SNCF BB67400

昨年(2021年)フランスの新しい鉄道模型メーカー AZAR MODELSが誕生し、年末にはフランス国鉄(SNCF) BB67400型ディーゼル機関車が発売されました。

私も早速オーダーを出したところ、年が明け3月初め、ロシア軍のウクライナ侵攻の最中、航空郵便を積載したエールフランス機はロシア上空を避け中央アジア経由で関西空港に到着し、無事受け取ることが出来ました。

オーダーしたのは、標準色とEn Voyage塗装の2タイプ。

箱型のずんぐりとした姿は、ドイツのディーゼル機関車とは然程違いはありませんが、カラーリングは随分違います。

標準色の機関車には、2021年のメルクリンの新製品 82427 フランスの飲料水メーカーのロゴの入ったスライディングタープ貨車を、en voyage塗装の機関車には、メルクリンのコライユ(Corail)客車を牽かせました。

また、フランスの隣国、イギリスのディーゼル機関車も昨年、ヤフオクで入手しております。

今は無くなりましたが、ガラス電車ET91などを製造販売していたSchimidtのClass47型ディーゼル機関車です。

Baden谷九のカレンダー用に、Atlas Minitrains のGolden Arrow号の客車を牽かせて撮影です。
背景は、VSOEの車中から撮影した牧場の写真です。

ロンドンとパリを結んでいた夜行列車 Night Ferry を見立てて、メルクリン miniclubのオリエント急行セットのワゴン・リ客車を牽かせました。

新型コロナウイルス感染症の影響により中止となった、今年のニュルンベルク国際玩具見本市 (Spielwarenmesse International Toy Fair Nürnberg) ですが、出展を予定していたメルクリンは例年通り記念品となる貨車を用意しておりました。

今年はメルクリン Zゲージが発売されて50周年ということもあり、当時「世界最小」と称されたBR89型蒸気機関車と今年のインサイダーモデルであるV320型ディーゼル機関車を両面に描かれています。
そして、パッケージの表面にはメルクリン miniclub 50周年のロゴが、箱裏には初期のパッケージのデザインが印刷されております。

AZAR MODELS の次の新製品CC72000はBB67400が好評のため、BB67400の生産を優先するため、秋に発売が延期となりました。

メルクリンの2021年発表のVectronも世界的な半導体不足により納期が遅れております。

ようやく届いた製品を前にしながらも、次なる新製品が待ち遠しとは罪深いものです。

メルクリン/ロクハン カタログ

先月にドイツのメルクリン 2021/2022版カタログが、今月は、日本のロクハン 2022版カタログが手許に届き、それぞれTwitterで速報しましたが、改めて記事にまとめました。

A4横版で408ページの内、Zゲージは55ページに亘り179点が掲載されており、ベルギー・ハンガリー・スウェーデンのディーゼル機関車、スイス・オーストリア・スウェーデンの電気機関車やスイス・オーストリア・フランス・ポーランド・アメリカの貨車が掲載されるなど、国際色豊かな内容です。

発行は、昨年秋ですので、1月に発表の2022年新製品は掲載されていないのは当然なのですが、少し寂しいところです。

A4縦版で105頁、冒頭3ページには新製品の予告。Twitterでも投稿したように、待望の485系ボンネット雷鳥とEF58お召専用機が予告され、ZショーティはドイツのICE3が3種予告されております。

485系ボンネット雷鳥は、基本セット5両ということで、489系白山色と同様に両端クハにモハが1ユニットとサロの組み合わせと思われますが、「◎車番変更用インレタ付属」という気になる語句が。ひょっとして、付属編成は、ひばりと共用し、車番を付属インレタで変更せよということでしょうか。だとしたら残念なお知らせです。
さらに、489系ボンネット国鉄色もやがて発売されると思われますので、こちらも同様に対応されるのでしょうか?

Osaka Z Day 2021 オンライン – ワークショップ「車両自作の楽しみ」

私が所属するZゲージ鉄道模型クラブ「Baden谷九」2021年12月25日に開催した、オンラインイベント「Osaka Z Day 2021 オンライン」において、「ワークショップ『車両自作の楽しみ』」のテーマで、発表を行いました。

発表と言いましても、私自身の作品の発表ではなく、ZファミリーのW氏の既製品改造及びNゲージ製品を縮小カラーコピーしたペーパーボディによる自作方法について、ご本人からご教示いただいた内容を基に、パワーポイントにまとめて発表したものです。

パワーポイントでの発表の模様は、ライブ配信した動画を編集し、Baden谷九のYouTubeチャンネルでご覧いただけますが、当日使用したパワーポイントのドキュメントについては、こちらからダウンロードいただけます。よろしければご覧ください。

ZファミリーのW氏には、Osaka Z Day 2016に出展いただいたほか、Osaka Z Day 2018にも、車両をお借りして展示させていただきました。

W氏の車両やレイアウトについて撮影した動画をYouTubeの再生リストに登録しております。ご覧になりたい動画のサムネイルをクリックしますと、動画が再生が始まります。

ワークショップの発表でも述べましたが、W氏は、RM Models誌の2014年7月号(No.227)に、「長編成をおもいっきり走らせたい!」と、日本型のZゲージレイアウトの記事を投稿されました。

そして、2014年から2017年のレールエクスポ京都にZファミリーというグループ名で出展っされ、その展示の模様については、Zゲージブロガー サイクロンさんが サイクロン Zゲージ! のブログ で記事にされておりますので、以下に紹介させていただきます。

レールエクスポ京都2014

レールエクスポ京都2015

レールエクスポ京都2016

レールエクスポ京都2017

W氏は、2020年にお亡くなりになられ、氏の作品はオークションで多くの方が入札され引き取られていきました。
W氏のご冥福をお祈りするとともに、氏の作品が皆さまの下で活躍していることをお祈り申し上げます。

メルクリン・インサイダークラブ

メルクリン社が公式に主催する、メルクリン・インサイダークラブでは、会員に対して年6回インサイダークラブの会報とメルクリン・マガジンを配布しており、このほか、カタログや会員限定車両の配布や販売を行っております。
先日、阪急百貨店でメルクリン・インサイダークラブ特典のカタログと貨車を引き取ってきました。

メルクリンのサイトのProduct databaseでは、カタログ毎・ゲージ毎に検索可能となっており、Product Programme 2021/2022 のカタログ中Zゲージは179点表示されます。

Marklin Z Neuheiten 2022

メルクリン社の2022年の新製品が、1月18日に発表となりました。

例年のように、カタログからZゲージの新製品を抜粋して紹介しましょう。

今年は次の31点です。

07771 Book 50 Years of Mini-Club
80033 Z Gauge Museum Car for 2022
80332 Z Gauge Insider Annual Car for 2022
80422 Easter Car for Z Gauge in 2022
81873 MHI Anniversary Starter Set for “50 Years of mini-club”
82133 Type Rmms 33 Railroad Maintenance Stake Car
82290 Deep-Well Flat Car Set
82320 Tank Car Set
82328 Type O 10 Freight Car Set
82440 “Westdeutsche Quarzwerke” / “West German Quartz Mines” Car Set
82497 Union Pacific Boxcar Set
86070 DB Freight Car Set
86605 Type G10 Boxcar Set
86683 PKP Lumber Car Set
87062 Commuter Car Set
87402 “Pop Cars” Express Train Passenger Car Set
88019 Class 01.5 Steam Locomotive
88067 Passenger Train Tank Locomotive
88094 Passenger Train Tank Locomotive (SNCF)
88225 Class 194 Electric Locomotive
88237 Class 370/EU-46 Electric Locomotive (PKP)
88240 Class Re 6/6 Electric Locomotive (SBB)
88262 Class 162 Electric Locomotive (HECTORRAIL)
88320 Diesel Locomotive, Road Number V 320 001
88486 Class 185.2 Electric Locomotive
88528 Class 120.1 Electric Locomotive
88569 Class Ce 6/8 III “Crocodile” Electric Locomotive (Investment Casting Edition)
88579 Class 150 Electric Locomotive
88619 Diesel Electric Locomotive (Union Pacific class 600)
88745 Class 64 Steam Locomotive (ÖBB)
88806 Class 218 Diesel Locomotive

英文カタログはこちらから

気になるのは、

昨年発表のVectron、今年は 88237 PKP(ポーランド国鉄)がラインアップ。
Z-Freunde International のフォーラムの記事によりますと、BLSのRe475も予定されているとか。
88240 SBB(スイス国鉄)Re6/6 も待望のリリース。
スイス型ファンには、発売が待ち遠しいことでしょう。

今年は、メルクリン ミニクラブが発売され50周年ということで、07771 Mini-Club 50周年本も発売されます。こちらも楽しみです。

詳しくはカタログをご覧ください。

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