風立ちぬ

堀辰雄の短編の一節に 「風立ちぬ いざ生きめやも」とある。
フランスの作家 ポール・ヴァレリー の 「海辺の墓地」よりの引用とのことだが、当時この言葉が心に残っていた。

折しも、松田聖子の「風立ちぬ」が巷間流れていた頃の晩秋、八ヶ岳高原を訪れた。
松田聖子の唄は先述の詩とは異なり明るいものだが、
清涼な高原の光景は生への希望を願うかのように朝靄の向こう遠くに富士山が望まれた。

 

清里高原

 

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カテゴリー: Scenery