TEE本 Vol.2

Fr01
タイトル:La legende des Trans Europ Express
著者:Jean-Pierre Malaspina , Maurice Mertens
ハードカバー:412ページ
出版社:LR Presse (2007/10)
言語 フランス語
ISBN:978-2-903651-45-9
購入先:LR Presse
価格:49.50EURO
フランス LR Presse社より2007年10月に発行されたTEE本
オールカラー412ページにTEEの歴史、各列車の変遷が余すことなく記されている。
SommaireFr02
『Trains d’ Europe』のJean-Pierre Malaspinaによる編成図も各列車毎に
TEEの権威 Maurice Mertensが恐らく監修しているのであろうか。
以前にも紹介したAlba社のTEE本にも掲載されていたRheingoldとRheinpfeilの分割併合が詳しく解説されている。
Tee1965Tee1972
先日、hikariさんのブログでRheingoldとRheinpfeilとの分割併合について尋ねておられたので、本書の記事を紹介したところ喜んでいただいた上に、Akiraさんが編成図を翻訳整理して作成し公開されている。
また、Akiraさんには、Rolandの編成についても紹介したところ、同様に編成図を作成されている。
1冊の本から繋がりが拡がっていくのは嬉しいものだ。
De01
タイトル:Die Geschichte des Trans Europ Express
著者:Maurice Mertens , Jean-Pierre Malaspina , Berndt von Mitzlaff
ハードカバー:300ページ
出版社:Alba Publikation (2009/01)
言語:ドイツ語
ISBN:978-3-87094-199-4
購入先:train24.de
価格:39.90EURO
ドイツAlba社より本年1月に発行されたTEE本
旧版を既に持っているのでオーダーを見合せていたところ、Akiraさんがブログで大幅にカラー化された本書を紹介しているので急遽購入。
オールカラーで、TEEの各列車が紹介されている。
InhaltDe02
執筆陣がほぼ前掲の仏書と同一のためか、目次のレイアウトは似ており、挿入写真もほほ同じ。
また、旧版で詳しく解説されていたでRheingoldとRheinpfeilとの分割併合などは省略されているのは残念である。
De03
タイトル:TEE. Trans Europ Express
著者:Maurice Mertens
ハードカバー:259ページ
出版社:Alba Publikation (1987)
言語:ドイツ語
ISBN-10:3870941146
購入先:amazon.de
価格:149.90EURO
2007.05.01の記事で紹介した旧版
絶版後20年が経過しプレミアもかなりのものであった。
しかしその内容は、独語がほとんど理解できない私でも、TEEに関して正にバイブル的存在であった。

Les véhicules ferroviaires des Wagons-Lits

ワゴン・リ社(国際寝台車会社)の車両の歴史を一冊にまとめたいわば総合図鑑
La Vie du Rail  社からのダイレクトメールで、早期予約割引で購入
ワゴン・リ社の紋章を中央に配した表紙は神々しい。
Ciwl1
ワゴンリ・社の車両について車種毎に時系列にカラー写真を交えて解説されている。
何分、フランス語なので内容の詳細は解らないが、なんとなく雰囲気は理解できそうだ。
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創設期から現在まで、オリエント急行 トラン・ブルー ミストラル TEN とワゴン・リ社の車両、列車が勢ぞろい。
とにかく、カラーページは青・青・青
Ciwl3
プルマンカー車内のラリックのガラス細工もお決まり通りに掲載
主な列車の編成表もLa Vie du Rail 社特有のイラストで紹介されている。
オリエント急行の編成も、前後の荷物車に挟まれていたというのも、これならわかりやすい。
タイトルLes véhicules ferroviaires des Wagons-Lits
著者:Gérard Coudert, Maurice Knepper, Pierre-Yves Toussirot
ハードカバー:399ページ
出版社:La Vie du Rail (2009)
言語:フランス語
ISBN-13:978-2-915034-97-4
購入先:La Vie du Rail
価格:61.00EURO

交通公社の時刻表1000号

交通公社の時刻表が4月20日発売の2009年5月号で通算1000号を迎えた。
1925年創刊ということなので、80年以上の歴史があることになる。
Jtb10001
時刻表との出会いについては先日述べたが、実に久しぶりに時刻表を購入した。
というのも、最近ではネット上の時刻表が充実しており、出発地・到着地・時刻などを入力するだけで、乗り換えを含めて即座に検索することができるからである。
しかも、旅先でも携帯電話で同様の検索や自分の乗車している列車の途中時刻を調べることもできる。
重たい時刻表を持ち運ぶこともなく、ダイヤ改正の都度買い求める必要のないわけだ。
便利な時代になったことだが、ちょっと味気ないのも事実。
たまには、時刻表を繰りながら旅程を辿るのも一興かな。
さて、久し振りの時刻表だが、ここ数年のダイヤ改正で寝台特急のページは見開き2ページのみと寂しいものに。
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時刻表のもう一つの楽しみは、付録のピンクのページ
列車編成表には、少なくなったが、北海道連絡の寝台特急も健在。
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寝台車のバリエーションも豊富である。
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メルクリン・マガジン 2009/05

今朝、ドイツよりSAL便が届く。
メルクリン・マガジン 01/2009号だ。
もちろん、例の騒動前に発行されているので、それに関する記述はない。
今号は、2009年の新製品、最近メルクリンが力を入れているデジタルコントローラー、HOゲージのレイアウトの記事などなど。
今回もZゲージの記事が無いのはさびしい。
Marklin200901
メルクリン・マガジンはメルクリン・インサイダークラブというユーザーのクラブに入会すれば、クラブ誌とともに送られてくる。
https://www.marklin.com/
会費は、1年20$89$で、年6回のメルクリン・マガジンと会報、それとカタログと特別貨車の無料引換券(取扱ディーラーによって異なる)と、特別車両の引換券が送られてくる。
クラブ誌である、クラブ・ニュースの今号の記事は、今年の特別車両(インサイダー・カー)の紹介、企業のパブリシティによく使われる特別貨車のカタログ、毎年メルクリン博物館で発売されてきたミュージアム貨車の一覧など。
今号にはさらにもう3点、2009年の新製品カタログと紹介DVD。150年というロゴが大きく目立つ。
それと、今年の新製品である、23型蒸気機関車のリーフレット。
Marklin200902
相変わらずHOゲージのラインアップは豊富だ。
ヨーロッパ諸国に輸出用のモデルから子供用の入門セットまで。
大型模型である1番ゲージも最近充実してきている。
それにひきかえ わがZゲージは寂しいラインアップ。
宇宙怪獣のような顔をした232型ディーゼル機関車は、もともと東ドイツ国鉄で使われていたもので、東西統一により今も健在で、人気を博すると思われるが、σ(^_^)には路線が違うので食指が動かない。
いっぽう、23型のリーフレットには、1954年に発売された製品のカタログの1ページも。
さて、話は変わるが、メルクリンのその後については、スポンサーに名乗りを挙げている企業も数社あるようで、再建の道を歩み始めたようだ。
2006年に出資した英国の投資会社はメルクリンに、迅速かつ低価格な商品の供給のため、多くの改革案が出されたのだが、メルクリンは品質維持≒職人気質を望んだ ということのようだ。
管財人は、部品供給や製品保証も継続すると表明しているようだし、どうやら最悪の事態は免れたようだ。
また、メルクリンでは、「未来に向かってともに走ろう-私たちと一緒に-」というスローガンを掲げてHOゲージ特別貨車を発売するとのこと。
詳しくはLokShopのサイトをご覧ください。

Zugbildung2 MIBA Report

さて、現在の列車編成はこのようにわかるのだが、過去の列車編成はどうだったのだろう。
特にメルクリンのZゲージは現行の車種が少なく、私の興味も訪独した頃のものが中心だ。
そこで、ネットや書籍を探すこととなる。
ネットというのは便利なもので、出版社が発売している書籍の詳細な内容も検索するように出来ている。
昨年、La vie du Railで紹介した、Trains d’ Europeの2冊も、TEEやInterCityの編成を知るには役立ったが、メルクリンといえばドイツである。
MIBAという鉄道模型雑誌の出版社からは、MIBA Reportという書籍が発行されており、この中で”Zugbildung”と題するものが4冊発行されている。
Zugbildung_miba
購入した順に紹介しよう。
Zugbildung (4)
DB-Reisezüge der Epoche IV
Zugbildung_m4
訪独した時は既にこの時代の末期であったが、TEEの全盛期 エポック4時代の旅客列車、TEEやICだけでなく一般の旅客列車も収録されている。
Zugbildung (1)
DB-Reisezüge der Epoche 3
Zugbildung_m1
メルクリンのZゲージを買い揃えていくとエポック3時代も徐々に増えてきた。
戦後から、蒸気機関車が牽引していた頃のラインゴルト号やTEEの創始期の列車が収録されている。
Zugbildung (2)
Güterzüge: Verkehr, Zugbildung, Betrieb
Zugbildung_m2
買いたいなと思った時は既に版元売切となった貨物編。昨年eBayで落札したもの。SallerがPayPalに対応していないため郵便為替で送金したため手数料負担が痛かった。
Zugbildung (3)
DRG-Reisezüge der Epoche II
Zugbildung_m3
ここまで揃ったので全巻揃えよういうことで第二次世界大戦前 エポック2の時代も。
ここで、エポックって何?という方も多いだろうと思う。ヨーロッパの鉄道における時代の区分で、各国によって同年代であっても異なる。
下表はドイツのもので、

1920-1925 1945-1950 1965-1970 1985-1990 2005-1010
Epoche I
Epoche II
Epoche III
Epoche IV
Epoche V
Epoche VI

現在ではエポック6に移っているようだ。ちなみにEpocheは「エポッへ」と読むらしい