さて、家人のフランス旅行にあたっては、ネット上の情報も十分に役立った。
というよりもネット上いや居ながらにしてほとんどの情報が入手できた。
航空券の手配が実際には旅行代理店のお世話になったとしても、
スケジュール・空席・運賃・シートマッピングを調べることが出来、
望めばチェックインも可能であったろう。
鉄道の時刻に関しても、トーマスクックの時刻表の夏ダイヤ版の発売が6月まで待たされたこともあり、ほとんどネット上で情報収集。
ただし、本家フランス国鉄(SNCF)のサイトは、日本の鉄道会社のサイトを使いなれている身にはどうも使い勝手が悪い。
右下のほうに時刻表検索窓があるのだが、うっかり見落としそうだ。
また、エール・フランスのサイトでの検索もそうであったがすこぶる重たい。
検索結果は次のサイトに移動して表示される。
Voyages-sncf.com(フランス語)
言語を切り替えると、TGV Europre.comのサイトに移動する。
路線図のほうは、SNCFのサイトの[Vie pratique] [Ou aller en train?] からPDF版の路線図はダウンロードできるのだが、かなり大まかな地図だ。
また、地図や沿線情報の収集も
TGV
TER
という具合に列車種別毎にサイトが分かれているためであろうか見通しが悪い。
ただし、TER(ローカル列車)のサイトは、地域毎の路線図・時刻表がPDFファイルでアップロードされているので、現地でのスケジュールを検討するのには役立った。
という訳で、都市間の時刻表検索は、日本語で、地図で都市を選択できる
欧州エキスプレス
[オンライン鉄道チケット予約]のページで検索。
このサイトも検索は、SNCFのサイトにリダイレクトしているようだが。
夏ダイヤの時刻表を調べることができないかと探していたところ、偶然見つけたのが
The Eurail Passesのサイト
Home [Planning] [Train Travel] [Timetables] [Printed timetables]
に航空会社の時刻表のような、出発地と目的地が掲載された時刻表がPDFで。
Home [Planning] [Train Travel] [Railway Map] [Eurail Pass – Railway Map]
にはヨーロッパ全域の鉄道路線図が1枚ものだがPDFで。
また、地図と鉄道のブログによると、
Cartes ferroviaires (Railway Maps)が個人のサイトだがかなり力作と紹介されている。
パリの駅の詳細図というのは、ネットや書籍で十分に見ることができるが、ボルドーやアビニヨンといった地方都市はそうは行かない。
High speed train network Europe
というサイトで、ボルドーとドゴール空港駅の構内図をようやく見つけた。
[Site Map][Station Maps]
Bonjour la france/
というサイトでは構内図とまでは行かないが、駅周辺の詳細図が数都市掲載されており、ダイヤは古いが時刻表も掲載されている。
[Train Travel] [Train Stations]
今回の旅行は、現地ではレンタカー利用なのだが、
ミシュランのViaMichelinではオンラインでルート検索やホテル検索ができる。
都市名や郵便番号、ホテル名などを出発地・経由地・目的地と入力すると、ルートマップと行程表が表示され、行程表のオプションで、交差点の詳細図も表示させることができる。
このルートマップを全て印刷して持参するのは家人には詳し過ぎるので、Googleマップのマイマップの機能を利用して、目的地・経由地等だけを検索して印刷したうえ、ルートは手書きした。
大まかなルートが把握にはこの地図で十分であったそうだ。
地図・時刻表関連ではないがいくつかのサイトを紹介しよう。
フランス・ツーリズム旅行情報局
は、口コミ情報が昔の「地球の歩き方」感覚で掲載されているのが興味深かった。
Viewsurf.com – Webcam plage
では、WEBカメラでパリ・ボルドー等の街の様子をリアルタイムで眺めることが出来た。
TGVweb
では、TGVのペーパークラフトがダウンロード出来るので、盆休みにでも組み立ててみようと思う。
しかし、20数年前の私の訪欧時と比べて何につけても隔世の感がする。
時刻表の検索
地図の検索
列車やホテルの予約
ホテルのデポジットにクレジットカードの番号をエアメールで送ったなんていうのは昔物語りであろうか。
フランス 地図とガイド
フランス 地図とガイド
毎年7月、同職の先輩方が海外旅行に出かけられる。毎年、普通のツアーでは行けない場所に行かれるのだが、今年はフランス。この本に掲載されているルートを辿ろうということとのこと。
このルートのいくつかを
家人もこの旅行に同行するということになり、4月頃から地図やガイド本を買い集め、留守番のσ(^_^)は机上旅行
上掲書に紹介されているホテルは、ルレ・エ・シャトーに加盟する高級ホテルばかり。
ガイドブックにも掲載されていないホテルにも宿泊するらしく、どのようなホテルに泊まるのかと、オンラインで加盟店のガイドブックが閲覧する。数年前は日本語版が発行されていたことを知り、Yahoooオークションで日本語ガイドの2006年版を入手する。
また、ミシュランのガイドブックも折りよく発行されたので買い求める。
この2009年版は第百号目とのこと。凡例が日本語なのも嬉しい。
ミシュランといえばガイドブックだけでなく道路地図も。
100万分の1の地図は車窓を眺めながら位置を把握するのに適当な縮尺だ
地図と鉄道のブログで、フランスの国土地理院から「ワイン地図」というものが発行されていることを知る。
東京に出張した際、神田で買い求めたが、アマゾンでも入手可能なようだ。
ミシュランの地図と同じ100万分の1縮尺でアペラシオンごとに塗り別けられている。
ブルゴーニュやボルドーといった産地ごとの地図も発行されているとのことなので、機会があれば買い求めたい。
お決まりの「地球の歩き方」も
5年前に角川書店からこのような本が出ていたことを思い出し書棚から出してきた。
家人は先週無事帰国した、土産話を聞いていると、σ(^_^)も机上旅行だけでなく、実際に行きたくなってきた。
Karte3 Fahrplankarte fuer Bus und Bahn
縦120cm×横80cmサイズの折りたたみマップで、裏表にそれぞれドイツ全土が1:750,000で描かれている。
そして別冊には、ベルリンが1:250,000で、13都市が1:375,000での詳細図と索引が掲載されている。
タイトルFahrplankarte fur Bus und Bahn. Deutschland 2004/2005
地図
出版社:Verkehrsclub Deutschland (2004)
言語:ドイツ語
ISBN-10:3933772036
購入先:Amazon.de
価格:11.96EURO
Fahrplankarteと題しているので、時刻表地図というか交通地図と訳すればよいのだろうか。
ドイツ全土の鉄道とバスのマップなのだが、
ICE,IC,ECなどRE・RB・S-bahn・U-bahnが私鉄やJRの都市近郊区間の車内の地図のように種別により色分けされ、停車駅もわかるよう描かれおり、しかも、列車頻度により線の太さが異なるという凝りよう。主要駅間の所要時間も掲載されている。
裏面は、Die touristidche Seiteとあるので旅行者用地図という意味だろうか。
表より少しシンプルで、保存鉄道や主な観光地、ハイキングコースなども描かれている。
Karte2 Eisenbahnatlas Deutscland
昨年秋にTrain24.deという通販サイトより購入した本の1冊。atlasと題していることからわかるように、ドイツの鉄道地図帳のことだ。
タイトルEisenbahnatlas Deutschland. Ausgabe 2007/2008
ハードカバー:231ページ
出版社:Schweers + Wall (2007)
言語:ドイツ語
ISBN-10:3894941367
購入先:Train24.de
価格:40EURO
1:300,000で見開き58.5枚の地図と、1:100,000の74都市の詳細図で構成されており、幹線・ローカル線、複線・単線、電化方式、狭軌路線、時刻表の路線番号や正式な路線番号など、多岐に渡って掲載されている。
また、詳細図ではメトロやトラムも掲載されている。
スイス版・オーストリア版が刊行されているほか、2008年版ではDVDに記録したデジタル版も出版されている。
ドイツ鉄道のファンには1冊手許に置いていたも損はないだろう。