その年の暮、進物を見繕いに百貨店を訪れた際のこと、ジノリのコーナーに「2004年秋の企画『オリエント エクスプレス』」というチラシを見つけました。
迷っているうちに期間限定ということで時機を逸してしまい残念に思っておりましたが、翌年の1月にgoogleで検索すると、ネットショップに販売されているのが判り、ディッシュを3組とマグカップを安く揃えることができました。
復帰への道
いわゆる「鉄」の世界からしばし遠ざかっておりました。
理由はいろいろありますので、また折をみてということで。
さて、この世界にまた、足を踏み入れたきっかけというのは...
一昨年の夏に、仕事上の大先輩の事務所で勉強会が開催され参加した後の2次会で、先輩の撮影された、往年の国鉄蒸気・厳冬の中国東北地区・東欧のトラムといった大作を、見せていただいたこと。
奥様から、この時は「私も一緒だったのよ」とか「この時は私はお留守番」とかいう惚気話も一緒に聞かされましたが。
私の写真帖は折りよく持参するのを忘れており、恥をかかずにすんだのですが、その拙いコマのいくつかをこちらでご紹介しましょう。
中華人民共和国 八達嶺付近 1987.05
オリエント急行
昨年の10月の連休に、箱根ラリック美術館を訪ねました。
春先のテレビ番組で、オリエント急行にも使用されていたというサロンカー「ル・トラン」が、遠路ヨーロッパから日本に運ばれている様子を放映していたのを観て、ぜひにでも訪れてみたいと思っておりました。
料金2,100円也を支払って、お茶とお菓子を戴き、車掌服姿のスタッフからこの車両の来歴などをお聞きし、しばし旅情を味わうことも出来ました。
この客車については、EURO EXPRESSのホームページのCIWL 国際寝台車会社 (ワゴン・リ社) のプルマン・カーで詳しく解説されています。
下のトランクレイアウトの客車も同型です。