水鏡のモジュール【習作】 – RZモジュール(Zゲージ)

Zゲージ鉄道模型のレイアウトモジュール「RZモジュール」の「水鏡のモジュール」です。

RZモジュール」は私が参加しています、Zゲージ鉄道模型を愉しむグループ「Baden谷九」が規格を策定したレイアウトモジュールです。

昨年6月に開催した「Baden谷九 2024初夏の運転会」に、メンバーがそれぞれに制作した「RZモジュール」等を持ち寄りました。

私はこの時、「ブドウ畑のモジュール」とともに習作として制作中の2つのモジュールを持ち込みましたが、まずはこの「水鏡のモジュール」を紹介します。

鉄道模型雑誌 RM MODELS 2024年1月号 に、恒例の付録として「映える撮影用背景紙」が「紅葉」のバージョンがついてきました。この背景紙を使って秋の高山本線をイメージして撮影したのですが、飛騨川に列車と紅葉が水鏡として反射するように撮りたいと、インターネットを検索しましたところ、下記の記事を見つけました。

この記事では、茶色の地面の上に塩化ビニールの透明シートを載せていましたが、手っ取り早くと思い、黒の下敷きを使ったところ期待以上の効果がありました。

運転会に参加するにあたり、新たなモジュールを制作して持ち込もうと、以前からこのように練っていた水鏡をテーマに、季節を開催時期にあわせて初夏とし、折よく滋賀県を訪れる機会がありましたので、湖西線の車窓から、背景画として使えそうなシーンを撮ってきました。

水鏡となる水田は、茶色の色紙の上に塩化ビニールの板を載せ、芝生紙であぜ道を表現しました。

水鏡の効果もまずまずです。

日本型のレイアウトですので、架線中も置いてみたいところです。プラスアップの旧製品ですが、試用してみました。

モジュールの全体はこのようになりました。

と、ここまで原稿を書いて投稿しましたところ、水田の水鏡への映り込みに気がつきました。

背景板を折って水田の部分を水平にして現実世界に近づけ再度撮影したのが、このページ最初の動画です。

昨年は習作としての展示でしたが、撮影用の展示台だけでなく、バラストを撒いたり水田の区画をもう少し整え、RZモジュールの一つとして、運転会等にも持ち込みたいと思います。

サロンカーなにわ

14系客車を改造した豪華客車の「サロンカーなにわ」ですが、今年の7月に全検の期限を迎えることと、この年度末に臨時列車の運行が多数設けられていることから引退の噂が立っておりますので、手近なところですが、撮影に出かけてきました。

まずは1月に、「米原訓練」と呼ばれるJR西日本網干総合車両所宮原支所(旧:宮原操車場)所属の運転士の機関車の習熟訓練が、運転されるという記事に接し、まずは塚本駅に足を運びました。
下り線ホーム・上り線ホームのどちらで撮るか悩みましたが、対向列車と被るリスクを避け上り線ホームの神戸方に陣取りました。撮影後SNSには下り線ホームからの見事な編成写真が投稿されているのを見て少々悔しい思いもありますが、正面から重連のDD51が噴煙を上げて向かってくる迫力のあるシーンを撮れたと思います。

塚本駅での撮影後、後続の電車で大阪駅に向かいましたが、訓練列車は11番ホームの先端近くに停車しているため、撮影アングルをうまく捉えられず中途半端なショットとなってしまいました。
ただ、重連のおかげで、次位の機関車を端にと納めるとなんとなく構図が決まりました。

所用を済ませて復路を大阪駅で。
環状線ホームの駅センに早々と陣取りましたが、動画の音声でも察しいただけるようにかなりカオスな状況に。
編成全体をを画面に収めることが出来ず、また後追いも、進入する大阪環状線の電車と被ってしまい、中途半端な結果に終わってしまいました。

2月に大阪駅から下関に向けて「サロンカーなにわ」が団体列車として運転されるという記事に接しました。

そこで、1月のリベンジと思い、再び大阪駅へ。

相変わらず環状線ホームはカオスで、駅員さんが制止されている時が、シャッターチャンスという有様で、先月の教訓を生かしどうにか編成写真を撮ることが出来ましたが、これ以上はホーム柵から乗り出さないと撮れません。

撮影場所を3番線ホームに移動して出発シーンを動画で撮影しました。気持ちに余裕が無くスマートフォンでとなりましたが、往年のブルトレ時代のように旅情溢れるシーンを撮れたのではと、寒風吹き晒すプラットホームで待機した成果はありました。

動画キャプチャーからの切り出しですが、画質もさほど悪くなく、被写体ブレも想定内です。


ところで、サロンカーなにわではありませんが、米原駅から木ノ本駅を往復する臨時列車、SL北びわこ号で使用する客車を回送するため、2019年11月まで、電気機関車が12系客車を牽引して大阪駅を通っていました。

2016年10月から11月にかけて、この回送列車を撮影するため大阪駅に足を運びました。

今ほど、情報に溢れているわけではなく、大阪環状線ホームの京橋方にカメラを構えた人もおらず、余裕でポジションを確保できました。

1回目のこの日は、トライライト・エクスプレス塗装のEF65-1124号機の牽引で大阪駅に進入してきました。


動画を同時に撮影していませんでしたので、連写した静止画をスライドショーにまとめてみました。

ブルーの12系客車には、トワイライト・エクスプレス塗装よりも特急色のEF65が似合うと思い、翌週リベンジしました。
しかし、先行のサンダーバードが事故で遅れたため30分遅れとなってしまい、到着時は日が影ってしまったうえ、出発時も夕焼けも薄くなってしまったのが残念でした。

三度目の正直を狙い、11月末にみたび大阪駅へ。

到着シーンはまずまずでしたが、出発シーンはオートフォーカスがうまく作動しなかったためイマイチの結果となってしまいました。


閑話休題、1983年に登場した「サロンカーなにわ」ですが、最初に出会ったのは、1985年の5月、大阪駅のプラットホームで

その後、約30年のブランクを経て2016年10月に広島出張にした翌日の帰路、何処かで撮り鉄をと思ったところ、「サロンカーなにわ」が尾道を往復するという投稿を読み、新幹線と山陽本線を乗り継ぎ初の尾道訪問。せっかくなので、海をバックに撮れる場所を探し千光寺の麓まで登ったのですが、出張にあたりズームレンズとマクロレンズを撮り間違えて持参したため、標準ズームをクロップした画像を更にトリミングしましたので、あまり出来の良いものとはなりませんでした。

新型コロナウイルス感染症の流行に伴う外出自粛等の影響に対する経済政策の「Go To トラベル」を利用して、2020年11月に、天橋立・豊岡・竹田城を訪れた折、往路の電車で沿線にカメラを構えた人出が多いことに気づきSNSで検索したところ、城崎温泉開湯1300年記念「サロンカーなにわ」が運転されることを知り、ちょうど豊岡駅の到着時に遭遇することが解り、京都丹後鉄道を下車した際に、柵越しにスマートフォンで出発シーンを撮影しました。

そして翌日早朝、竹田城に向かう折に、豊岡駅で滞泊中の「サロンカーなにわ」を見ることが出来ました。

また大阪駅への帰路、上川口駅で乗車した特急こうのとり号を退避するため停車していることをSNSの記事で知り、スマートフォンで追い越しのシーンを撮影しました。


先日、中之島のキヤノンギャラリー大阪の「鉄道ファン・キヤノンフォトコンテスト作品展」を観てきました。

皆さんの力作を拝見し、過日の反省とともに大きな刺激を受けました。
コンテストに応募するほどではなくても、SNSやブログに胸を張って投稿できる作品を撮影したいものです。

ドクターイエロー

東海道・山陽新幹線の検査車両(通称:ドクターイエロー)のうち、JR東海の所属車両が、1月29日に最後の検査運転を終了し、ニュース等でも大きく取り上げられました。

昨年6月に、JR東海とJR西日本から相次いでドクターイエローの引退発表があり、最後の姿を納めようと新大阪駅に2回、足を運びました。

7月に、東大阪市のクライアントでの用務が早く切り上がり、八戸ノ里ー河内永和ー新大阪と近鉄・JRを乗り継ぎ、新大阪駅から鳥飼車両基地に回送のため出発するところに間に合いました。

続いて、12月には、ドクターイエロー(T4編成)と、2027年を目途に引退する500系新幹線 の並びを撮るために新大阪駅へ。

500系の入線を待つ間に九州新幹線「さくら」との並びも

参考までにJR東海・JR西日本のプレスリリースのアーカイブへのリンクを下記に貼っておきます。

ドクターイエローを撮影にと足を運んだのは、この2回だけでしたが、東京への出張の折、新大阪駅で偶然見かけることが2回ありました。

2011年11月 新大阪駅

2012年6月 新大阪駅

見ると幸せになれる”と言われる「幸せの黄色い新幹線」とも呼ばれていたドクターイエローですが、この時は何か良いことがあったでしょうか。

Marklin Z Neuheiten 2025

メルクリン社の2025年の新製品が、1月7日に発表となりました。

例年のように、カタログからZゲージの新製品を抜粋して紹介しましょう。

今年は次の25点です。

80036 Z Gauge Museum Car for 2025
80335 Z Gauge Insider Annual Car for 2025
81195 SBB Zürich S-Bahn Train Set with a Class Re 420
81221 Commuter Train with the Class 194
81773 Sugar Beet Transport Train Set with a Class V 36
82396 Freight Car Set with Sugar Beet Load
86005 Z Gauge SmileyWorld® Car for 2025
86620 Refrigerator Car with a Brakeman’s Cab
87003 2-Axle Open Platform Car in Real Bronze
87107 ÖBB Skirted Car Set
87306 Touristik 1 Bi-Level Car Set
87307 Touristik 2 Bi-Level Car Set
87620 Standard Design 1928 to 1930 Express Train Car Set
87762 DB Construction Train Car Set
88013 Express Steam Locomotive, Road Number 01 2118-6
88070 Class E 60 Electric Locomotive
88089 Class 1018 Electric Locomotive
88151 Class 288 Double Diesel Locomotive
88212 Diesel Locomotive V 100.57
88322 Class 232 Diesel Locomotive
88423 Touristik Class 111 Electric Locomotive
88511 Class 290 Diesel Hydraulic General-Purpose Locomotive
88546 Class 103 Electric Locomotive
88700 Class 628.2 Diesel Powered Rail Car with a Class 928.2 Cab Control Car
88716  InterCity Experimental

英文カタログはこちらから

まず、目を引くのが、88070 E60型電気機関車。新規に製品化です。今後、他の小型電気機関車への展開も期待されます。

他には例年のように、カラーバリエーションのものが中心ですが、88716 ICE-Vがコアレスモーター化して再登場です。

87003 ブロンズ車両は今年は客車で。

もちろん、インサイダーモデルの88700 BR628/928気動車も魅力的です。

詳しくはカタログをご覧ください。

京都 2024 冬

話題は前後しますが、今年最後の京都行は、12月14日(土)南座での吉例顔見世興行

昼の部が「蝶々夫人」「三人吉三巴白浪」「大津絵道成寺」「ぢいさんばあさん」
夜の部が「元禄忠臣蔵 仙石屋敷」「色彩間苅豆」「曽我綉俠御所染」「越後獅子」
という演目。12月14日ということで忠臣蔵のある夜の部とも迷いましたが、オペラの蝶々夫人と見比べてみたいと思い昼の部を。
花道を行き交う役者さんを間近に見ることが出来、迫力満点。
幕間のお弁当も寛いで頂戴することが出来ました。

宇治のI先生のお世話で、初の桟敷席を体験。

片岡愛之助さんは、怪我で休演でしたが、代役の中村壱太郎さんの演技も素晴らしかったです。

観劇の後、食事まで少し時間があったので、名残の紅葉を建仁寺まで。
塔頭の西来院で、しだれ紅葉。

建仁寺本坊を訪れ青もみじとの比較をと思っておりましたが、人手の多さに転進し、ゆっくりと堪能できました。

食事は、四条河原町の☆☆VELROSIERを再訪しヌーベルシノワを。

お料理のボリュームもたっぷりで還暦を過ぎた身には少々重めですが、ペアリングのワイン外もバラエティに富んでおり、美味しいひと時を過ごしました。


ところで、この記事のアップが前後したのも、もうひとつ、一大イベントを期待していたから。

デンマークのレストラン noma が、今秋も期間限定で京都で再びオープン。予約は開始日に即日満席だったとのこと。

ウェイティングリストに登録して、案内のメールが届くも、アクセスすると席は完売。
それでも、12月のある日、当日朝に、昼の部の空きの案内が届き、アクセスすると、カード決済の画面に進みましたが、その日は生憎予定が入っており泣く泣く断念。
最終週の月曜朝に最終日の夜の部の空きの案内ではタッチの差で確保できず、3度目の正直を待ちましたが、残念ながら再訪は適いませんでした。

昨年(2023年)、noma 京都がエースホテル京都のレストランスペースに期間限定でオープンした折、宇治のY先生に手配いただき、会食した際インスタグラムでも投稿した記事をベースに再掲載します。

シジミを象ったソルベや日本の食材を活かしたお料理の数々、言葉に書き尽くせない素晴らしいお料理でした。noma独特の蟻を食材としたお料理が出たらどうしようと思っておりましたが、こちらはサーブされずほっとしました。
また、お酒も料理に合わせたペアリングで国産を主に提供され、ドメーヌ・タカヒコさんの🍷も、遠慮なくいただきました。😋
スタッフの皆さんもフレンドリーでありながらも丁寧におもてなしいただきました。👍
英語での説明には、ほとんど聞き取れませんでしたが、ちょっとした海外旅行気分も味わえました。
最終日の前日という日に、ウェイティングが6000名以上という状況で、席を確保できたのは幸運でした。お世話いただいたN様、Y先生には感謝です。

2024年も今日まで、来年の2025年はどのような年になるでしょうか。楽しみです。

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