド ドビュッシー
メトロは、
地下鉄7号線 1910
地下鉄8号線 1913
地下鉄9号線 1922
に開業となっております。
1910年のパリの地図に配置してみました。
オスマン通りがまだイタリアン通りと繋がっておらず、タイブー通りとの交差点が、まるで駅前広場のようにぴたりと合います。
パリの人から見れば突っ込みどころ満載の設定ですが、架空鉄道ということでご容赦を。