Zugbildung1 列車編成表

もう何十年も前のことであるが、小学生だった私はエレクトーンを習っていた。あるエレクトーンの授業の日に、先生のお宅に置いてあった時刻表を目にしてパラパラとページをめくって眺めていると、巻末のピンクのページの半ばで目が釘付けになったのが今でも記憶に残っている。そこには、国鉄の特急・急行の列車編成表と、あさかぜなどの寝台列車の見取り図が掲載されていたからである。それまでは、鉄道というか電車は絵本やおもちゃを通じての興味の対象でしかなかったのが、時刻表を通じて、奥深い世界に引き込まれいき、新聞報道等でのダイヤ改正による特急の廃止・新設などにも関心を示し、ダイヤ改正の都度時刻表を買い求めたりするようになっていったのであった。
さて、話は現在に戻そう。私の目下の関心はドイツを中心とした地域なのだが、ドイツの時刻表では先述の列車編成表という形ではなく、車内の見取り図と、トーマスクックの時刻表をご覧になった方はおわかりと思うが、列車を構成している各車の走行区間が掲載されているのみである。
En468db
これによるとEN468と列車番号が変わったORIENT EXPRESSは、22:40にウイーンを出発し、ストラスブールに8:59に到着する。食堂車はウイーンとカールスルーエの間営業し、2等座席車・クシェット(簡易寝台車)・寝台車が連結されており、また、ウイーン-カールスルーエ間では、ブダペスト-フランクフルト間を運行する車両なども併結していることがわかる。
しかし、インターネットの世界では、日本でも列車編成表をホームページで公開されている方も多いようだが、当然ドイツでも、列車編成表をホームページで、公開されている方がおられる。
Marcus Grahnert氏のサイトで、ダイヤ改正の都度、ドイツの列車編成表をPDFファイルで公開されている。
http://www.fernbahn.de/
En468fb
これによると先述のEN468の車両は256号車から259号車はブダペストからの車両、256号車から265号車はEN408としてカールスルーエからフランクフルトへ向かうこと。256号車から259号車はハンガリーの車両、その他はオーストリアの車両であることがわかる。

トレインスコープで眺めたミニトランクレイアウト

ちょっと古い話となるが、昨年秋に鉄道模型用超小型CCDカメラ(トレインスコープ)を入手したので、まずはとNゲージの鉄道コレクションの車両に取り付け試運転した時の模様を投稿しよう。
Ts2

トレインスコープは集電が肝心ということなのだが、いろいろとブログの記事を検索した結果、電池駆動で運用ということにし、日本橋でパーツを漁る。製品と同じ形のバッテリー接続コネクタもあるが圧着しなければなならいので、折よく携帯電話用のバッテリーケーブルを折良く見つけたので購入。ただし、リード線の色がプラスマイナス トレインスコープと逆だったので注意が必要だった。
バッテリーケース・本体ともに鉄コレのウエイトにうまく納まるサイズだったので両面テープに接続。鉄コレを動力化して余った車体を流用し、2両編成のカメラカーに。
カメラのほうは、ガンプラのオプションパーツを利用してカプラーに取り付けることで完成。
上田交通を意識して作成途中のミニトランクレイアウトで試運転

鉄コレ動力が非力なので推進運転が不可なため、後向き映像でご勘弁を。

動作確認が出来たということで、メインのZゲージへの取り付け。
ななつぼし☆さんに男の隠れ家のオークションで格安に譲っていただいた大物車の台車に着目。この上にカメラを載せれば、曲線への追随が良いのではないかと思った次第。バッテリーケースはsukeさん同様8610無蓋車に。ウエイトが荷台より若干大きくはみ出ているので調整を思案中
Ts1

R195の運転盤では推進運転も成功だったが、R110のミニトランクではやはりNG。

ただ、トレインスコープって撮影している環境も映ってしまうんですよね

2009年 走り初め

さて、今年の鉄道模型走り初めは、先週の土曜日のこと。
新年早々Spur Z RoomでかがみさんがICE3のフル編成を実車と同様の向きに改造して走らせたことを報告されてのを見て、一念発揮。というのもZゲージのICEはカプラーが特殊な形状かつ導電カプラーのため取扱が難しいので、気合いを入れないとなかなか走らせようという意欲が湧かない始末。ただ、一度走らせればその雄姿に見とれるのだが。
ところで、ICEって何?という向きをσ(^_^)のブログの読者には多いと思うが、詳しくはwikiにアクセスいただくとして、InterCityExpress の略で、ぶっちゃけドイツの新幹線のようなものである。日本でも0系からはじまってN700まであるように、ICE1からICE3などに分類される。

Icev
しかしICE-Vは購入時から状態が悪く、導電カプラーは全て新品に交換したが、増結中間車はフレームに不具合があるのかないのか、線路の状態が悪いのか、脱輪したまま走り続けているのはご愛敬ということでご容赦を。

Ice3m
つい調子に乗ってICE3はすべてのパンタグラフを上げてしまった。実際には乗り入れるそれぞれの国別に使い分けてている。

これらのICEの編成をトレインバナーを使って解説してみよう。

ICE-V InterCityExpress 試作編成
5 8871-4 410 002-0 Bo’Bo’
4 8771 810 002-6 Apz
3 8871-3 810 001-8 ABpz
2 8871-2 810 003-4 Messw
1 8871-1 410 001-2 Bo’Bo’
ICE3M  InterCityExpress 国際仕様
8 88712-4 406.5 Tc
7 88712-3 406.6 T
6 87711 406.7 M
5 87714 406.8 T
4 88712-2 406.3 Td
3 87713 406.2 Ms
2 87712 406.1 T
1 88712-1 406.0 Tc

メルクリンのICE3だが、Spur Z Roomでも解説されているように、実は7号車と3号車は模型と実物でパンタグラフ等の向きが異なっている。σ(^_^)の技術ではちょっと難しいので、当分はそのままで運行するとしよう。
なお、上記トレインバナーの著作権は作成者であるMistral(南 聡一郎)氏に帰属します。

ところで、余談だが、ICE3ってJR九州の白いかもめに似ているような気がする。
というか、白のトヨタ ヴィッツに赤い帯を巻いたらどうだろうかなとつい思ってしまう。

謹賀新年

2009年も3日が過ぎてしまいました。
今年は丑年ということで、プライザーのフィギィアをレイアウトに並べて記念撮影
2009_cow
バックには正月らしく日の丸をデザインされた貨車を。
本年もよろしくお願いいたします。

日本型Zゲージ 揃い踏み

製品ラインナップの発表だけは賑やかな日本型Zゲージではあるが、マベルから発売されていた駅舎とホームを入手しまので、自宅の走行盤で走り比べを楽しむことに。
まずはYouTubeの動画をご覧いただきたい。
PROZ コンテナ列車・マイクロゲージ 北斗星

PROZ コンテナ列車・ZJ 485系特急電車
PROZ コンテナ列車・20系寝台列車
この走行盤はスタイロフォームに芝生紙を張り付け、マイクロトレインズのマイクロトラックを敷いただけの簡単なもの。R195とR220にS110が6本の複線オーバル。
ダイニングのテーブルにちょうど収まるうえ直線が660あれば、長編成の列車でも見劣りがしない。
両面テープでの仮敷設のため、ポイント部分での脱線の原因にもなったのでポイントの電動化の際はフログの調整や逆カントになってしまった曲線部の整備が、今後の宿題だ。
昨夜の主役たちをもう一度紹介しよう
ZJ 485系特急電車
485
日本型Zゲージの先駆けとなっただけに食玩として発売されたものの後発の製品ともさほど見劣りはしないが、7両で走らせるには補重等の調整が必要だ。
Real ZJ EF81 + マイクロゲージ 北斗星 ZJ改
Hokutosei
タカラから食玩として発売された電池で駆動するトイトレイン。
台車回りをZJゲージのものに置き換え、機関車との連結はマイクロトレインズのマグネティックカプラーを使用。
牽引する北斗星塗装のEF81はZJゲージがReal ZJと改称して本腰を入れて発売された製品。
走行性能は安定しているが、客車が足回り改造だけに、その工作精度の影響が大きい。
PROZ EF65+20系寝台列車
Ef6520
エアガンメーカーの東京マルイが突如 鉄道模型界に参入。車内灯も点灯し、同時発売の通勤型電車E231 建物照明完備のレイアウトボードとの同時リリースで日本型Zゲージ界に旋風を巻き起こした。
さて、機関車・客車とも同一メーカーだけあって安定性は抜群 他社性パワーパックでも走行時は車内灯は点灯する。
RealZJ EF81 + PROZ コンテナ列車
Container
PROZの第2弾としてようやく発売。
EF65とのセットも同時に発売されたが、時代・路線が既存のものと合わないのでコンテナ車両のみのセットを購入
片側のカプラーをEF81と連結するためにマグネティックカプラーに交換。
ただカプラーの解放ピンがR195の場合 レールに抵触することもあり 線路・カプラーの微調整が必要であった。
マベルより発売の駅舎
Bahnhof
サイドボード内にレイアウトを分割して収納する際にそのまま置いてみた。
跨線橋は、食玩の鉄道ファンVol.2のもの。
共に日本型のストラクチャーだが、ドイツの車両とも意外とよく似合う。