Europe 2015 (1) – プロローグ

前回の旅行から3年が経過してしまいました。
このブログでも一部アップしたり、SNSでも写真は紹介しておりますが、全体をまとめることも無かったので、旅行記としてまとめてみたいと思います
2015年9月の敬老の日・秋分の日を含む連休はシルバーウィークと呼ばれる大型連休となることを年初に知り、仮に海外旅行を出かけることができたらなぁと、航空会社のサイトにアクセスして、おおよそのプランと金額をEvernoteにメモして半年。
例年、9月中旬は業界団体の会議が多く開催されるので、海外旅行のプランニングもお遊びと諦めていたところ、6月に入り9月のスケジュールが確定し、シルバーウィークの間と前後に会議が開催しないことが判明したため、海外旅行の夢も一挙に現実化しました。
年初にいろいろとプランニングしていたものの、いざとなれば迷うもので、まずは行先から再検討。
ドイツ・ウィーン・プラハといったところがまず候補から落ちロンドン・パリ・ブルゴーニュをどう組わせるか思案しているうち、ブルゴーニュをあきらめ、ロンドン-パリの移動をユーロスターではなく、Venis Simplon Orient Express(VSOE)に乗車することにして旅程を組むことにしました。
また、相棒は以前AFでパリを往復した際、エコノミーのシートが辛い経験をしたため、今回は少し奮発してプレミアムエコノミークラスを利用することとしたわけですが、出発まで3か月を切っておりAFは直行便は満席ということで、乗継便を探します。
するとCXが香港乗継ですが関空から出発できるうえ、値段もお手ごろということで、旅程を組み立てます。
それでも、半月余り本当に出かける悩みに悩み、7月に入ってCXのサイトで残席がわずかと表示されてやっと決断。
パスポートは期限が切れて10年経過しておりますので、番号は空白でポチッ!
以下のeチケットが発行されました。

Cx_2
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ELECTRONIC TICKET
PASSENGER ITINERARY RECEIPT
CATHAY PACIFIC AIRWAYS LTD DATE: 08 JUL 2015
INTERNET BOOKING AGENT: 0001
NAME: *******/***** MR
TOKYO FQTV: *******
IATA : *** *****
ISSUING AIRLINE : CATHAY PACIFIC
TICKET NUMBER : ETKT *** **********-**
BOOKING REF : AMADEUS: 8LEAKA, AIRLINE: CX/8LEAKA
FROM /TO FLIGHT CL DATE DEP FARE BASIS NVB NVA BAG ST
OSAKA KANSAI CX 567 B 18SEP 0920 RHZPEY1Y 25K OK
INTERNATIONAL
TERMINAL:1
HONG KONG SEAT: 45H ARRIVAL TIME: 1220 ARRIVAL DATE: 18SEP
INTERNATIONAL
TERMINAL:1
HONG KONG CX 253 R 18SEP 1435 RHZPEY1Y 25K OK
INTERNATIONAL
TERMINAL:1
LONDON HEATHROW SEAT: 33E ARRIVAL TIME: 2030 ARRIVAL DATE: 18SEP
TERMINAL:3
PARIS CHARLES CX 260 R 23SEP 1315 RHZPEY1Y 25K OK
DE GAULLE
TERMINAL:2A
HONG KONG SEAT: 33E ARRIVAL TIME: 0645 ARRIVAL DATE: 24SEP
INTERNATIONAL
TERMINAL:1
HONG KONG CX 594 R 24SEP 0755 RHZPEY1Y 25K OK
INTERNATIONAL
TERMINAL:1
OSAKA KANSAI SEAT: 33E ARRIVAL TIME: 1245 ARRIVAL DATE: 24SEP
INTERNATIONAL
TERMINAL:1
AT CHECK-IN, PLEASE SHOW A PICTURE IDENTIFICATION AND THE DOCUMENT YOU GAVE
FOR REFERENCE AT RESERVATION TIME
ENDORSEMENTS : DATE CHG AT FOC NONREF/PEY
PAYMENT : CC JC XXXXXXXXXXXXXXXX/ExpXXXX ******* ******
FARE CALCULATION :OSA CX X/HKG CX LON Q5.80 1175.23/-PAR CX X/HKG CX OSA
Q5.80 1175.23NUC2362.06END ROE124.230000XT
310OI3950QX620IZ1080FR1730FR
AIR FARE : JPY 293500
TAX : JPY 2730SW JPY 310OI JPY 3950QX
JPY 620IZ JPY 1080FR JPY 1730FR
AIRLINE SURCHARGES : JPY 11000YR
TOTAL : JPY 314920

Gare de l’Opera (6) – background

実際の製作作業に移れないため、ストーリーを練っております。
Plan場所は、ラ・ファイエット通りとオスマン通りの間、タイブー通りに面しています。
プロヴァンス通りとラフィット通りが交差しながら線路を跨ぎます。

1889年のパリ万国博覧会を機に、北駅 東駅への国際列車を、パリ中心部へ乗り入れるため建設されました。
現在のRER E線とは、ほぼ重なっております。
プティト・サンチュール経由で、各方面からの列車も乗り入れも行われました。
蒸気機関車の入線や線路配置など矛盾はありますが、ご都合主義の設定です。
最寄のメトロの駅は
 地下鉄7 9号線 Chaussée d’Antin – La Fayette 
 地下鉄8 9号線 Richelieu – Drouot
です。
さて、オペラ駅が建設された頃の歴史背景を振り返ってみましょう。
パリの駅の開業の歴史は次の通りです。
 1837 サン・ラザール駅
 1840 モンパルナス駅
 1840 オステルリッツ駅
 1846 パリ北駅 (現駅舎は1865)
 1849 パリ東駅
 1855 リヨン駅 (時計台のある現駅舎は1900)
 1859 バスティーユ駅 (1969廃止)
また、1900年の万国博覧会にあわせてオルセー駅が開業しております。
1883.10.4には、オリエント急行の運行が開始されました。
ナポレオン3世の時代(1848-1870) ジョルジュ・オスマンによる パリ大改造が1853-1870 にかけてですが、
普仏戦争 1870-1871 を経て
 1874 オペラ座
 1865 オ・プランタン
 1893 ギャラリー・ラファイエット
が建設され、1889年の万国博覧会では、 エッフェル塔 が建設されました。
また、
 1889 サン・ラザール駅前の現 Hôtel Hilton Paris-Opéra
 1898 Hôtel Ritz 
 1909 Hôtel de Crillon (建築は1758)
 1927 オスマン通りの現 Paris Marriott Opera Ambassador Hotel
が開業しています。
印象派展が 1874-1886 にかけて8回開催され、
モネの サン・ラザール駅が描かれたのは 1877
音楽家では、
 ベルリオーズ 1803-1869
 グノー 1818-1893
 オッフェンバック 1819-1880
 サン=サーンス 1835-1921
 ビゼー 1838-1875
 マスネ 1842-1912
 ドビュッシー 1862-1918
 サティ 1866-1925
 ラヴェル 1875-1937
などが活躍しておりました。
この間、パリでのオペラの初演は次のとおりです
 1858 天国と地獄 オッフェンバック
 1867 ロメオとジュリエット グノー
 1868 ファウスト グノー
 1881 ホフマン物語 オッフェンバック
 1875 カルメン ビゼー
 1884 マノン マスネ
 1893 ウェルテル マスネ
 1892 サムソンとデリラ サン=サーンス
 1894 タイス マスネ
 1899 トロイアの人々 ベルリオーズ
 1902 ペレアスとメリザンド ドビュッシー
メトロは、
 地下鉄7号線 1910
 地下鉄8号線 1913
 地下鉄9号線 1922
に開業となっております。
Paris19101910年のパリの地図に配置してみました。
オスマン通りがまだイタリアン通りと繋がっておらず、タイブー通りとの交差点が、まるで駅前広場のようにぴたりと合います。

パリの人から見れば突っ込みどころ満載の設定ですが、架空鉄道ということでご容赦を。

Gare de l’Opera (2) – prototype

ヨーロッパには
1986年に、フランス・スイス・ドイツ
昨年、ロンドン・パリ
と2度訪問しました。
ヨーロッパの駅といえば、終端型で大きなドーム屋根に覆われている駅が多くあります。
初訪欧時の
パリ・リヨン駅パリ・リヨン駅

パリ・リヨン駅
フランクフルト中央駅フランクフルト中央駅

ドイツ・フランクフルト中央駅もそうでした。
昨年の
ロンドン・ウォータール駅
ロンドン・ウォータール駅
キングスクロス駅キングスクロス駅
キングスクロス駅
セント・パンクラス駅セント・パンクラス駅
セント・パンクラス駅
ヴィクトリア駅
ヴィクトリア駅
パリ・サン=ラザール駅パリ・サン=ラザール駅

パリ・サン=ラザール駅
パリ北駅パリ北駅
パリ北駅
パリ東駅パリ東駅
パリ東駅
もそういった駅です。
東京駅東京駅

そして日本では、出張の折、度々利用した東京駅。
終端式ではありませんが、オランダ・アムステルダム中央駅をモデルにしたとのことで、赤レンガで造られた駅舎が特徴的です。
これらの記憶をもとに、構想という名の妄想は膨らみます。

Gare de l’Opera (1) – prologue

月日が経つのは早いですね。今年も、第一四半期を過ぎ、まもなくゴールデンウィーク。
鉄分補給の模様は、液体燃料の補給とともに、Instagramに随時アップしております。
さて、昨年末のOsaka Z Days。山ちゃん(千早さん)の終端駅セクションで、Baden谷九のカレンダー用写真を撮らしていただきました。
Berlinanhalterbahnhof

山ちゃんはブログ「千早巡遊&彩事記」でトリクッスNゲージ用ハンブルク=ダムトーア駅のキット(66140)を改造したレイアウトの製作記を綴っておられてます。
ブログの記事を拝見していると、昨年のヨーロッパ旅行にも想いを馳せ、自分もこのようなレイアウトを作りたいと年明けから妄想の日々を過ごしておりました。
メルクリンZゲージはドイツ型がメインですが、あえて、フランス パリを舞台に。
冒頭の画像のように、オリエント急行やミストラルの似合う駅を目標とします。
駅名を「Gare de l’Opera」と名付けますと、テンションも一段とアップしてきました。
作りかけの作品も山積みですが、妄想を実現に向けてブログに記事を書くことにより自分で自分の背中を押すことにしましょう。

パリ駅巡り⑤ 市内交通編

パリ駅巡り⑤ 市内交通編
ロンドン同様、パリ市内の観光はバス・地下鉄で。
Map

Mobilis

Mobilisという一日乗車券を購入
Bus2

サン・ラザール駅からオペラ座にかけては、バスのメインルート
Bus3

このような連接車体のバスも走っております。
Bus1

コンコルド広場から、42番のバスで、セーヌ川を越えて一般環状道路近くのジョルジュ・ポンピドゥー病院まで
Tram1

2006年から運転開始されたトラム(路面電車)のT3系統
セーヌ川にかかるガリリアーノ橋左岸から乗車します。
Tram2

古い建物が立ち並ぶオルレアン門で途中下車。
T3系統は、昔のパリの城壁に沿った一般環状道路(Boulevards des Maréchaux)を走っており、城壁の門の跡が道路の重要な拠点となっています。
Metro

メトロ(地下鉄)にも乗車してみました。
乗換の地下道は人が少なく寂しいところがありましたが、とにかく、人のいるところに乗車し歩きましたので、問題はありませんでした。
パリのバス・トラム・メトロはパリ交通公団(TATP)の運営で、カラーリングもライトグリーンとホワイトに統一されています。
この2色の車体は、パリの街並みによく映えています。

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