京都南座 吉例顔見世興行

今年も、新型コロナウイルス感染症の影響により、いくつかの公演がキャンセルとなりましたが、それでもそれなりに、ミュージカル・オペラ・コンサートと鑑賞し、〆は、12月12日に京都南座で吉例顔見世興行。

演目は、第一部の晒三番叟と曽根崎心中。

これまでも、歌舞伎そこそこ観劇してきましたが、お初徳兵衛の曽根崎心中は初見。鴈治郎さんは、大阪商人の役ははまってますね。

歌舞伎といえば幕間弁当ですが、感染防止の観点から、席では食事を取れないのと、チケットは第一部だけでしたので、四条大橋を渡って東華菜館へ。

ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計とのことで、以前から一度訪れたかったお店。お料理は、伝統的な北京料理とのことですが、子供の頃父に連れられで食べたミナミのハマムラにもよく似た味で懐かしい思いにひたりました。

NISSAY OPERA 2021 ラ・ボエーム

 

10月23日(日)フェニーチェ堺(旧堺市民会館) 大ホール で開催された、NISSAY OPERA 2021 ラ・ボエーム を観てきました。
今年2回目のオペラです。

 

2021年6月日生劇場上演『ラ・ボエーム』のPVです。

NISSAY OPERAの全国公演ということで、指揮者と演出家は日生劇場での公演と同じでしたが、演出の内容は、新型コロナウイルス感染症の影響により簡素化されており、第2幕の賑やかなカフェ・モミュスの場面が省かれ、第1幕の屋根裏部屋をカフェに見立てた演出となり、第1幕から第4幕を屋根裏部屋で通しで演じられ、少し寂しく感じましたが、このパリの屋根裏部屋の雰囲気は、物語とうまくマッチしており、冬の寒さと貧しい主人公達の境遇が伝わってきました。

この公演は日本語公演ということでしたが、先日のメリー・ウイドゥほど洗練されていなかったのは残念なところであるものの、字幕を意識せずに見ることが出来、楽しむことが出来ました。

2020年1月のアイーダに続き、生まれ故郷の堺で、オペラを観ることが出来たのも何よりです。

 

オリエント急行の展示会

9月18・19日、第38回目のヨーロッパ遺産の日は、フランスの鉄道200年の歴史とTGVの40周年を祝い開催されました。

リール・フランダース駅では、オリエント急行の客車が展示され、ガイドツアーも開催されました。

19世紀のコスチュームを着たエキストラも、展示に華を添えSNSにもその模様が多く投稿されます。
リールでの展示に向けての送り込み回送のショットもInstagramに投稿されております。

この他にも、多くの方がSNSに投稿されております。Twitterへのリンクを貼っておきますので、ご興味のある方はご覧ください。

https://twitter.com/search?q=orient%20express%20lille&src=typed_query


さて、昨年9月、SNCFのオリエント急行の車両が、12月よりシンガポールで展示されるとの報に接しました。

そして、10月には、セーヌ河から、艀に乗せられた車両が出航したとも報じられました。

会期は延長されて、2022年1月12日までとなっております。

Insatagramには、#orientexpressexhibitionsgのハッシュタグをつけて数多く投稿されています。


https://www.instagram.com/explore/tags/orientexpressexhibitionsg/


一方、南仏アルルのエスパス・ヴァン・ゴッホ (Espace Van Gogh)では、Oreint Expressの写真展が2021年7月4日から9月26日まで開催中だそうです

SNCFのサイトでは、展示されている写真家のEva Gravayatの作品を紹介しております。

元記事でも紹介されている、Eva Gravayatの作品を含むオリエント急行本は、こちらです。

私も買い求めております。

オリエント急行の歴史だけでなく、ワゴン・リ社の寝台車とそれをめぐる風俗など、楽しめる1冊です。

Orient Express – FDD(オリエント急行基金)は、この展示会にあたって、Instagramのアカウントに展示の模様や写真集のページなども公開しております。


https://www.instagram.com/orientexpressheritage/


オリエント急行というのはインスタ映えする素材なのでしょうか。
Instagramには、#orientexpressのハッシュタグをつけて10万件近く投稿されています。

今回紹介した、リール・フランダース駅やシンガポールでの展示だけでなく、先日投稿したORIENT EXPRESSのブランド、ベニス・シンプロン・オリエント急行などなど。
観ていて飽きません。


https://www.instagram.com/explore/tags/orientexpress/

シャネルのプロモーションビデオ

以前、YouTubeで動画を検索したところ、シャネルの5番のプロモーションビデオを見つけました。

ワゴン・リの寝台車でイスタンブールに向かいます。
車内だけでなく、走行のシーンもあり、魅力的な動画です。

出発した駅の外観と到着した駅の構内はリモージュ駅、出発する駅のホームはニース駅です。

メイキングビデオも公開されております。
列車の撮影シーンはもう少し長く欲しかったところです。
シャネルの2019/2020年クルーズコレクションのプロモーションビデオは、パリ・リヨン駅が舞台です。
ゲンコツ型の電気機関車、レストラン「トラン・ブルー」、ステンレス客車など、アイテムの選択に思わずニマリ
グラン・パレで開催された、シャネルの2019/2020年クルーズコレクションのファッションショーでは、プラットホームに見立てたランウェイをモデル達がウォークします。
駅名票、プラットホームの番号案内、プラットホーム間の線路や車止めと、細かなところまで気を配られています。

シャネルのほかエルメスも、1952年にルイ・ヴィトンのように、ワゴン・リの客車の前にトランクを積み上げた広告を作成しています。

また、ロンドンの服飾店が、ワゴン・リのプルマン客車を背景にしたクリスチャン・ディオールのスーツの広告を作成したようです。

ヴィクトリアズ・シークレットという婦人服ブランドのテレビ・コマーシャルのメイキングビデオです。
国際列車が行き交うプラハ駅で撮影された様子が伺えます。
テッド・ベイカーというイギリスの服飾ブランドのプロモーションビデオは、蒸気機関車に牽かれたプルマン客車が舞台です。

豪華列車を舞台としたお洒落な画像をPinterestで収集しております。

これからも、このような動画や画像を紹介していきたいと思います。

ジャン=ポール・ベルモンド

フランスの俳優 ジャン=ポール・ベルモンド氏(Jean-Paul Belmondo)が、9月6日お亡くなりになったという知らせがSNSのタイムラインに流れてきました。

ジャン=ポール・ベルモンドといえば、アラン・ドロンと共演した、ボルサリーノ(1970)ですね。
ジャン=ポール・ベルモンドは、鉄道ファンだったという説もあり、相続人(1973)の撮影にあたっては、展望車の修復のスポンサーを務めたそうです。

また、アクション・スターとしても活躍し、恐怖に襲われた街(1975)では、メトロの屋根の上を駆け巡ります。
大頭脳(1968)では、フランスのディーゼル機関車が牽引する現金輸送列車を襲撃します。

アマゾンの男(Amazone 2000)では、キューバの蒸気機関車が疾走します。

安らかなお眠りをお祈りいたします