Gare de l’Opera (19) – Quai

オペラ駅の製作も大詰めです。

Quai とは、フランス語でプラットホームのことだそうです。
ドイツ語では、Bahnsteig です。

本来は、基礎となるプラットホームの位置を決めてから製作にかかるわけですが、駅本屋もドームを現物合わせのため、プラットホームの製作が後回しとなりました。

まずはエクセル方眼紙で、今度は正面からの図を設計します。


正面図
以前、紹介したNEMの規格に従って設計しますとプラットホームの高さは10mm必要となります。

ホームの高さ
しかし、現物合わせで見てみますと、7mmの厚さが実感的です。

パリ北駅
パリ北駅のプラットホームでの写真です。

パネルの切り出し
というわけで、使い慣れた7mmのスチレン製のパネルボードで、イベントに向けての仮プラットホームを作成することとしました。

平面図<
Excel方眼紙の平面図も、現物あわせを行いながら、アップデートしてきました。。

塗装
AS10  オーシャングレイを吹き付けます。

設置完了
先に出来上がっていた駅舎とドームをモジュールに載せます。

側面
当初は駅本屋とドームの骨組みを密着させる予定でしたが、駅本屋の土台となるプラットホームのスペースを生かします。
駅本屋の正面のスペースが狭いのが気になります。

全体
全体像です。

内面
ドームの内側からの撮影です。前回の投稿でも紹介しましたが、水平の支柱がないのでスッキリしております。

あと一息ですが、Osaka Z Day 2018まで、あと2週間と迫ってきております。
いつも、ここらで焦って詰めの甘い仕上げとなっております。
出来ること、出来ないことを整理して、イベントを迎えたいところです。

チン電 in チン電

11月3日、当職の任意団体による厚生事業として、阪堺電車を貸し切って昼食会が開催されました。

この企画を聞いた時から、阪堺電車の中で阪堺電車の鉄道模型を走らせようと密かに計画をしておりました。

当日の車両がモ701型であることを幹事さんにお聞きし、Vayashis’s ペーパークラフトクリエイターズ さんのホームページより、阪堺電気軌道 モ701形「白浜アドベンチャーワールド広告」の展開図をダウンロード。
展開図は120分の1の縮尺ですので、1/120:1/150ということで80%縮小印刷しましたが、オーバースケール気味となりましたので、77%縮小印刷。
鉄道コレクションの動力ユニットとTOMIXのPS16パンタグラフを付けて完成です。

持参したレイアウトは、上田交通をモチーフとしたミニトランクレイアウト

電源は006Pの積層電池を予定しておりましたが、先日のBaden谷九のミーティングでモバイルバッテリーとブースターを使っておられたので、同様にAmazonで買い求めました。

このPanasonicのモバイルバッテリーは、出力をスイッチでon/off切り替えるので、常時出力が可能とのこと。ブースターでDC5Vから9V/12Vに昇圧します。
2時間の車中、フル走行というわけではありませんでしたが、余裕を持って走らせることができました。

このような、昼食会を企画・開催くださいました皆さんに感謝いたします。

Gare de l’Opera (18) – Assembler (2)

あれよあれよという間に、今年も、もう11月です。

ようやく目玉となるドームの組み立てです。

ドームはFallerの222127。Baden谷九のクラブレイアウトで製作した折は、パーツをその都度ランナーから切り離しましたが、効率が悪いので、今回は、必要が見込まれるパーツをすべて切り離し、やすり掛けを行ってバリを取ります。

ガラス・パーツ
次に、中性洗剤で洗ったところです。
12列×12枚 合計144枚です。

フレーム
ガラスを接着する前に、冶具となるプラットホームを仮組します。
まずは4組から始めます。

セメダイン・ハイグレード
クラブレイアウトでは、接着剤がはみ出てガラスパーツが曇ってしまいましたので、新兵器「セメダイン ハイグレード」を使います。

クローズアップ
慎重に接着したつもりでも、やはり接着剤がはみ出てしまいます。白濁はしていないですが、粘度の高い
そして、フレーム・パーツとガラス・パーツのかみ合わせの精度が悪く、隙間も結構できてしまいました。いつもながら、詰めが甘いですね。

完成
フレーム13本、12スパンのドームは見応えがあります。

内側
横桟を切り取った効果はご覧の通り、ドームの中はスッキリしてます。

Osaka Z Day 2018まで1月を切っております。
製作を急いで進めます。

Gare de l’Opera (17) – Assembler (1)

駅本屋の組み立てから始めます。
今回のキットはKibriの6700です。この製品をベースとした36714をBaden谷九のクラブレイアウト用として2016年12月に一度組み立てておりますが、今回はパーツが多いので少し時間がかかりました。
Kib36714

Assemble0904

窓の組み込みが完了です。
Assemble0907

箱型に組み込みます。
Assemble0908

土台に収め、回廊部を組み込みます。だいぶ、形が見えてきました。
Assemble09111

壁のパーツを取り付け、駅モジュールに置いて、ドームのパーツも仮組みしてみます。
Assemble09112

線路に列車を置いて雰囲気を掴んでみましょう。
駅本屋の組み立てはとりあえずここまでにして、先に進めます。

Gare de l’Opera (16) – Paint

いよいよ、駅の製作です。
駅舎のプランも再度見直しましております。
駅舎を切り継ぎ加工をもっと少なくして、各パーツをできる限り切断しないようにして更にハードルを下げ、ほとんどの部分がオリジナルのままとしました。
完成予想図
Base

実際にキットの床とホームを置いてみて位置合わせしてイメージをつかんでみます。
Kibri6700

プランの変更に伴いキット入数も変わり、この2組で組み立てることに。
Masking

Black

まず、マスキングを施し遮光のため裏側につや消し黒を先に吹き付けます。
Tan

次にパリの駅らしく大理石風にとタンを吹き付けます。
Roof

屋根のほうも、つや消し黒を手塗りのうえ、表面は、グレイバイオレットを吹き付けます。
Chart

今回使用した塗料をスチレンボードに吹き付けた色見本です。塗料の選択は難しいですね。クレオスとタミヤのタンを比べてタミヤのAS15タンを吹き付けましたが、ちょっと暗い色合いです。サン・ラザール駅や北駅に近い感じになりましたので結果OKです
屋根のほうは、もう少し青みが欲しかったところです。
Faller222127

ドームのほうも、スパンが11~12スパンになりそうなので、キットをもう一組追加購入しました。
Span

ドームの支柱は、駅本屋と反対側の庇の支柱、そしてドーム内を広く感じるように水平の桁とこの桁とドームを繋ぐ柱をカットします。
Steel

鉄骨らしく黒鉄色を吹き付けます。
Matt

黒鉄色は光沢色ですので、クリアスプレーのつや消しをさらに吹き付け、光沢を抑えます。
ようやく、ここまで辿りつきました。
次回からキットの組み立てです。

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