インサイダーモデル 88700 BR628.2気動車/928.2制御車

昨日10月30日、メルクリンZゲージのインサイダーモデルが発表されました。

今回のモデルは、88700 BR628.2気動車/928.2制御車の2両セットです。

メルクリンのサイトには、
・nsider メンバー向けに完全に再設計されました。
・ベルアーマチュアモーター。
・進行方向を変える ウォームホワイト/レッドLEDヘッドライト。
・シャーシは金属充填プラスチック製で、本体はプラスチック製です。
・運転台設備。
・車室内照明を備えたインテリアデザインの提案。
・バッファコンデンサ内蔵。
と、解説されています。

Marklin TV でも、動画が公開されています。


画像をクリックしますと、フライヤーをご覧いただけます。

なかでも、フライヤーの画像や動画でのアナウンスにもありますように、運転席から客室まで遮るものなく見通せたり、制御車だけでなく動力車も室内のシートが表現されていたり、連結面の幌も再現されているという、意欲的なモデルとなっています。

私個人的には、メルクリンZゲージを始めた頃から発売されないかと、待ち望んでおりました。

2012年4月にShapewaysで購入した、PetZ Shop氏によるBR628/BR928型ディーゼルカーのボディです。
足回りはエフトイズの新幹線0系走行用ユニットが指定されており、ボディと足回りの相性は良いのですが、サーフェーサーを吹いた表面処理中に破損等があり10年以上も放置中です。
このまま、お蔵入りとなるのも寂しいところです。

なお、このBR628シリーズは、オーストリアのサードパーティメーカーのSondermodellezより発売されていました。

 

このインサイダーモデルというのは、メルクリンのインサイダークラブの会員限定で販売されているモデルです。
今後のメルクリンの製品の方向性を探るようなアンテナモデル的な役割もあるそうです。

 

これまでは、かなり珍しい機関車なども発表されてきましたが、次に紹介するようなモデルも発表されるようになりました。

2022年発表のモデルは、88250 ETA150 蓄電池式軽電車とESA150制御トレーラーの2両セットです。

メルクリンのサイトには、
・コアレスモーター。
・シャーシは金属製、ボディはプラスチック製。
・LED室内照明付きの運転台のレプリカ。
・リアヘッドライトは2両連結の場合オフにすることができます。
などと解説されており、意欲的なモデルです。

2023年発表のモデルは、88820 VT 88.9 レールバス 通称:豚の鼻 です。

メルクリンのサイトには、
・まったく新しいデザイン。
・胴体のフレームと鼻先は金属製です。
・最新世代の高性能モーター。
・ヘッドライトには温白色LEDが採用されています。
・緩衝梁の正しいモデリング。
・荷物棚とアクセスはしご。
・室内照明。
などと、解説されています。

ところで、2022年発表の88250 ETA150 蓄電池式軽電車とESA150制御トレーラーセットは、今年の8月に発売になっており、私の手元にも10月の初旬に届きました。

日を改めて記事としてまとめさせていただきます。

Herbst-Neuheiten 2024

今年も、メルクリン 秋の限定品が発表となりました。
https://www.maerklin.de/en/fall-new-items

新製品のプロモーションビデオがYoutubeで公開されており、15:05からがZゲージについての映像で、タルキスカラーのラインゴルド号等の紹介に続きます。
今回、Zゲージ関連は次の7製品

82553 “Sparkling Wine Transport” Freight Car Set
87266 “Rheingold” Car Set 2
87284 “Rheingold” Car Set 1
87360 Steam Powered Rotary Snowplow with a Coal Tender
88235 ČD Cargo Class 383 (Vectron) Electric Locomotive
88415 Class E 10.12 Electric Locomotive
88909 Class 038 Steam Locomotive with a Tub-Style Tender

気になるモデルは、82553 スパークリング輸送貨車セット。ドイツ シュトゥットガルト近郊のエッスリンゲン アム ネッカー(Eßlingen am Neckar)にあるドイツ最古のゼクト醸造所 ケスラー(Kessler Sekt) の広告貨車です。

英語版カタログはこちらから、ダウンロードできます。
https://streaming.maerklin.de/public-media/24/hn24_/Maerklin/EN_mae_henh2024.pdf

イタリア 三題

先日、いつもランチで通っているイタリアンのお店で、仕事帰りに白ワインをお願いしたところリースリングを選べば、イタリアチロル地方の産とのこと。

珍しいなとGoogle先生のお世話になりましたところ、トレンティーノ・アルト・アディジェ地方北部のKellerei Eisacktal というワイナリーのものとのこと。

ワイン自体は、普通にリースリングでしたが、地図をそのワイナリーの西へと目を移すと「メラン」という地名が。Zゲージの鉄道模型を愉しんでいる方にはご存じの地名で、NOCHの最新のトランクレイアウトの商品名にもなっています。

メランの駅は、NOCHのレイアウトよりも立派な駅で、ブドウ畑も周囲にあり、トランクレイアウトを購入し手を加えてみたくなります。

また、トレンティーノ・アルト・アディジェ地方は、Venice Simplon Orient Express がインスブルックからブレンナー峠を越えてベネチアに向かう経路上でもあります。


photo @belmond.com

Kellerei Eisacktalの最寄りのキウーザ(Chiusa)駅もオリエント急行が駆け抜けたことでしょう。



そんな旅情に思いを馳せながら夕餉の時を過ごしました。


続いては、

イタリア国鉄の客車が夜の雪の駅に停車中のジャケットに惹かれて、ルトスワフスキの管弦楽作品集2を購入しました。

ずいぶん前から気になっていましたが、現代曲は苦手意識があり時宜を逸して入手困難となっていましたが、折よくアマゾンで見つけイギリスから1ケ月以上かかって受領。

曲のほうは、中盤「パガニーニの主題による変奏曲(ピアノと管弦楽編)」は馴染みのある曲で、その勢いに牽き付けられ、最後の交響曲第4番まで聴きとおすことが出来ました。
しかし、苦手な作曲家の一人であることには変わりはなさそうです。(^^ゞ

さて、この駅は何処だろうとブックレットのcover:Going to Polandを頼りのまずグーグルマップでルート検索です。

航空写真をアドリア海からウィーンに向けて線路を辿りましたが、トンネルに阻まれ幾度かルートをロストしましたが、ついに見つけました。アルプス山中に跨線橋らしきものがある駅を。

Tarviso Boscverde(タルヴィージオ ボスベルデ)駅です。

グーグルマップに共有されている画像を眺めていますと、ガラス張りの跨線橋と、斜めの階段の形がジャケットと同じです。
ナイトジェットの画像もありましたが、ローマとウィーンを結ぶナイトジェットも運行されているそうで、この駅で間違いなさそうです。


長くなりましたが、もう一題

ヨーロッパには1986年と2015年の2度訪れましたが、イタリアにはまだ訪れておりません。

1986年9月にスイスのツェルマットからロープウェイを乗り継いでクライン・マッターホルン(Klein Matterhorn 3,883m)まで上った時のことです。

西側を遠くモンブランを望む手前に、イタリア側の谷の集落が見えます。

訪れたい場所は数々ありますが、一度はイタリアにも訪れたいものです。

ガラス電車-ドイツ国鉄BR491形 (Gläserner Zug)

今年も半ばを過ぎてしまいましたが、昨年(2023年)のZゲージ鉄道模型車両の新規入線は、メルクリンが年初に昨年発売の 88232 “SBB CARGO BR193 Vectron” と 年末に 80633 “2023年クリスマス車両(荷物車)”。そして、ロクハン Zショーティーの ST015-1 “DB Class491 Olympic Blue” と ST015-2 “DB Class491 Gentian Blue” (ガラス電車)の4両とちょっと寂しいものでした。

古い話で恐縮ですが、「鉄道ファン」誌の1983年6月号の表紙をオリンピック・ブルーのガラス電車が飾りました。

この、ガラス電車(ロクハンではClass491と呼んでいますが、ドイツ風にBR491あるいは旧番のET91のほうがなじみがあるのではないでしょうか。)については、ウィキペディアをご覧いただくとして、このZショーティーのガラス電車は1972年のミュンヘンオリンピック前後の時期のオリンピック・ブルー、最終期の青と白のツートンカラーの2種類が製品化されました。オリンピック・ブルーの青色が少し淡いような気がしますが、かなり精巧に出来ており、このようにフルサイズのガラス電車と並べても遜色のない出来です。


ひととおり眺めたところで、動力シャーシを取り付け、超ミニトランクレイアウトの背景をツークシュピッツェ山に差し替え撮影会を開催しました。
精工な仕上がりですが、パンタグラフが破損しやすいところが難点で、開封して試走中にシングルアームパンタを破損してしまい、補修用パーツをオーダーする羽目となりました。

ところで、Zゲージ フルサイズのガラス電車を紹介しましょう。

Schmidt Modelleisenbahnen (現在は廃業) が2000年に、エッチング完成車両の赤とベージュのET91を最初にリリースし、その後、オリンピック・ブルー、最終期の青と白のツートンカラーの3つのタイプがリリースされました。

https://www.lokomotiven-bahls.de/ より

Bahls Modelleisenbahnen では、このSchmidtの製品を再生産する予定があると2018年にアナウンスがありましたが、5年以上経過した今、どうなのでしょうか。

Baden谷九のメンバーでも、TOTOさんが赤とベージュ、青と白の2つのタイプを、私がオリンピック・ブルーのタイプを所有しており、Baden谷九の10周年記念パーティでは3両が揃踏みしました、

Schmidtのガラス電車ですが、私は2013年10月にeBayで落札しましたが、この時、以下のようにレアの車両を一気に落札出来たのは幸運でした。


SpurZ–SCHMIDT..Gläserner Zug DB BR 491001-4..OVP / 3 A 940
Price: EUR 1,004.99

SpurZ–SCHOLZ WESTMODELL–33 017..Schienenbus Wismar..OVP / 4 B 887
Price: EUR 399.00

SpurZ–SCHMIDT..Turmtriebwagen DB BR 7011 26-5..OVP / 3 A 944
Price: EUR 176.00

SpurZ..E- Lok DR BR ET 194 11..Handarbeitsmodell kleinserie / 4 B 213
Price: EUR 163,00

ガラス電車といえば、バイエルン地方を中心に走行していたという印象がありましたので、ドイツ最高峰のツークシュピッツェ山(Zugspitze 2,962m)の画像を背景に撮影

また、Baden谷九が開催した「第三回 Osaka Z Workshop」の準備に持参して、このように皆さんのレイアウト上で記念撮影も

前オーナーが2両繫げて走らせていたようで、片側のスカートが連結のため欠き取られているのが残念です。白色のストライプも剥げているところもありますので、補修したいところです。

Baden谷九2024初夏の運転会

6月15日(土)枚方市総合文化芸術センター別館において、私が参加している、Zゲージ鉄道模型を愉しむグループ「Baden谷九」の運転会が開催されました。
運転会は、Baden谷九が策定したレイアウトモジュール「RZモジュール」をメンバーがシーナリーを制作したものを含めて26台繫げ、内周外周合わせて総延長20m(実物換算4.4km)超というもので、カメラカーでの前面展望の映像を撮影したり、デジタルコントロールされた列車が警笛やエンジン音を鳴らしながら走らせたり、メンバーの中で何かと話題になっているトランクレイアウトを持ち込んだりという内容でした。

SNSでの映えを狙って「水鏡」を表現しました。
ドイツ・ワイン街道のブドウ畑を表現しようと、フォーリッジを垣根仕立てで植え込みました。
6.5mmに改軌されたKATOのレーティッシュ鉄道の列車たちを、Zゲージのトランクレイアウトで運転させていただきました。
運転会終了後は隣駅の事務所まで移動し懇親会を開催しました。完成間近の共同レイアウトでドイツ・ワイン街道の列車を走らせながら、ドイツ・ワイン街道産のワインも堪能しました。(^^♪

今回の運転会にあたり、習作として制作したシーナリーですが、次回の運転会までには更に手を加えたいと思います。

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