オリエント急行の展示会

9月18・19日、第38回目のヨーロッパ遺産の日は、フランスの鉄道200年の歴史とTGVの40周年を祝い開催されました。

リール・フランダース駅では、オリエント急行の客車が展示され、ガイドツアーも開催されました。

19世紀のコスチュームを着たエキストラも、展示に華を添えSNSにもその模様が多く投稿されます。
リールでの展示に向けての送り込み回送のショットもInstagramに投稿されております。

この他にも、多くの方がSNSに投稿されております。Twitterへのリンクを貼っておきますので、ご興味のある方はご覧ください。

https://twitter.com/search?q=orient%20express%20lille&src=typed_query


さて、昨年9月、SNCFのオリエント急行の車両が、12月よりシンガポールで展示されるとの報に接しました。

そして、10月には、セーヌ河から、艀に乗せられた車両が出航したとも報じられました。

会期は延長されて、2022年1月12日までとなっております。

Insatagramには、#orientexpressexhibitionsgのハッシュタグをつけて数多く投稿されています。


https://www.instagram.com/explore/tags/orientexpressexhibitionsg/


一方、南仏アルルのエスパス・ヴァン・ゴッホ (Espace Van Gogh)では、Oreint Expressの写真展が2021年7月4日から9月26日まで開催中だそうです

SNCFのサイトでは、展示されている写真家のEva Gravayatの作品を紹介しております。

元記事でも紹介されている、Eva Gravayatの作品を含むオリエント急行本は、こちらです。

私も買い求めております。

オリエント急行の歴史だけでなく、ワゴン・リ社の寝台車とそれをめぐる風俗など、楽しめる1冊です。

Orient Express – FDD(オリエント急行基金)は、この展示会にあたって、Instagramのアカウントに展示の模様や写真集のページなども公開しております。


https://www.instagram.com/orientexpressheritage/


オリエント急行というのはインスタ映えする素材なのでしょうか。
Instagramには、#orientexpressのハッシュタグをつけて10万件近く投稿されています。

今回紹介した、リール・フランダース駅やシンガポールでの展示だけでなく、先日投稿したORIENT EXPRESSのブランド、ベニス・シンプロン・オリエント急行などなど。
観ていて飽きません。


https://www.instagram.com/explore/tags/orientexpress/

Connecting Europe Express

2021年はヨーロッパ鉄道年European Year of Railです。

ヨーロッパ鉄道年の一環として、特別列車 Connecting Europe Express が、2021年9月2日ポルトガルのリスボンを出発し10月7日フランスのパリまで、下の地図のようにヨーロッパ大陸を縦横無尽に横断し、26か国の100を超える都市を訪れます。

#connectingeuropeのハッシュタグをつけてSNSにも連日多くの投稿がされております。

https://www.instagram.com/explore/tags/connectingeurope/

https://twitter.com/search?q=%23connectingeurope

Twitterには、@trusts86791948さんが、編成の詳細を投稿されております。
YouTubeにも各地から多くの動画が投稿がされておりますので、プレイリストにまとめてみました。

10月7日のパリ到着まで、目が離せません。

シャネルのプロモーションビデオ

以前、YouTubeで動画を検索したところ、シャネルの5番のプロモーションビデオを見つけました。

ワゴン・リの寝台車でイスタンブールに向かいます。
車内だけでなく、走行のシーンもあり、魅力的な動画です。

出発した駅の外観と到着した駅の構内はリモージュ駅、出発する駅のホームはニース駅です。

メイキングビデオも公開されております。
列車の撮影シーンはもう少し長く欲しかったところです。
シャネルの2019/2020年クルーズコレクションのプロモーションビデオは、パリ・リヨン駅が舞台です。
ゲンコツ型の電気機関車、レストラン「トラン・ブルー」、ステンレス客車など、アイテムの選択に思わずニマリ
グラン・パレで開催された、シャネルの2019/2020年クルーズコレクションのファッションショーでは、プラットホームに見立てたランウェイをモデル達がウォークします。
駅名票、プラットホームの番号案内、プラットホーム間の線路や車止めと、細かなところまで気を配られています。

シャネルのほかエルメスも、1952年にルイ・ヴィトンのように、ワゴン・リの客車の前にトランクを積み上げた広告を作成しています。

また、ロンドンの服飾店が、ワゴン・リのプルマン客車を背景にしたクリスチャン・ディオールのスーツの広告を作成したようです。

ヴィクトリアズ・シークレットという婦人服ブランドのテレビ・コマーシャルのメイキングビデオです。
国際列車が行き交うプラハ駅で撮影された様子が伺えます。
テッド・ベイカーというイギリスの服飾ブランドのプロモーションビデオは、蒸気機関車に牽かれたプルマン客車が舞台です。

豪華列車を舞台としたお洒落な画像をPinterestで収集しております。

これからも、このような動画や画像を紹介していきたいと思います。

Orient Express と Louis Vuitton 2

2019年6月に投稿した記事で紹介しましたように、Venice-Simplon Orient Express(VSOE)を運行しているBelmond社が、2018年12月に、LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON に買収されたと報じられました。

さて、パリ・セーヌ河畔ポン・ヌフ橋北詰にある老舗百貨店 サマリテーヌ百貨店(La Samaritaine) が、6月23日に16年ぶりに営業を再開しました。
サマリテーヌ百貨店は、LVMHの傘下にあります。

Instagram から、店内の様子を引用して紹介しましょう。

サマリテーヌ百貨店では、Orient Expres ブランドのトランクを始めたとした旅行用品などのブティックを7月15日から10月31日まで、開設いたしました。
サマリテーヌ百貨店内にオープンした、Orient Express のブティックの外観
ショーウインドウから見えていたのは、オリエント急行をモチーフとした子供部屋とベッド。 お値段は、€135,000.00

Kids Train Car Bed

4枚の画像をご覧ください。 子供部屋は、店内からはこのように見えるそうです。
10枚の中から5枚の画像をご覧ください。 その他の店内の様子はご覧のとおり。
5枚の画像をご覧ください。

また、2019年6月の同じ記事 で紹介しましたように、2017年10月、ホテルチェーンのアコーホテルズは、SNCFの子会社のOrient Express社の株式の50%を取得し、共同でOrient Express事業に取り組むことを発表しました。

そして、サマリテーヌ百貨店と隣接して、LVMHグループのホテル シュヴァル・ブラン (Cheval Blanc Paris) が9月7日にオープンします。
アコーホテル系列のOrient Express としばしの間、並ぶことになります。

Orient Express と Louis Vuitton

Instagramのタイムラインを振り返って眺めていましたら、「ORIENT EXPRESS SARAH MOON 」という本が写真集が発売されていることを知りました。

 
 
 
 
 
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どういう本?、どこで売っているの?と、Google先生にお世話になりますと、Sarah Moon (サラ・ムーン)は、フランスのファッション・カメラマンで、どうやら ルイ・ヴィトンの「ファッション・アイ」コレクションの1冊として発売されているとのこと。

在庫を調べたとこと、梅田と心斎橋に在ることが判明。7月のある日、ブティックに足を運びました。

数千円の本ですが、ルイ・ヴィトンのバック等を購入した時と同様の丁寧な包装です。
ページをめくると、ラリックのパネルやワゴン・リのエンブレム。2015年に乗車した時のことを思い起こし懐かしい想いに。
全ページの内容は、早送りですが、YouTubeの動画でご覧いただけます。

ブティックでの購入時、店員さんとは、オリエント急行に乗車した旨や、2016年に東京で開催されたエキシビジョンについて、話を咲かせました。

東京出張の折エキシビジョンを観覧しました。
寝台車のモックアップの背景に車窓の風景に見立てた動画を流しておりました。
その前年の2015年、グラン・パレで展示されたエキシビジョンの公式PV

「旅するルイ・ヴィトン」というテーマのとおり、船・飛行機・列車などの旅に、ルイ・ヴィトンのトランクなどが使われてきた歴史が展示されていました。

ソファーに置かれた本にも掲載されていた、駅のプラットホームで、ヴィトンのトランクに腰掛けるカトリーヌ・ドヌーブ
2007年08月29日の日本経済新聞に、ルイ・ヴィトンの全面広告として掲載されて1枚と同じだそうです。

カトリーヌ・ドヌーブの広告のメイキング・ビデオ
ルイ・ヴィトン パリ 2012-13秋冬コレクションのファッション・ショーです。
ショー開始とともに、蒸気機関車に牽かれた列車が入線し、プラットホームに見立てたランウェイをファッション・モデルが練り歩きます。
ファッション・ショーのメイキング・ビデオです。
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トランク工場として創始され、世界初となる旅行用鞄の専門店をパリ創業したルイ・ヴィトンだけに、演出も憎いですね。