Gare de l’Opera-(7) – Réseaus

実物だけではなく、模型の世界でも、レファレンスを求めてネットを彷徨っております。

2015年のOsaka Z Daysで、山ちゃん(千早さん)の終端駅セクション
を拝見し、猛烈に自分もターミナル駅を作りたくなり、WEB上で検索しまくりました。
Letrain8そこで、見つけたのがこの1冊
早速、昨年を今頃買い求めました。
Le Trains Les Sopper-Réseaus Tome 8 : Le Paris des années 1930
André Helluin氏による1930年代のモンパルナス駅が、1冊のうち、半分を占めております。
レイアウトのことをフランス語では「Réseaus」と解り、検索も拡がってきました。
ランブイエの博物館にある、1/43のパリ東駅のレイアウト


パリ北西郊外 ラ・フレット= シュル=セーヌで活動しているAARP : Association des Amis du Rail du Parisis
パリ北駅のレイアウトのExpoTrain Goussainville 2015での展示

パリ郊外のセルジー=ポントワーズで開催されたRail Expo 2015 でのNゲージのパリ・リヨン駅のレイアウト
http://franzitrains62.skyrock.com/3273343116-Ma-visite-a-RailExpo-les-27-28-29-novembre-2015-a-Cergy-Pontoise-La.html
http://franzitrains62.skyrock.com/3273343260-Ma-visite-a-RailExpo-les-27-28-29-novembre-2015-a-Cergy-Pontoise-La.html

を検索することができました。
これらのレイアウトは、YouTubeで観ることができます。
こうして、模型の動画や画像を観ていると、早く手を動かしたくなってきました。
あとしばらくの辛抱です。

Gare de l’Opera (6) – background

実際の製作作業に移れないため、ストーリーを練っております。
Plan場所は、ラ・ファイエット通りとオスマン通りの間、タイブー通りに面しています。
プロヴァンス通りとラフィット通りが交差しながら線路を跨ぎます。

1889年のパリ万国博覧会を機に、北駅 東駅への国際列車を、パリ中心部へ乗り入れるため建設されました。
現在のRER E線とは、ほぼ重なっております。
プティト・サンチュール経由で、各方面からの列車も乗り入れも行われました。
蒸気機関車の入線や線路配置など矛盾はありますが、ご都合主義の設定です。
最寄のメトロの駅は
 地下鉄7 9号線 Chaussée d’Antin – La Fayette 
 地下鉄8 9号線 Richelieu – Drouot
です。
さて、オペラ駅が建設された頃の歴史背景を振り返ってみましょう。
パリの駅の開業の歴史は次の通りです。
 1837 サン・ラザール駅
 1840 モンパルナス駅
 1840 オステルリッツ駅
 1846 パリ北駅 (現駅舎は1865)
 1849 パリ東駅
 1855 リヨン駅 (時計台のある現駅舎は1900)
 1859 バスティーユ駅 (1969廃止)
また、1900年の万国博覧会にあわせてオルセー駅が開業しております。
1883.10.4には、オリエント急行の運行が開始されました。
ナポレオン3世の時代(1848-1870) ジョルジュ・オスマンによる パリ大改造が1853-1870 にかけてですが、
普仏戦争 1870-1871 を経て
 1874 オペラ座
 1865 オ・プランタン
 1893 ギャラリー・ラファイエット
が建設され、1889年の万国博覧会では、 エッフェル塔 が建設されました。
また、
 1889 サン・ラザール駅前の現 Hôtel Hilton Paris-Opéra
 1898 Hôtel Ritz 
 1909 Hôtel de Crillon (建築は1758)
 1927 オスマン通りの現 Paris Marriott Opera Ambassador Hotel
が開業しています。
印象派展が 1874-1886 にかけて8回開催され、
モネの サン・ラザール駅が描かれたのは 1877
音楽家では、
 ベルリオーズ 1803-1869
 グノー 1818-1893
 オッフェンバック 1819-1880
 サン=サーンス 1835-1921
 ビゼー 1838-1875
 マスネ 1842-1912
 ドビュッシー 1862-1918
 サティ 1866-1925
 ラヴェル 1875-1937
などが活躍しておりました。
この間、パリでのオペラの初演は次のとおりです
 1858 天国と地獄 オッフェンバック
 1867 ロメオとジュリエット グノー
 1868 ファウスト グノー
 1881 ホフマン物語 オッフェンバック
 1875 カルメン ビゼー
 1884 マノン マスネ
 1893 ウェルテル マスネ
 1892 サムソンとデリラ サン=サーンス
 1894 タイス マスネ
 1899 トロイアの人々 ベルリオーズ
 1902 ペレアスとメリザンド ドビュッシー
メトロは、
 地下鉄7号線 1910
 地下鉄8号線 1913
 地下鉄9号線 1922
に開業となっております。
Paris19101910年のパリの地図に配置してみました。
オスマン通りがまだイタリアン通りと繋がっておらず、タイブー通りとの交差点が、まるで駅前広場のようにぴたりと合います。

パリの人から見れば突っ込みどころ満載の設定ですが、架空鉄道ということでご容赦を。

Bahnhoefe – Vorbild und Modell

Front表紙買いの一冊
週明けにドイツより船便で到着しました。

2829構想中のターミナル駅や谷9の駅製作の参考に丁度いいタイミングの刊行です。

4243駅のコンコースについて詳細な解説や

5253駅ナカのショップ

5455駅ナカのレストラン

6263タクシー乗り場

ここまでで、約3分の1
240ページにわたって、鉄道模型の駅の紹介が続きます。
全てを読んだわけではありませんが、続きの頁も興味深い記事が盛りだくさんです。
模型製作のノウハウはありませんが、実物を交えた記事が満載です。
TMS別冊シーナリーガイドのドイツ語カラー版とでもいう一冊です。
今夜は、少し早めに帰宅して、ウイスキーをチビチビしながら斜め読みしつつ、この記事を買いてます。
日々の仕事が多忙な時期ですが、模型製作の意欲が湧いてきます。
春を迎える頃には、本格的に取りかかりたいですね。
アマゾンでも予約受付中のようです。

Gare de l’Opera (5) – planning

さて、レイアウトのほうもおおまかなプランを考えましょう。
Sideboardレイアウトの設置は模型の展示台を兼ねてリビングのサイドボード内
サイドボード内に収まるレイアウトを作ろうと構想して、10年以上経過しておりますが、全く進展していないのに、更なる計画を立てて良いのか。

Plan44
Raily4というレイアウト作図ソフトを使用します。
RZモジュールに接続することを前提とします。
ロクハンから、ダブルクロスレールが発売されたのは大助かりです。
両面2面4線だと設計は楽ですが…

Plan43
パリ北駅のように駅正面から真っ直ぐに伸びたホームも魅力です。

Plan43l
試行錯誤の繰り返し
ポイント部と駅部を別モジュールにすることでスペースに余裕ができました。
機関車の滞泊所も設けます。
実際には、現物合わせをしながらの線路配置となるでしょうが、まずはこのレイアウトプランで進めます。

3dview
3D化してみましょう。
少しドームの屋根が高い気がしますが、なかなかいい雰囲気です。

今年は結局、プランニングだけで終わってしまいましたが、来年はどれだけ作りあげることができるでしょうか。

Gare de l’Opera (4) – design

ドームのキットは、Baden谷九の共同レイアウトに充てることとなりましたが、駅モジュールの構想は進めます。
Fal222127aキットが届いたところで、主なパーツをスキャンして大まかなサイズを採寸しました。
大ドームが大きさの基本となります。

Partsこれにキブリの駅舎をどう組み合わせましょうか。

Side柱の間隔に、パーツの窓割りがうまく合いそうです。

Plan採寸したパーツをエクセル方眼紙の上に配置していきます。

Front_imageさらに、キブリのサイトのカタログ画像を切り貼りして、イメージを掴みます。

Side_image側面はこのような雰囲気で。

パーツの切り継ぎはかなりになりそうです。果たして大丈夫でしょうか。