Herbst-Neuheiten 2022

9月15日 今年も、メルクリン 秋の限定品が発表となりました。

新製品のプロモーションビデオがYoutubeで公開されており、15:27 から、16:33がZゲージについての映像です。
今回、Zゲージ関連は次の4製品

80632 Z Gauge Christmas Car for 2022
81320 “Wiebe” Train Set with Road Number V 320 001-1
82596 Freight Car Set with Mixed Loads
88697 Class 212 Diesel Locomotive

今年のクリスマスモデルは、貨車ではなく客車です。
81320 軌道敷設会社 WIEBE 保線列車セットのV320型ディーゼル機関車と88697 212型ディーゼル機関車は新型モーターを採用とのこと。

英語版カタログはこちらから、ダウンロードできます。
https://streaming.maerklin.de/public-media/m/hn_22/EN_mae_henh2022.pdf

Book 50 Years of Mini-Club

1972年のニュルンベルク トイメッセで、ドイツのメルクリン社が、220分の1・6.5mmゲージの鉄道模型「メルクリン ミニクラブ」を発表して、今年で50周年を迎えました。

今年2月のメルクリンの新製品の発表では、50周年記念として、記念誌の発刊や記念モデルが発表となりました。


Jubiläumsbuch 50 Jahre Mini-Club – Alles über die Spur Z

当初発売は6月を予定しておりましたが、少し遅れて7月中旬の発売となり、私のもとには、他のZゲージ車両とともに、8月初旬に到着しました。

さて、50周年記念誌は、A5版162ページのハードカバーで、章立ては、
・歴史
・魅惑のレイアウト
・導入と運転
といった内容で、その間にZゲージモデラ―からの祝辞が掲載されております。

歴史の章では、メルクリンのカタログ等からの写真を交え、BR89型蒸気機関車の小さなこと。BR003型蒸気機関車の精密なことに触れ、大人の模型とアピールしています。

50年にわたるメルクリンZゲージの中で、それぞれの年のトピックとなる製品や、ドイツ国外向けの製品のハイライトとともに、インサイダークラブ会員向けの特別製品と贈答貨車の一覧も掲載されております。

魅惑のレイアウトの章では、数多くのレイアウトが掲載されており、NゲージやHOゲージと比べても遜色のない精巧な出来で楽しませてくれます。

導入と運転の章では、上の画像のように、複雑な配線の解説やメンテナンス、3D画像を交えた15件のレイアウトプラン、サードパーティを含むストラクチャーの紹介などが掲載されています。

祝辞の中には、Osaka Z Day 2018にゲスト参加された、Raffele Picollo氏も寄せられています。

といった、盛り沢山の内容なのですが、残念なのは表紙の紙質があまり良くなく、届いた折には折レが生じていたことと、アメリカのショップでの予約時には、英語版の発売もありそうではありましたが、中止になったことです。

ドイツ語にしろ英語にしろ外国語は苦手ですので、スマートフォンのGoogle レンズで、翻訳しながら、画像中心で楽しんおります。

 

ETR252 Arlecchino

1960年製のイタリアの特急電車 ETR252形が、5月22日に運行されるとの記事が、Facebookのタイムラインに流れてきました。

ETR 250はヨーロッパ国際特急(Trans Europ Express)セッテベッロ(ETR 300)の短編成型で、セッテベロの7両編成に対して4両編成となっており、アルレッキーノ(Arlecchino)の愛称で呼ばれ、1960年から1986年にかけて定期列車で運行されていました。

ETR300/250は、運転台を先頭車の2階に設け、1階には、展望室を設けており、名古屋鉄道7000系「パノラマカー」(1961年)や小田急3100形「NSE」(1963年)に影響を与えました。

ETR252は、イタリア鉄道に関する歴史的遺産を管理する財団 イタリアFS財団の手により修復が完了し、昨年秋、運行が開始されました。

鉄道ファン2022年2月号に、ETR252の復活の記事が掲載されています。

欧州鉄道フォトライターの橋爪智之氏もYouTubeチャンネルでその模様をアップロードされております。
Instagramに投稿された、ローマからミラノに向かうETR252の画像です。
トスカーナ州ヴァイアーノ駅を通過するETR252
うp主のChris Ogilvieさんは、当日TwitterにETR252の車内外の動画や画像を投稿されておりましたが、YouTubeに編集のうえ、アップロードされました。
トスカーナ州セスト・フィオレンティーノ駅を通過するETR252
ようやく、YouTubeにも動画がアップロードされてきました。

ZゲージのETR300/ETR250は、Atlas MnitrainのETR300/SettebelloをZショーティのシャーシを用いて走行化改造を行いました。

往年の名列車の動画を楽しみ、また、模型でも楽しめる。鉄道趣味の良いところです。

Sommer-Neuheiten 2022

メルクリン社から今夏の限定品 Sommer-Neuheiten 2022 が発表になりました。

Zゲージの新製品は

80832 Marklin Magazin Z Gauge Annual Car for 2022
81341 German Federal Postal System Train Set
86236 Type Omm 52 Gondola in Real Bronze
88233 Class 193 Electric Locomotive
88596 Class Re 420 Electric Locomotive
88679 Class 101 Electric Locomotive
88846 Class 50 Steam Locomotive

の7種類

88233 Class 193 Electric Locomotive のベクトロンは、”Flying Dutchman”のデザイン。ワーグナーのオペラ「さまよえるオランダ人」の題材となっています。
88596 Class Re 420 Electric Locomotive は、スイス鉄道175周年塗装で、左右の面のデザインが異なります。
88679 Class 101 Electric Locomotive は、”STEAM RAILROAD ROUTE Saxony”のデザインで、こちらも左右の面のデザインが異なります。

英文カタログはこちらから

2022年の新製品の発表直後に、とあるショップのサイトから流れた次のリーク画像の製品、最初の81341以外は発表されませんでしたね。
Herbst Neuheiten 2022で発表されるのでしょうか。

 

SNCF BB67400

昨年(2021年)フランスの新しい鉄道模型メーカー AZAR MODELSが誕生し、年末にはフランス国鉄(SNCF) BB67400型ディーゼル機関車が発売されました。

私も早速オーダーを出したところ、年が明け3月初め、ロシア軍のウクライナ侵攻の最中、航空郵便を積載したエールフランス機はロシア上空を避け中央アジア経由で関西空港に到着し、無事受け取ることが出来ました。

オーダーしたのは、標準色とEn Voyage塗装の2タイプ。

箱型のずんぐりとした姿は、ドイツのディーゼル機関車とは然程違いはありませんが、カラーリングは随分違います。

標準色の機関車には、2021年のメルクリンの新製品 82427 フランスの飲料水メーカーのロゴの入ったスライディングタープ貨車を、en voyage塗装の機関車には、メルクリンのコライユ(Corail)客車を牽かせました。

また、フランスの隣国、イギリスのディーゼル機関車も昨年、ヤフオクで入手しております。

今は無くなりましたが、ガラス電車ET91などを製造販売していたSchimidtのClass47型ディーゼル機関車です。

Baden谷九のカレンダー用に、Atlas Minitrains のGolden Arrow号の客車を牽かせて撮影です。
背景は、VSOEの車中から撮影した牧場の写真です。

ロンドンとパリを結んでいた夜行列車 Night Ferry を見立てて、メルクリン miniclubのオリエント急行セットのワゴン・リ客車を牽かせました。

新型コロナウイルス感染症の影響により中止となった、今年のニュルンベルク国際玩具見本市 (Spielwarenmesse International Toy Fair Nürnberg) ですが、出展を予定していたメルクリンは例年通り記念品となる貨車を用意しておりました。

今年はメルクリン Zゲージが発売されて50周年ということもあり、当時「世界最小」と称されたBR89型蒸気機関車と今年のインサイダーモデルであるV320型ディーゼル機関車を両面に描かれています。
そして、パッケージの表面にはメルクリン miniclub 50周年のロゴが、箱裏には初期のパッケージのデザインが印刷されております。

AZAR MODELS の次の新製品CC72000はBB67400が好評のため、BB67400の生産を優先するため、秋に発売が延期となりました。

メルクリンの2021年発表のVectronも世界的な半導体不足により納期が遅れております。

ようやく届いた製品を前にしながらも、次なる新製品が待ち遠しとは罪深いものです。

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