Intercity 1986 at Oberwesel

25年前の訪欧の目的の一つは列車でのライン川下り。
その途中に雑誌等の記事を頼りに、ドイツ ライン川左岸の小駅オーバーヴェーセル駅で下車。古城を望むポイントで頻繁に行き交うIntercity等を撮影したのだが。
これを、スライドショーにまとめてみた。

前日乗ったTEE14 RHEINGOLDが下ってくるのを迎え撃つ予定だったが、駅から撮影ポイントまで思いのほか距離があり、このポイントからは撮影できなかった。
往年の東海道本線のように、頻繁にIntercityが行き交う。
撮影した列車の詳細は不明だが、Thomas Cookの時刻表を頼りに滞在時間中のIntercity等のリストを挙げておこう。
IC503 ROLAND Hamburg – Frankfurt
IC625 BACCHUS Dortmund – Munchen
IC7 LOTSCHBERG Hannover – Brig
D701 Dortmund – Feudenstadt
IC505 SENATOR Hamburg – Frankfurt
IC25 ERASMUS Amsterdam – Insbruck
IC513 WETTERSTEIN Braunschweig – Mittenwald
D2027 Dortmund – Frankfurt
IC616 HOLDRLIN Munchen – Dortmund
IC526 WALHALLA Regensburg – Hannover
IC608 HEINRICH HEINE Frankfurt – Hamburg
IC516 GUTENBERG Munchen – Hannover
IC664 STOLZENFELS Munchen – Dortmund
IC606 POSEIDON Frankfurt – Hamburg
しかも、Intercityの合間を縫うように、ローカル列車や急行列車、貨物列車にLufthansa Airport Expressと盛りだくさんの列車が行き交ったほか、対岸を走る列車を望むことが出来、お腹いっぱいの数刻だった。
なお、撮影ポイントこちら。

ネットでこのように検索できるとは便利になったものだ。

廣田尚敬氏の写真展

Hirota1広田 尚敬 作品展
「蒸気機関車の時代 ~昭和34年とF~」

が半蔵門のJCIIフォトサロンで開催されていることを知り、昨日の東京出張の折、新幹線を1時間早く乗り上京。

東京駅から半蔵門線には、日本橋口のおかげで、乗り換えは便利だ。
開館間際ということで人もいない。
思えば、大学の写真部時代は廣田氏の写真は憧れであった。
Hirota2
C62の動輪の流し撮りは、初めて見た時もすごくインパクトを感じたが、この度も会場の写真の中でもオーラを発していた。


この他にも雪の狩勝峠の雄大な写真にため息をつく。
また、古い北海道の地方鉄道には、こんな鉄道があったのかと思う。
短い時間であったが、懐かしい思いと、蒸気機関車の力強さに触れた。
Nozomi1さて、出張は大崎にあるビルの会議室にて
この会議室からは新幹線が良く見えるということで、この日はデジカメと持参


Nozomi2会議の合間に少し撮らせてもらった。

D 406/407 “Chopin” Warszawa – Wien

今年はショパン生誕200年
モーツァルトやハイドンのような記念塗装の機関車は登場するのだろうか?
国際夜行列車「ショパン号」はワルシャワとウイーン・プラハ・ブダペストを結んでいるそうだ
http://www.intercity.pl/?page=timetable&ph_center_start=show&tsr_id=1273
YouTubeで動画を見つけた

タウルスが牽引する、車載車・寝台車を含オーストリア(OBB)・ポーランド(PKP)・ロシア(RZD)の混合編成

ユーロナイト オリエント急行 廃止

定期列車としてのオリエント急行が今年(2009年)12月12日をもって廃止されるそうだ。
時事ドットコム
英インディペンデント誌
廃止されるのはストラスブール~ウィーン間の夜行列車ユーロナイト(EN468/469)。
豪華寝台車も連結されておらず、オーストリア国鉄の1・2等寝台車とクシェットと呼ばれる簡易寝台車(日本のB寝台のカーテンが無いような設備)2両、座席車2両の5両で運行されている。
(ウイーン-カールスーエ間は、ブダペストーフランクフルト間のENと併結)
記事のように、2001年まではパリまで運行されていたが、ストラスブールで打ち切りになったのもTGV東線が開通したことが大きな理由であろう。
Fahrplan
これは、以前に紹介したドイツ国鉄時刻表に掲載されている現行のオリエント急行
私の所有しているZゲージの模型で編成するとこんな感じである。
Oebb EN
もっとも、昔はイスタンブールとパリを結んでいたが、豪華寝台車全てで編成されているわけでなく、数両の寝台車と2等車を含む座席車で構成されていた。
旅行記などを読むと、この車両の落差が面白い。
そして、何日もわたってイスタンブール-パリを直通する乗客は皆無となり、年々運行区間が短くなり、ついに今年で廃止という訳だ。減少し、1962年にはワゴン・リ社の寝台車が外され、普通の国際列車となった。
1977年にはイスタンブール直通が廃止となり、私が訪欧した1986年にはパリ-ブカレスト間で運行されていた。
Thomas Cook Timetable
なお、クルーズトレインとしてのオリエント急行には変わりない模様だ。
日本で一般に周知されているオリエント急行というのは、定期列車のオリエント急行ではなく、クルーズトレインとして、ロンドン-パリ-ベネチアを結んでいる「ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス」(VSOE)のことだが、これはいわばカシオペアやトワイライトエクスプレスのようなもの。
VSOE GINORI
これらの食器はVSOEで使用されているジノリ
また、日本を走ったオリエント急行はこれとも異なり、「ノスタルジック・イスタンブール・オリエント・エクスプレス」(NIOE)。
Orient Express 88
NIOE
1986年のトーマスクック時刻表の裏表紙には、運行10周年記念の広告が。
これもVSOEと同様なものだが、運行会社が倒産してしまい、その時のプルマンカー(サロンカー)は今、箱根のラリック美術館で展示されている。
Hakone
このワゴン・リ社の豪華寝台車で編成され来日したオリエント急行は、昨年末Nゲージで発売されている。
KATO OrientExpress8

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家人のメモリーカードより

前に母のアルバムよりと題して記事を投稿したが、先日来記事にしてきた家人の旅行のメモリースティックからのスナップを紹介しよう。
同職の女性のK先輩と二人、
大阪から新幹線で東京、NEXで成田 夜の便でパリ経由で翌朝ボルドーへ。
パリからTGVで合流するY先輩夫妻を待つ間、ボルドー駅でのスナップ。
Bordeaux_trum
駅前で路面電車に思わずカメラを向けたのこと。

Bordeaux_tgv
Y夫妻を待つプラットホームでのスナップ

その後、アキテーヌ地方、ミディ・ピレネー地方を巡りアビニヨンでY夫妻と別れる。
Avignon_tgv
アビニヨンからTGVでドゴール空港を向かうのだが、寸暇を惜しんで携帯でのスナップ。

元画像より、トリミング・傾補正・色補正を私が加えたが、タイミングや構図はなかなかと思うのは身贔屓だろうか。
私の鉄分が伝染し、しばし鉄子の旅を味わってきたようだ。

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