紫式部日記 寛弘5(1008)年11月17日 の条に
藤原公任が「このあたりに若紫さんはおられませんか」と問いかけた記述があることから、
この日 若紫≒源氏物語が記録に残されているのが確認されてから今年で千年目という訳で
源氏物語千年紀のイベントや番組が繰り広がれてきた。
そんな中で
NHKハイビジョン「源氏物語 一千年の旅~2500枚の源氏絵の謎~」
が放映されたのだが、
国宝源氏物語絵巻以外の源氏絵
源氏絵の海外流出
源氏物語絵巻の各国語訳
など、興味深い内容であった。
この番組に刺激を受けて、例によってインターネットでポチッとしたのがこの1組
全3巻、1200ページ余
源氏物語のフランス語訳に各帖の源氏絵
フランス語に関しては全くNGなのだが、ドイツの鉄道模型誌同様 図版を眺めているだけでもという次第。
番組では部数限定の豪華本(なんと480EUR)が紹介されていたが、オーダーしたのは150EURの廉価版
いつもであれば、直接出版社でポチッとするのだが、今回は紀伊國屋書店BookWebのお世話に。
結果的には送料のこともあるので、お買い得であった。
とりあえず、1巻目からパラパラと眺めているところ
帚木・若紫・葵・澪の各場面
Jagermeister
わが街中之島
京阪中之島線が開業し、職場までの通勤時間がDoor to Doorで30分を切った。
10月19日の開業時の喧騒も醒め、時差通勤途上の渡辺橋は静かなものだ。
平成の京阪大鳥瞰図より
我がマンションは、鰻料理店の中之島竹葉亭の跡に建っている。
転居早々、この中之島の歴史等を知りたくて2冊の古書を買い求めた。
「中之島 よみがえれ わが都市」
1974年刊で、当時は大阪市役所の建て替えが問題となっていた。
あれから、30有余年 大阪市役所の建物も今では中之島になじんでいる。
昭和40年代は、ダイビル辺りはまだ宗是町と呼ばれていた。
もう1冊は「中之島誌」 厚さ5cm以上もある大作だ。
昭和11年 大阪国税局の前身「大阪税務監督署」は今の市立科学館の並びに在ったようだ。
ジュンク堂書店で古地図の復刻版が販売されていたので、2点買い求めた。
「大阪市街新地図」大正13年駸々堂旅行案内書発行
昭和戦前と大きな変化はないが、蜆川に出入橋、浄正橋といった今は交差点に名前を留めるのみの橋が健在である。
弘化二年大阪細見図
中之島は蔵屋敷の島だ。我がマンションも豊後森藩及び豊後日出藩の蔵屋敷の敷地であったようだ。
豊後森藩といえば、佐伯泰英の時代小説「 酔いどれ小籐次留書」の主人公の籍を置いた藩である。
また、豊後日出藩は、同じく「居眠り磐音」・NHK時代劇「陽炎の辻」の主人公、坂崎磐音の関を置いた豊後関前藩(架空)のモデルとなった藩であり、城下カレイでも有名で、親しみを感じている。
Google Earth
Googleといえば、ストリートビューが最近話題となっているが、このストリートビューについてではなくて、Google Earthという地球儀ソフトについて紹介しよう。
Google Earthには著名の建造物等については、デフォルトで3Dオブジェクトが用意されているが、
Sketchupというツールを使って自由に3Dオブジェクトを作成し、これらがGoogle 3Dギャラリーを通じて共有されており様々な建物などを表示することができる。
Google 3Dギャラリーを何気に検索していると、自分の住んでいるマンションが登録されていることに気がついた。
SeaGateさんという方が「バーチャル大阪」と題して、大阪の高層建築等の3Dオブジェクトを公開されているのであるが、わがマンションも「ヴァーチャル大阪 – 中之島」というプロジェクト中の建物のひとつのようだ。
中之島の著名な建物のほとんどがあり、これは楽しい。
また、一般の建物についても、多分住宅地図のデータから作成されたと思われる3Dポリゴンのオブジェクトも表示させることができる
航空写真と違った立体感のあふれる情景をブラウズすることが可能だ。
10年ほど前は、マイクロソフト・フライトシミュレータのデータなどを自分で作って楽しんでいたこともあるので、こういう分野にも興味津津で、このGoogle Earthにもフライトシミュレータの機能もあると聞くと、またこちらの世界にも手を突っ込みたくなりそうな自分が怖いところである。
なお、Google Earthでこのストリートビューを閲覧すると、WEB版より使い勝手は良くなる。
フッチェンロイター クリスマストレイン
先週の火曜日、ゴルフからの帰りに職場に戻って見るとドイツからの航空便が。
開けてみると中身はフッチェンロイターのクリスマストレイン
昨年の暮、大丸梅田店で見つけ、この次にと思っているうちに売れてしまった代物。
あの時はプレゼントをお預けくらった子供の気分であった。
街もクリスマス気分が漂い始めた11月初め、eBayでようやく見つけポチッとした次第。
大丸では、3両セットとワイン樽貨車とが別に売られていたが、 この度のショップでは3両セットがバラで売られており、機関車+ワイン樽貨車+食堂車3両を組み合わせてオーダーしてみた。
この食堂車は片面が若い女性、もう片面が少女が窓から顔をのぞかせており、昨年大丸では見かけなかったものだ。
サイドボードの上を模様替えし、わが家もいよいよクリスマス気分が漂ってきた。