Orient Express と Louis Vuitton

Instagramのタイムラインを振り返って眺めていましたら、「ORIENT EXPRESS SARAH MOON 」という本が写真集が発売されていることを知りました。

 
 
 
 
 
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Orient Express – FDD(@orientexpressheritage)がシェアした投稿

どういう本?、どこで売っているの?と、Google先生にお世話になりますと、Sarah Moon (サラ・ムーン)は、フランスのファッション・カメラマンで、どうやら ルイ・ヴィトンの「ファッション・アイ」コレクションの1冊として発売されているとのこと。

在庫を調べたとこと、梅田と心斎橋に在ることが判明。7月のある日、ブティックに足を運びました。

数千円の本ですが、ルイ・ヴィトンのバック等を購入した時と同様の丁寧な包装です。
ページをめくると、ラリックのパネルやワゴン・リのエンブレム。2015年に乗車した時のことを思い起こし懐かしい想いに。
全ページの内容は、早送りですが、YouTubeの動画でご覧いただけます。

ブティックでの購入時、店員さんとは、オリエント急行に乗車した旨や、2016年に東京で開催されたエキシビジョンについて、話を咲かせました。

東京出張の折エキシビジョンを観覧しました。
寝台車のモックアップの背景に車窓の風景に見立てた動画を流しておりました。
その前年の2015年、グラン・パレで展示されたエキシビジョンの公式PV

「旅するルイ・ヴィトン」というテーマのとおり、船・飛行機・列車などの旅に、ルイ・ヴィトンのトランクなどが使われてきた歴史が展示されていました。

ソファーに置かれた本にも掲載されていた、駅のプラットホームで、ヴィトンのトランクに腰掛けるカトリーヌ・ドヌーブ
2007年08月29日の日本経済新聞に、ルイ・ヴィトンの全面広告として掲載されて1枚と同じだそうです。

カトリーヌ・ドヌーブの広告のメイキング・ビデオ
ルイ・ヴィトン パリ 2012-13秋冬コレクションのファッション・ショーです。
ショー開始とともに、蒸気機関車に牽かれた列車が入線し、プラットホームに見立てたランウェイをファッション・モデルが練り歩きます。
ファッション・ショーのメイキング・ビデオです。
字幕がオンにして、自動翻訳の言語を日本語に設定してご覧ください。

トランク工場として創始され、世界初となる旅行用鞄の専門店をパリ創業したルイ・ヴィトンだけに、演出も憎いですね。

VSOE Paris to Istanbul 2019

Venice Simplon Orient Express (VSOE) は、年に一度トルコのイスタンブールまで運行します。

往路は8月20日15時53分にパリを出発し、6日目の8月25日15時18分に到着するスケジュールです。

昨年2020年は新型コロナウイルス感染症の影響により運行が中止となりましたが、例年ですと、そろそろYouTubeやTwitterに目撃情報が上がってまいりますので、SNS上で網を張っていましたところ、次のような投稿がありました。

残念ながら今年は、VSOEのパリーイスタンブール間の運行は中止になったようです。

一昨年の2019年、トルコの新聞社 Daily Sabah (デイリー・サバ) のサイトに、VSOEがイスタンブール駅に到着した記事が掲載されました。

Belmond社のVSOE Istanbul便の公式スケジュールのページ。

当時のページはすでに更新されておりますので見れませんが、2019年は、往路はパリを8月23日に出発し、イスタンブールに28日に到着するスケジュールでした。

1日目 8月23日 パリ出発
2日目 8月24日 ブダペスト到着
3日目 8月25日 ブダペスト出発
4日目 8月26日 ブカレスト到着
5日目 8月27日 ブカレスト出発
6日目 8月28日 イスタンブール到着

レギュラーのツアーでは運行されない、ハンガリー以東のルーマニアやトルコでの動画がYouTubeにアップロードされておりましたので、以下に紹介しましょう、

8月25日 ハンガリーからルーマニアに入りエピスコピア・ビホル(Episcopia Bihor)を通過
ルーマニア オラデア(Oradea)で運転停車
8月26日 シナヤ(Sinaia)付近を通過します。
ブカレスト(Bucharest)に到着です。
ルーマニアからブルガリアに入りカルノバトで運転停車
8月27日 ブルガリア・ルーマニア国境の小駅ルセ(Русе)到着、地元民が大歓迎 です。

往路は、黒海沿いのバルナ(Варна)を経由しました。

8月28日 トルコ入国ーイスタンブル到着

イスタンブル到着のシーンはインスタグラムから

復路はイスタンブールを8月30日に出発し、パリに9月4日に到着するスケジュールです。

1日目 8月30日 イスタンブール出発
2日目 8月31日 ブカレスト到着
3日目 9月1日 ブカレスト出発
4日目 9月2日 ブダペスト到着
5日目 9月3日 ブダペスト出発
6日目 9月4日 パリ到着
8月30日 ブルガリアのゴルナ・オリャホヴィツァ(орна Оряховица)で、地元民が見守る中運転停車
インバノボ(Инваново)を通過
8月31日 ルーマニアのヴラシュカ付近を通過します
まもなく、ブカレストに到着です。
9月1日 ブカレストで方向転換して出発

Il Treno della Dolce Vita でOrient Express が走ったイタリア同様、レギュラーのツアーでは運行されない国々では、大歓迎だったようです。

VSOEをパリからイスタンブールまで乗車した方がYouTubeに動画をアップロードされておりますので、以下に紹介します。

ルーマニアのフォーラムでも2019年のVSOEの運行について、画像が寄せられていました。

検索にあたり、orient express のブルガリア語 Ориент Експрес も記憶に残りました。

 

来年2022年は、往路パリ出発が8月26日、復路イスタンブール出発が8月31日とのことです。

新型コロナウイルス感染症が収束され、無事運行されることを楽しみにしております。

大丸心斎橋店ブルジョン メルクリンランド

心斎橋大丸の南館が、「ブルジョン」と呼ばれていた頃、5階の玩具売り場の一角に鉄道模型売り場があり、メルクリンランドとして、メルクリンの鉄道模型のジオラマ(レイアウト)が飾られていたことに、記憶はありませんでしょうか。

メルクリンZゲージの鉄道模型を始めた頃、大丸に直接問い合わせたところ、

心斎橋大丸「ブルジョン子供館」は、新しい時代に生きる情操豊かな子供たちの成長を祈り、大丸二世「ブルジョン」(萌えいずる芽)とネーミングされ、昭和45年4月12日に開館し、5階のプレイタウンに、西ドイツ製メルクリンランドとして鉄道模型レイアウトが設置されていた。

との回答をいただきましたが、それ以外の記録は残っていないとのことでした。

また、鉄道雑誌についても、鉄道模型趣味の広告欄に、運営していた京都模型の広告として、大阪・大丸百貨店 ブルジョン子供館 5階 玩具売場 の1行を見つけたのみでした。

 

昨年、久しぶりにグーグル先生のお世話になり、和田一郎様のブログに、当時のチラシを見つけることがきました。

また、明石小五郎様のブログにも、日本模型新聞の記事を見つけることができました。

早速、ブログ開設者の和田一郎様並びに明石小五郎様に連絡を取り、画像使用のお許しを得たのですが、記事にまとめるのが遅くなり、ようやく紹介できることになりました。

 

和田一郎様のブログ記事によりますと、

西ドイツ製メルクリン社の鉄道模型パノラマやミシシッピ川の外輪船の模型なども設置され、南館全体が子供連れで楽しめそうな内容になっている。

とあるのですが、ミシシッピ川の外輪船の模型については、残念ながら記憶に残っておりません。

 

明石小五郎様のブログ記事に掲載されている、日本模型新聞の記事には、

なかでも爆発的な人気を集めているのが鉄道模型の「メルクリンランド」百万円をかけた鉄道模型レイアウトは、四・二メートル×一・六メートル(外周二車線)のパンタグラフ式をはじめ三台のパノラマレイアウトを中央に設置、都会では味わうことのできないのどかな田園風景、その中を汽車がゆっくりと走っている。六個のマイクからは、汽車がトンネルから出てくる音、橋を渡る音、警報機の音などが流れてきて見ているうちに自分が都市のド真中にいることを忘れてしまう。この鉄道模型レイアウトは新聞、テレビに報道されており開店当日は日曜日も重なって「メルクリンランド」は黒山の人だかり

と紹介されており、メルクリンのレイアウトのほか、アーノルド9mmゲージのレイアウトも設置されていたとのことです。記事には、鉄道模型レイアウトのほか、同じ売場内の鉄道模型売場、光学製品売場、プラスチック模型売場も、写真を交えて紹介されております。

明石小五郎様のブログ記事に掲載されている画像を、Colorize Images で着色して、当時の模様を再現いたしました。

 

私も、小中学生の頃、両親に大丸心斎橋店に連れられた折には、両親の買い物中、この売場で鉄道模型を眺めていたものでした。

 

和田一郎様並びに明石小五郎様のブログ記事のおかげで、永年気になっていた、心斎橋大丸ブルジョンのメルクリンの鉄道模型レイアウトについて、ようやく氷解いたしました。

画像使用のお許しをいただきました、和田一郎様並びに明石小五郎様には、この場をお借りしてお礼申し上げます。

佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2021 メリー・ウィドウ

久々のオペラ観劇

昨年1月に、フェニーチェ堺でアイーダを観劇以来、新型コロナウイルス感染症の影響により、公演キャンセルが相次ぎ、ようやく、7月18日(日)兵庫県立芸術文化センター において、佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2021 メリー・ウィドウ を観劇

開演前の劇場内。オケピの手前には、宝塚歌劇場の銀橋のような通路が設営されていました。
プロモーション映像は2008年の上演より

さて、指揮の佐渡裕氏が、オケピに入って開演というところですが、狂言回しのニエグシュ役の桂文枝師匠が、何故かオケピの手前の銀橋に這い上がり「いらっしゃ~い」
コントを交え劇の解説を語り、開演です。

以下、舞台画像等は、兵庫県立芸術文化センターのTwitterアカウントより。

ピアノに見立てた舞台
パリのマキシムに見立てたヒロイン邸でのパーティでは、フレンチ・カンカンを背景画に
今回の公演、カーテンコールが 歌って踊って約30分にも及び、もう一幕ともいえる特別演出。

劇中、領事夫人 シルヴィアーヌ役の香寿たつきさんの「愛あればこそ」「すみれの花の咲く頃」の歌唱があったり、バレエの踊りが取り入れていたり、フィナーレでは、文枝師匠が宝塚歌劇団風の羽根を背負って銀橋を渡ったりと、盛り沢山の演出に、また日本語上演ということもあり解りやすく、楽しませていただきました。

オペラの後は、劇場併設のレストラン テアトル ル ボア で。
食事を終えると、日もとっぷり暮れており、劇場を後に大阪へ戻りました。

l’Orient Expres – Il Treno della Dolce Vita – 2

イタリアに渡った SNCF (フランス国鉄) 所有のl’Orient Express 客車。シチリア島の往復の後は内陸部に向かいました。
前回同様 YouTubeにアップロードされた動画を、記事にまとめてみました。

E656型電気機関車に牽かれローマ テルミニ駅を出発します。

イタリアのニュースサイト ReteAbruzzo.com の記事によりますと、7月11日 ローマ中央駅を出発し、アペニン山脈を越え、イタリア中央部のアブルッツォ州スルモーナ(Sulmona)を経て、ロッカラーゾ(Roccaraso)を往復しました。

スルモーナでD345型ディーゼル機関車に交換しました。
アペニン山中を走行するl’Orient Express VSOEの走るアルプス山中とは異なる光景が新鮮です。
沿線では、初めて見るオリエント急行の客車は大歓迎だったようです。前回同様、これ以外の動画もYouTubeのプレイリストに登録いたしました。お時間があれば、ご覧ください。

イタリアの鉄道ポータルサイトFerrovie.it で、この時の運転の記事が詳細に掲載されております。

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