「RZモジュール」は、2012年に私たち、Zゲージ鉄道模型を愉しむグループ「Baden谷九」が策定したZゲージ鉄道模型レイアウトのモジュール規格です。
これまで、ブログに投稿した記事の中のRZモジュールの紹介記事を、再掲しております。
■経緯
2012年4月の月例ミーティングで、「モジュール規格を策定し、1年くらいかけてみんなで作ろう。」ということになり、接続はロクハンレールによる。直線モジュールは長さ440mmの複線を基本モジュールとし、カーブモジュールとエンドループモジュール(ドッグボーン用)も作成するという原案をもとに、月例ミーティングとメーリングリストで、モジュール規格を練ってまいりました。
■規格
レールはロクハンを使用し、モジュール間の接続はロクハンレールのジョイントによって行います。ボードの厚みは40mm とします。
直線モジュール。
線路間隔(B)の寸法は固定です。独自に制作する場合は、奥側の(A)は縮めることが出来ます。また、手前側の(C)は伸ばすことが出来ます。駅やヤードなどで長さが欲しいときは、2個を並べて固定して使用するなどとします。レールは両端がこの位置であれば、途中は自由なアレンジが可能です。
カーブモジュール。
オーバル時には4個使用します(図1)参照。 ドッグボーン時のエンドループでは6個を、三叉モジュールと組み合わせて使用します。(図3)参照 レールへの給電はカーブモジュールで行います。照明・ポイント等の電源(DC9Vに統一)は各モジュールで独立させます。
三叉モジュール。
ドッグボーン時のエンドループ形成用です。(図3)参照、あるいはオーバル時に途中に挟んで3線構成とします。(図2)参照
図1
図2
図3
図4
■RZモジュールの電源供給の方法について
1.レールへの給電
カーブモジュールの外周側から行います。
コントローラー側の線とレール側の線の接続は、メルクリンの接続プラグ(7141xと7142x)で行います。コントローラー側がオス(7141x)を使用します。線へのプラグの取り付けは半田付け不要で、マイナスドライバーで可能です。
○レール下側に薄い銅板等を挿入して裏側へ線を引き出します。
□線を通す5mm×5mm程度の切り欠きを側板下部に空けます。
コーナーの両側切り欠きを空け。どちらを使うか選べるようにします。
2.ポイントや照明の給電
各モジュールで独立して行いますが、DC9Vに統一します。前後どちら側からでも接続できるようにしておきます。
ACアダプタのプラグは標準的な外径5.5mm ピン2.1mm センタープラスに統一します。ボード側はそれにあったジャックとします。
□線を通す5mm×5mm程度の切り欠きを側板下部に空けます。
こちらにも切り欠きを空け。どちらを使うか選べるようにします。
3.プラグについて
メルクリンの接続プラグには、左の写真のような旧型もありますが、新型と旧型は互換性がありませんので、新型に統一します。また、メルクリンの接続プラグには6色ありますが、メルクリンコントローラーのレール給電線の色である赤(71415と71425)と茶(71411と71421)に統一します。
■モジュールの紹介
私が制作した(制作中)のモジュールについての記事を次に紹介します。