バイデン米大統領のキーウ訪問

バイデン アメリカ大統領は2月20日、ウクライナの首都キーウに電撃訪問し、ゼレンスキー ウクライナ大統領と会談しました。
といっても、時事ネタではなく、鉄ちゃん的視点から、記事をまとめました。

国営ウクライナ鉄道のカムイシン(Kamyshin)CEOは、公式ツイッターでウクライナ鉄道がBiden大統領の特別列車にRail Force One(Air Force Oneのもじり)と名付けたと述べ、他の乗客に対して遅延が生じたことを謝罪しました。

Bloombergなどのニュースサイトでも、バイデン大統領のキーウ到着後、特別列車についての記事が続々と掲載されました。

往路、キーウまで牽引の機関車はЧС8(ChS8)型電気機関車が牽引しました。

FNNプライムオンラインのYouTubeチャンネルにキーウ到着のショート動画がアップロードされています。 開始から23秒のところでキーウ到着の動画が流れます。

FNNプライムオンライン(@FNNnewsCH)より。

復路はВЛ10(VL10)型電気機関車がポーランドのプシェムィシル(Przemyśl)まで牽引しました。
往路・復路の牽引機の車番は、Skywalker@yhamaie さんが、Twitterで記事を投稿されております。

ニュースサイトに投稿された記事によりますと、バイデン大統領は、鉄道好きを公言しているとのこと。

鉄道での入国は、安全面だけでなく、バイデン大統領のアイデアだったのでしょうか?

冬のVenice Simplon Orient Express

昨年11月、Venice Simplon Orient Express (VSOE)を運行しているBelmond社のホームページで、12月にパリとウィーンを結ぶ便を運行するという記事を目にしました。

しかしながら、アナウンスされていた運行予定日を過ぎても、それらしいSNSの記事やYouTubeへの動画を見つけられずムズムズとした状態でした。

Instagramに投稿された記事を改めて振り返っていたところ、VSOEがウィーンではなくフランスのローヌ=アルプス地方のムティエ (Moutiers)に到着した動画を見つけました。

 
 
 
 
 
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1992年に冬季オリンピックが開催された、アルベールヴィル(Albertville)に到着した画像もInstagramに投稿されていました。

 
 
 
 
 
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4枚目の画像にもありますように、ムティエでは歓迎の音楽も演奏されたようです。

 
 
 
 
 
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終着駅は ブール=サン=モーリス(Bourg-Saint-Maurice)。約20km先のプティ・サン・ベルナール峠(Col du Petit Saint-Bernard)越えればイタリアです。

 
 
 
 
 
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地元ムティエのFacebookページでもVSOEの到着の模様が記事に投稿されております。

VEOEのInstagram公式アカウントにもこのツアーの記事が投稿されていましたので紹介しましょう。

 
 
 
 
 
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Venice Simplon-Orient-Express(@vsoetrain)がシェアした投稿

Belmond社は2023年12月に、VSOEをアルベールビル、ムティエ、またはブール サン モーリスまでレギュラーツアーとして運行するとのことです。

旅行代理店のサイトでもツアーの案内とともにタイムテーブルが掲載されております。

マリ・クレール誌のイタリア語サイトでも、2023年12月このツアーが紹介されるなど、ニュースサイトやトラベルサイトなどでも紹介されつつあります。

ところで、ブール サン モーリスまでは、Eurostarが1997年より運行されています。

Eurostar set 3227 in Bourg St. Maurice, 1998.
“Eurostar set 3227 in Bourg St. Maurice, 1998.” Photo by Nothing is what it seems
ブール サン モーリスに停車するEurostarの画像をFlickrからシェアします。
Eurostar  |  to London
“Eurostar | to London” Photo by Fer Images
ローヌ・アルプス山麓を走行するEurostarの画像をFlckrからシェアします。
今年もEurostarは、ブール サン モーリスまで運行されています。アルベールビルに到着したEurostarです。
ブール サン モーリスまでは、Eurostarだけでなく、TGVはもちろん、Thalysなども運行されております。ローヌ・アルプスを走行する列車の動画をYouTubeからシェアします。

ゴッタルド越えやブレンナー越えのスイス・オーストリア・イタリアのアルプス山中を走行するVSOEだけでなく、フランスのローヌ・アルプスを走行するも新鮮です。
動画や画像もあまり紹介されていませんが、これから注目されることでしょう。

Marklin 88232 SBB CI BR193 Vectron

メルクリンのZゲージの2020年の新製品だった、88232 SBB CI BR193 Vectron がようやく到着しました。

パンタグラフも新型のE310727を採用しています。

2020年1月の新製品発表時には、2020年12月の出荷予定でしたが、2020年12月に2021年第3四半期以降に繰り下げられ、以後出荷予定の発表の度に繰り下げが繰り返され、いよいよ2022年2月に出荷かと思いきや、DB版の88231のみが出荷され第2四半期に延期されました。
その第2四半期も5月には8月に延期のアナウンスがされ、7月にまた第4四半期に繰り下げられ、8月に12月出荷のアナウンスがされ、ようやく12月下旬にオーダーしたLokShopより入荷のメールを受信しました。しかし、その間クレジットカードの有効期限切れにより更新に手間取り、今年1月末の出荷となり、先日、新製品の発表から3年目に受領となった次第です。

その間、ユーロ/円レートが2020年12月の127.09円に対して2023年1月の141.31円の1.11倍と円安ユーロ高となりましたが、予約時の価格179.74€(VAT込185.30€)が据え置かれたのが救いでした。

ベクトロンはドイツのシーメンス社製の電気機関車・ディーゼル機関車で、2010年に登場以来、現在では1000両以上が製造されヨーロッパの15か国以上の国に納入されております。

このように、ヨーロッパ各国の多くの運行事業者に納入されておりますので、塗装のバリエーションも豊富で、
88231 German Railroad, Inc. (DB AG) class 193
88232 Swiss Federal Railways (SBB) Cargo International class 193
88233 ELL/LTE class 193 in the “Flying Dutchman” design. 
88234 Austrian Federal Railways (ÖBB) class 1293
88236 BLS Cargo class 475
88237 PKP Cargo class EU-46/Reihe 370
の6タイプが既に発売/発表されております。


今後の展開も楽しみです。

以下のサイトや動画にもありますように、SBB CIのVectronがRheingold客車を牽引して、スイス国内を走ったそうですので、それに倣って試走させてみました。

新型モーターのおかげでしょうか、低速でもスムーズに走っております。ただ、パワーパックを目一杯にしても高速運転というか暴走しません。かがみさんのspur z roomの記事を読んでもう一度パッケージを見返すと12V仕様となっていました。その影響なんでしょうか。

TEE色のBR103も良いですが、この組み合わせも似合っております。

Shapeways等で購入した3Dプリントの車体:「Z進化形としての私の楽しみ方」車両自作編 から (7)

Shapeways

Zゲージ鉄道模型のボディが3DプリントサービスのShapewaysから発売されているのを知ったのは、ドイツのZゲージユーザーのコミュニティであるZ-Freunde Internationalの前身である、Z-Freunde Europeへフォーラムへの投稿でした。

自分で設計できなくても、また、3Dプリンターを持っていなくても、3Dプリントの車両を作ることができる、こんな便利なサービスはないと、以下のように買い求めてまいりました。

今回、3Dプリントサービスを通じて購入した車体について、とりあえず走行可能な状態になっただけですが、紹介させていただきます。

City Night Line

City Night Lineは、2005年当時ドイツを中心にヨーロッパ各地を寝台列車のネットワークで結んでおりました。鉄道の魅力のひとつに寝台列車がありますが、メルクリンZゲージでは、オリエント急行とオーバーナイトエクスプレスのセットしか発売されておらず、当時の花形 City Night Lineはぜひとも走らせたいと思っていたところです。

インターネットで検索しましたところ、ウサギマントさんという方が、メルクリンの2階建て客車や急行客車を改造して、City Night Lineを作りあげておりました。


現在はZゲージの活動をされていないようで、残念ながらこのページはありません。

Shapewaysから、ZETT氏によるCity Night Lineの2階建て寝台車のボディが発売されていることを知り、2010年12月にオーダーしました。

下回りをメルクリンの2階建て客車を使用するように設計されています。

下地処理中に2階客室窓の窓枠を折ってしまいました。ドアの窓は空いておりますが、枠取りがされていませんので、スジ彫りなどの加工が必要です。

BR627

引き続いて2011年8月には、N-Market氏によるBR627型ディーゼルカーのボディをはじめ数点を購入しました。

ZJゲージの485系の下回りがフィットするよう、プラ版でスペーサーを作りボディ内側に貼り付けてます。

 

BR627は単行のディーゼルカーですので、ローカル線風のレイアウトに良く似合いますので、この車両もぜひ欲しい車両です。

newsteadsさんという方がフランスの客車CORAILの側板をカラープリントし、メルクリンZゲージの客車に貼り付けてコンバージョンさせるものをeBay落札した際に、ペーパー製の機関車やディーゼルカーのボディを頒布されており、このBR627も2タイプ頒けていただき、ZJゲージの下回りを組み合わせて走行化させていました。現在ではロクハンのキハ52の下回りに置き換えていますので、小さなカーブでも走行可能となり重宝しております。


このページも残念ながら現在アクセスできません。

窓が抜けている3Dプリントの車体も魅力的ですが、今後の作業を考えると、優先順位は低くなっています。

BR426/BR425

BR426型電車のボディも同時にオーダーしました。

連接車体のため、足回りはZJゲージの485系の動力ユニットを切り継ぎ改造しています。
安定した走行のため連接台車の処理に思案中です。

Baden谷九のメンバーでもあるPrinted Modelsさんが、昨年3Dプリントモデルを設計・制作されました。屋上機器の表現もうまくされており、羨ましく思います。私も早く完成させなくてはと刺激になっております。

BR628/BR928

2012年4月には、PetZ Shop氏によるBR628/BR928型ディーゼルカーのボディをオーダーしました。

これらは、足回りはエフトイズの新幹線0系走行用ユニットが指定されており、ボディと足回りの相性は良いのですが、サーフェーサーを吹いた表面処理中に車体の一部が欠けてしまい、改めてオーダーしました。

3Dプリントの製品は脆いので取扱い注意ということが解りました。

BB7200

フランスのZゲージユーザーのコミュニティであるLe Z Forumで、SpoorObjecten氏によるBB7200型電気機関車がリリースされたことを知り、オーダーしました。

下回りをメルクリンのBR120型電気機関車のものを組みわせております。Zゲージ鉄道模型として走行化を考慮されていないため、ボディ内側のの切削が必要で、EF58同様に腰高の解消に苦心しております。

アイエムティクリエイト

Baden谷九のメンバーでもあるpolyさんが、日本型Zゲージ車両の設計・製作を手掛けており、3Dプリント製品をDmm.makeでその一部を頒布されておりました。

キハ58系

そこで、10月28日(土)に開催「Osaka Z Day 2017」の特別企画「3Dプリンターとレーザーカッターの活用法」での展示に向けてキハ58とキハ28の2両をオーダーしました。

下処理や塗装は行っておりませんが、ロクハンのキハ52の下回りが直接取り付け可能となっており、快適に走行しております。

ロクハンから発売されているZショーティのキハ58系と並べててみました。3Dプリントの出力品のウィークポイントである積層痕が目立ちます。積層痕を含めた下地処理が課題です。

冒頭でも記しましたようにこれらの車両は、走行用の下回りを組み合わせただけで、どうにか走らせられる状態です。

また、素材の下処理、塗装や付属機器の追加など課題が多く残っておりますが、少しづつ手を加えて行き、完成した姿を披露したいと思います。

EF58:「Z進化形としての私の楽しみ方」車両自作編 から (6)

仕掛品の数々をこれまでもご紹介させていただきましたが、その中でも皆さまの関心が高かったのがEF58の走行化です。

「鉄道ファン VOL.3 ゴハチ」が2006年2月に、JR東日本商事:サンクアール:はっぴぃえんど:交友社の4社により発売されたました。

   

2004年2月 「鉄道ファン Vol.1 懐かしの蒸気機関車」
2005年3月 「鉄道ファン Vol.2 SL情景フィギュア」
に続いて発売されたものです。

同じ2C-C2の軸配置のペンシルバニア鉄道GG1型電気機関車がメルクリンから発売されておりましたので、この下回りを活用することとしました。

マイクロゲージの北斗星と同様、同じように考えられた方もおられ、私も改造にとりかかりました。

まず、GG1の下回りにあわせるため、EF58のボディの内側を削り、GG1の下回りに載せ換えます。

次に、カプラーをメルクリンのカプラーからマグネティックカプラーに置き換えました。

平行して、EF58に牽かせる車両として、缶コーヒーBOSSのおまけのオハ35系客車に、マイクロトレインズの台車を履かせる作業です。

 

かなり腰高で、車輪とボディの隙間も大きく目立ちます。ボディの内側を削り調整する必要がありました。

2011年1月には一応走行可能なところまで、辿りつきました。

屋上の目立つパンタグラフですが、何故かEF58のパンタグラフが大きいと思い込んでおり、Nゲージ用のものを付けてみましたが、少し目立ち過ぎました。


2013年12月 Baden谷九 初代共同レイアウト上で

続いてZゲージ用のパンタグラフを入手しましたので、これに交換したところおまりがよくなりました。


2017年11月 Baden谷九 二代目共同レイアウト上で

しかし、上の画像を見てもわかりますように、他の車両と比べて車高がかなり高い状態です。

EF58のスケールが220分の1よりスケールオーバーなうえ、下回りの元となったGG1の車高が高いことから、かなり腰高です。
そのため、ボディの内側を削っても下回りとの支障がなかなか解消せず、下回りの架線集電の切替ネジを取り外してみました。

そうすると、どこかで断線が生じテスターで確認しながらの復旧作業を余儀なくされました。さらに、配線パーツとモーターと繋ぐリン青銅線も折れる始末で、リン青銅線を基板にハンダ付けする必要がありました。

 

SNSの情報で、FUNTECの樹脂用カッターがボディを削るために効果的ということを知り早速買い求めたところ、評判どおり切削が進み、天井の一部が透ける程に至る始末でした。

どうにか、24系寝台車と繋いでも目立たない高さに抑えることができたのではないでしょか。

しかし、まだまだ腰高な状態でないと、走行が安定しません。さらなる切削が必要です。

昨年末に、ロクハンからEF58-61が製品化され発売されました。

このスケール比の差を目の当たりにしますと、今後制作を継続するか悩むところです。


参考ブログ記事