RZモジュール - 2012.12.10 第二回Osaka Z Workshop

■2012.12.10 第二回Osaka Z Workshop

私たち、関西を中心としたZゲージ鉄道模型の愛好者のグループ「Baden谷九」のメンバーが、第二回Osaka Z Workshopで展示した、RZモジュールによるモジュール式レイアウトを紹介します。


大きなレイアウトはなかなか作りにくいですが、モジュールレイアウトは気軽に始められ、収納もコンパクトでみんなで持ち寄って楽しむことが、出来ます。また、拡張も簡単です。まだまだ未完成ですが、少しずつ作ってます。
byくりちゃん

その時々でお気に入りのモジュールに交換が可能なレイアウトです。収納もコンパクトで飽きのこないのがメリットです。まだ途上ですが、欧風列車に似合う情景を目指して、ちまちまと製作しています。
from 山ちゃん

また、シーナリーをまだ組み込んでいない素のモジュールを展示台として、モジュールの紹介を兼ねて展示しました。

画像提供:くまどんさん


RZモジュール - Zゲージ鉄道模型レイアウトモジュール

「RZモジュール」は、2012年に私たち、関西を中心としたZゲージ鉄道模型の愛好者のグループ「Baden谷九」が策定したZゲージ鉄道模型レイアウトのモジュール規格です。

■経緯

2012年4月の月例ミーティングで、「モジュール規格を策定し、1年くらいかけてみんなで作ろう。」ということになり、接続はロクハンレールによる。直線モジュールは長さ440mmの複線を基本モジュールとし、カーブモジュールとエンドループモジュール(ドッグボーン用)も作成するという原案をもとに、月例ミーティングとメーリングリストで、モジュール規格を練ってまいりました。

■規格

レールはロクハンを使用し、モジュール間の接続はロクハンレールのジョイントによって行います。ボードの厚みは40mm とします。

直線モジュール。

線路間隔(B)の寸法は固定です。独自に制作する場合は、奥側の(A)は縮めることが出来ます。また、手前側の(C)は伸ばすことが出来ます。駅やヤードなどで長さが欲しいときは、2個を並べて固定して使用するなどとします。レールは両端がこの位置であれば、途中は自由なアレンジが可能です。

カーブモジュール。

オーバル時には4個使用します(図1)参照。 ドッグボーン時のエンドループでは6個を、三叉モジュールと組み合わせて使用します。(図3)参照 レールへの給電はカーブモジュールで行います。照明・ポイント等の電源(DC9Vに統一)は各モジュールで独立させます。

三叉モジュール。

ドッグボーン時のエンドループ形成用です。(図3)参照、あるいはオーバル時に途中に挟んで3線構成とします。(図2)参照


図1

図2

図3

図4

■RZモジュールの電源供給の方法について

1.レールへの給電
カーブモジュールの外周側から行います。

コントローラー側の線とレール側の線の接続は、メルクリンの接続プラグ(7141xと7142x)で行います。コントローラー側がオス(7141x)を使用します。線へのプラグの取り付けは半田付け不要で、マイナスドライバーで可能です。
レール下側に薄い銅板等を挿入して裏側へ線を引き出します。
線を通す5mm×5mm程度の切り欠きを側板下部に空けます。
コーナーの両側切り欠きを空け。どちらを使うか選べるようにします。

2.ポイントや照明の給電
各モジュールで独立して行いますが、DC9Vに統一します。前後どちら側からでも接続できるようにしておきます。

ACアダプタのプラグは標準的な外径5.5mm ピン2.1mm センタープラスに統一します。ボード側はそれにあったジャックとします。
線を通す5mm×5mm程度の切り欠きを側板下部に空けます。
こちらにも切り欠きを空け。どちらを使うか選べるようにします。

3.プラグについて
メルクリンの接続プラグには、左の写真のような旧型もありますが、新型と旧型は互換性がありませんので、新型に統一します。また、メルクリンの接続プラグには6色ありますが、メルクリンコントローラーのレール給電線の色である赤(71415と71425)と茶(71411と71421)に統一します。


■モジュールの紹介

メンバー製作のモジュールを次に紹介しましょう。

男の隠れ家 1月月例ミーティング

関西を中心としたZゲージ鉄道模型の愛好者のグループ「Baden谷九」の今年最初の月例ミーティングが1月19日開催されました。

この日は、新メンバー1名と、ゲスト参加1名を含む、8名の参加者でした。

2014年4月のプランニング開始より5年目を迎える二代目レイアウトの製作について意見交換を行い、山岳部モジュールのうち、左側の山を巡る山岳線について、次回のミーティング時に集中して製作することとなりました。

また、くまどんさんの手により、トンネルポータルをベースに取付けられ、雰囲気が断然、良くなってきております。

ゲスト参加の準急 響さんとは、Osaka Z day 2018において、Zゲージ車両の自作について、意見を交換させていただきましたが、この日も、ロクハンの14系客車を改造して、お座敷客車「あすか」と、50系客車を改造して、「SL人吉」用客車を作られて、持ち込んでこられました。
窓空けやドア埋め、窓ガラスの処理など、苦労が窺えます。

また、ロクハンのZショーティの動力ユニットを改造して、他の車両への転用を模索中とのことで、
タミヤのミニ四駆のパーツを利用したシャーシの製作というアイデアを披露いただきました。

またの参加をお待ちしております。

5年目を迎える二代目レイアウトの製作、次回は更なる変化をご報告できることでしょう。

Marklin Z Neuheiten 2019

メルクリン社の2019年の新製品が、1月16日に発表となりました。

例年のように、カタログからZゲージの新製品を抜粋して紹介しましょう。


今年は次の34点です。

80030 Z Gauge Museum Car for 2019
80329 Z Gauge Insider Annual Car for 2019
80419 Z Gauge Easter Car for 2019
81593 TEE 75 “Roland” Train Set
82132 Type Rmms 33 Stake Car Set
82324 “Aral” Tank Car
82329 “Von Haus zu Haus” / “From Door to Door” Freight Car Set
82334 Type X05 Low Side Car
82417 Sliding Wall Boxcar Set
82425 “DBG” Car Set
82435 Type Eamos Side Dump Car Set
82803 Type OOtz 43 Hopper Car
86307 “Coal Traffic” Freight Car Set
86308 Type OOtz 50 Hopper Car
86604 K.P.E.V. Freight Car Set
86665 Powdered Freight Silo Car Set
86667 “Frankenzucker” Powdered Freight Silo Car
87093 Automobile Transport Car
87297 DB Regio AG Bi-Level Car Set
87507 “Hollentalbahn” Passenger Car Set
87591 Type Bpmz 291.2 “Kinderland” Open Seating Car
88025 Class Klv 20 Small Car
88167 Class 798 Powered Rail Car
88204 Class 221 Diesel Locomotive
88438 Class 143 Electric Locomotive
88564 “Crocodile” Class Ce 6/8 III Electric Locomotive
88634 Class 54 Diesel Locomotive
88635 Class M61 Diesel Locomotive
88850 Class 03.10 Express Locomotive with a Tender
88889 Class 85 Steam Locomotive
88962 Class 86 Steam Locomotive
88985 Class G 8.1 Steam Locomotive
89709 “Himmelreich” Station Building Kit
89758 “Fish Belly” Bridge Building Kit

英文カタログはこちらから

81593 TEE 75 “Roland” Train Set は、スイスのRe4/4 II TEEカラーとTEE客車のセットです。
ドーム駅のモジュールでBasel SBB駅よろしく、機関車の付け替えをやってみたくなります。
88025 Class Klv 20 Small Car は、いわゆる軌道モーターカーのようなものですが、フォルクスワーゲン・バンの車体です。
かなり小さなボディですが、構造が気になるところです。

発売が待ち遠しいところです。

ミュージカル - マリー・アントワネット

今年の初観劇は、梅田芸術劇場でミュージカル『マリー・アントワネット』


原作は、遠藤周作氏
脚本は、「エリザベート」「モーツァルト!」「レディ・ベス」などを書いたミヒャエル・クンツェ氏


主な配役は上の画像のとおりです。

マルグリット・アルノー役のソニンさんの熱演
オルレアン公の吉原光夫さんの怪演
ルイ16世役の佐藤隆紀さんはイメージ通り

フランス革命からナポレオンまでの歴史は、1789年のバスティーユから1812年のロシア遠征(序曲1812で年号を覚えてしまっております)を中心とした約30年ということで、平成の30年とほぼ同じ長さながら、激動の時代でした。
国王ルイ16世、王妃マリーアントワネットは断頭台の露と消えましたが、フランス革命を推進したロベスピエール、エベール、陰謀の黒幕のオルレアン公、そしてフェルゼンまでも寿命を全うすることなく殺されてしまう血で血で洗う時代でもありました。
フィナーレの「憎しみも、恨みも忘れて」という言葉が心に響きました。


終演後は、福島まで戻り日本酒割烹 別誂 uchiyamadaさんで。
いろいろと出していただいたのですが、特に鯨ベーコンが意外とあっさりしており、美味しくいただきました。


恒例の復習は、旧演出版のCDで余韻に浸っております。

PAGE TOP