大丸心斎橋店ブルジョン メルクリンランド

心斎橋大丸の南館が、「ブルジョン」と呼ばれていた頃、5階の玩具売り場の一角に鉄道模型売り場があり、メルクリンランドとして、メルクリンの鉄道模型のジオラマ(レイアウト)が飾られていたことに、記憶はありませんでしょうか。

メルクリンZゲージの鉄道模型を始めた頃、大丸に直接問い合わせたところ、

心斎橋大丸「ブルジョン子供館」は、新しい時代に生きる情操豊かな子供たちの成長を祈り、大丸二世「ブルジョン」(萌えいずる芽)とネーミングされ、昭和45年4月12日に開館し、5階のプレイタウンに、西ドイツ製メルクリンランドとして鉄道模型レイアウトが設置されていた。

との回答をいただきましたが、それ以外の記録は残っていないとのことでした。

また、鉄道雑誌についても、鉄道模型趣味の広告欄に、運営していた京都模型の広告として、大阪・大丸百貨店 ブルジョン子供館 5階 玩具売場 の1行を見つけたのみでした。

 

昨年、久しぶりにグーグル先生のお世話になり、和田一郎様のブログに、当時のチラシを見つけることがきました。

また、明石小五郎様のブログにも、日本模型新聞の記事を見つけることができました。

早速、ブログ開設者の和田一郎様並びに明石小五郎様に連絡を取り、画像使用のお許しを得たのですが、記事にまとめるのが遅くなり、ようやく紹介できることになりました。

 

和田一郎様のブログ記事によりますと、

西ドイツ製メルクリン社の鉄道模型パノラマやミシシッピ川の外輪船の模型なども設置され、南館全体が子供連れで楽しめそうな内容になっている。

とあるのですが、ミシシッピ川の外輪船の模型については、残念ながら記憶に残っておりません。

 

明石小五郎様のブログ記事に掲載されている、日本模型新聞の記事には、

なかでも爆発的な人気を集めているのが鉄道模型の「メルクリンランド」百万円をかけた鉄道模型レイアウトは、四・二メートル×一・六メートル(外周二車線)のパンタグラフ式をはじめ三台のパノラマレイアウトを中央に設置、都会では味わうことのできないのどかな田園風景、その中を汽車がゆっくりと走っている。六個のマイクからは、汽車がトンネルから出てくる音、橋を渡る音、警報機の音などが流れてきて見ているうちに自分が都市のド真中にいることを忘れてしまう。この鉄道模型レイアウトは新聞、テレビに報道されており開店当日は日曜日も重なって「メルクリンランド」は黒山の人だかり

と紹介されており、メルクリンのレイアウトのほか、アーノルド9mmゲージのレイアウトも設置されていたとのことです。記事には、鉄道模型レイアウトのほか、同じ売場内の鉄道模型売場、光学製品売場、プラスチック模型売場も、写真を交えて紹介されております。

明石小五郎様のブログ記事に掲載されている画像を、Colorize Images で着色して、当時の模様を再現いたしました。

 

私も、小中学生の頃、両親に大丸心斎橋店に連れられた折には、両親の買い物中、この売場で鉄道模型を眺めていたものでした。

 

和田一郎様並びに明石小五郎様のブログ記事のおかげで、永年気になっていた、心斎橋大丸ブルジョンのメルクリンの鉄道模型レイアウトについて、ようやく氷解いたしました。

画像使用のお許しをいただきました、和田一郎様並びに明石小五郎様には、この場をお借りしてお礼申し上げます。

チン電 in チン電

11月3日、当職の任意団体による厚生事業として、阪堺電車を貸し切って昼食会が開催されました。

この企画を聞いた時から、阪堺電車の中で阪堺電車の鉄道模型を走らせようと密かに計画をしておりました。

当日の車両がモ701型であることを幹事さんにお聞きし、Vayashis’s ペーパークラフトクリエイターズ さんのホームページより、阪堺電気軌道 モ701形「白浜アドベンチャーワールド広告」の展開図をダウンロード。
展開図は120分の1の縮尺ですので、1/120:1/150ということで80%縮小印刷しましたが、オーバースケール気味となりましたので、77%縮小印刷。
鉄道コレクションの動力ユニットとTOMIXのPS16パンタグラフを付けて完成です。

持参したレイアウトは、上田交通をモチーフとしたミニトランクレイアウト

電源は006Pの積層電池を予定しておりましたが、先日のBaden谷九のミーティングでモバイルバッテリーとブースターを使っておられたので、同様にAmazonで買い求めました。

このPanasonicのモバイルバッテリーは、出力をスイッチでon/off切り替えるので、常時出力が可能とのこと。ブースターでDC5Vから9V/12Vに昇圧します。
2時間の車中、フル走行というわけではありませんでしたが、余裕を持って走らせることができました。

このような、昼食会を企画・開催くださいました皆さんに感謝いたします。

鉄道模型フェスティバル 2018

今年も阪急百貨店で「鉄道模型フェスティバル 2018」が開催されております。
客先に訪問した折に、少し寄り道してきました。
Poster
展示はNゲージを中心に、阪急百貨店開催ということで阪急電車に主眼が置かれておりますが、今年は、開通50周年を迎えた神戸高速鉄道にクローズアップ。
といいても阪急沿線民でない私にはあまり食指の動かない分野。
エルマートレインのヨーロッパ型レイアウトの展示も無く、会場をザっと流して、気になったところをスマホでスナップしたところを紹介します。
Module
中央にはTOMIXの複々線のモジュール式レイアウトが置かれ、何本もの列車が周回しながら走行しておりましたので、これも、Osaka Z DaysでのRZモジュールの展示の参考にならないかとパチリ。
このように、各モジュールの説明を掲示するのも良いですね。
今年のOsaka Z DaysでのRZモジュールの展示はコの字型配置の変形ドッグボーンですが、複線で列車がすれ違う光景もやってみたいところです。
Display1Display2
歴代の阪急電車の模型をディスプレイケースに展示されているのを見て、Osaka Z Daysでの模型の展示方法の参考にならないかとパチリ。
ディスプレイケース内での模型の展示に、このように車両の解説を交えるのも良いかな。
会場 奥では「じゃりちゃん鉄道」のHOゲージのレイアウトで模型の体験走行が開催されておりました。
Sakuratani
その中に気になったのがこのショット。
大阪府豊能郡豊能町に15インチゲージの庭園鉄道「桜谷軽便鉄道」があります。
これを見事にHOゲージのレイアウトに組み込んでおられました。
会場の外には鉄道グッズの販売ブースが設けられており、鉄道模型も販売されておりますが、ノッホのアタッシュケースレイアウトが展示販売されておりました。
SerfausMeran
今年の新製品のアタッシュケースレイアウト。小さいほうが「ザーファウス」、大きいほうが「メラン」
線路配置も変更されたレイアウトボード、コントローラーも新しいものになっております。
しかしお値段は...

泰茅鉄道のさよなら運転会@ビバン模型製作所

昨日はビバン模型製作所内にあるレイアウト泰茅鉄道のさよなら運転会にお邪魔してきました。
ビバン模型製作所は土佐堀1丁目にあり、自宅にも近く、毎週買い物の度に前を通っているのふぇすが、10数年間、一度もお伺いすることもなく、このさよなら運転会が最初で最後の訪問となってしまいました。
ビバン模型製作所では、Njゲージといって、Nゲージだと1/150 9mmの線路幅のところ狭軌感を実感的に見せるため1067mm÷150≒6.5mmとしてZゲージの線路を使い、車両もそれにあわせて改造して販売しており、泰茅鉄道はオーナーの織田さんが、ご子息と一緒に製作されたレイアウトです。
ビバン模型製作所の西区本田への移転に伴い泰茅鉄道のレイアウトも個人宅に移設されるとのことで、さよなら運転会が開催されました。
泰茅鉄道は、2畳ほどのメイン部分とそれに繋がる駅から構成されており、かなり作りこまれております。
Ef66

こちらが、NjゲージのEF66です。比較画像では解りづらいところもありますが、車体に比べて線路幅が狭くなっていますので、狭軌感が実感できるのではないでしょうか。
Narow

762mm÷150≒5.1mmの泰茅鉱山軌道です。
9mm→6.5mmの改造もすごいですが、更に5.1mmまで切り詰めております。
軽便鉄道の鄙びた雰囲気が良くでております。
Swiss

持ち込み運転が可能ということでしたので、Njではありませんが、スイスの車両を持参しました。
左は、ドイツのフライシュマン製の登山電車をメルクリンのレールバスでNm(1000mm÷160≒6.5mm)化改造したもの。
右は、KATOのGe 4/4 II(泰茅鉄道在籍)とベルニナ急行客車のNj化改造したもの。
この日は、レイアウトの奥までは開放してくださり、名所「烏居川橋梁」で撮影。
実は、ドイツのLok14製のスイス レーティッシュ鉄道 Ge6/6 Iも持参していたのですが、カプラー不調のため運転できなかったので、帰宅後リベンジして一人運転会を行いました。

ジオラマ カフェ&バー 鉄道SL倶楽部 デゴイチ

京都にジオラマ カフェバーを見つけたと、谷9メンバーのとりとんさんよりの情報。
4日にちょうど、京都に行く予定があったので、ハプスブルク展の後、祇園花見小路へ。
四条通から北に向かい新橋通りの次の新門前を東入る
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向きの関係で入り口がわかりにくいが、ジオラマ カフェ&バー 鉄道SL倶楽部 デゴイチの看板が。

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枕木の立ち並ぶ奥に向かい、エレベーターで2階へ

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エレベーターを降りると目の前に大きなレイアウトが拡がり、その中央部には駅

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この日はいつに無く寒く、早速焼酎のお湯割りをいただきながら、レイアウトを眺める。
山科のカーブを思い起こさせる大カーブだ。

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反対側は春の風景。かなりの奥行き

動画のほうも紹介しよう