10月22日に、天皇陛下の即位礼正殿の儀が行われました。
即位の礼は、古来より大内裏の大極殿、内裏の紫宸殿において行われておりましたが、平成の即位礼より、皇居において執り行われることとなり、即位礼において天皇陛下が着座される高御座及び皇后陛下が着座される御帳台は、京都より東京に運ばれました。
6月のある日、思い立って京都御所に参観に行ってまいりました。
京都御所は、以前は春と秋の特別参観の時期でないと参観できなかったのですが、今では通年参観が可能となっております。しかし、数年前に京都御所を訪れて日は月曜日であったため参観できず、ようやくの参観となりました。
出町柳駅よりタクシーで中立売御門の内に。清所門より御所の中に入り、手荷物検査を受け、番号札を受け取ります。
新車寄せ越えると、紫宸殿を巡る朱塗りの廻廊と月華門が見えます。
側門から回廊の中に入りますと、右近の橘と左近の桜を控えた紫宸殿
清涼殿の前には、漢竹と呉竹が植えられておりますが、こちらは南側の漢竹。
弘廂には、荒海障子と昆明池障子の二つの障子で仕切られております。
清涼殿の回りには、御溝水とよばれる溝に水が流れており、その落ち口が滝口と呼ばれていたそうです。
平安時代、清涼殿は帝の日常の居住の場所として使われており、年中行事障子の奥 清涼殿の南庇には、秘書官たる蔵人が控えており、清涼殿を警護する武者は滝口に詰めていたことから、滝口の武者と呼ばれるようになったそうです。
ここまでの順路は上図のとおりです。
記事が長くなってしまいました。続きは改めて。